ドラマ銀と金最終回感想|森田の荒っぽい性格の謎にようやく納得!

   

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ドラマ版「銀と金」12話の感想です。

ドラマ「銀と金」各エピソードの感想はこちら

第11話から、本格的な蔵前麻雀が始まりました。

12話では、森田が蔵前を追い詰めるための大三元(役満)をテンパイしたところから始まります。

 

あらすじは以下。

蔵前仁(柄本明)の総資産6,000億円を根こそぎ奪うため、森田鉄雄(池松壮亮)は平井銀二(リリー・フランキー)とともに、麻雀対決に挑んでいた。
森田の手配は、役満“大三元”まであと一手。森田が役満であがれば、役満祝儀として蔵前から約6,000億円を手にすることができる。
蔵前の部下は総資産を失うことを恐れて、示談で勝負を放棄する提案をしたが、蔵前はそんな言葉に耳を貸そうともせず、森田との勝負に突き進む。
果たして森田は蔵前に勝利することができるのか!?最凶の麻雀完結編!(C)テレビ東京
出典:銀と金 amazon プライムビデオ

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ネタバレ注意:まんが原作とドラマ版との違い

ドラマ「銀と金」第12話。

まんが原作とドラマ版の違いを簡単に比較し、その後、個人的な感想や評価を加えています。

あらすじや内容を含みますので、閲覧に注意してください。

 

蔵前の総資産

まんが 1兆5000億
ドラマ 6000億

「まだ我々が優位である事には変わりがない」

原作まんがでは、蔵前がここで汗をかきながら葉巻を演じております。
しかし葉巻をつけるライターの火がなかなかつかずカチカチと何度も着火を失敗する。
そこに蔵前が平静を装いながらも内心で焦っている描写が されています。

一方ドラマでは 蔵前(柄本明)は葉巻を口にはしません。
あくまで無表情。猫背気味で雀卓を見つめています。

まんがでもドラマでも、「平静を装いつつも、内心の焦り」がよく表現されています。

 

場代アップ

まんが 蔵前が親なのでアップする
ドラマ 森田が親なのでアップしろと蔵前が提案。森田が受ける。

 

なぜ森田は場代アップを受け入れるのか???
少々理解に苦しみます。

場代アップを受け入れるメリットは、「供託金の蓄積」です。
ここで役満を上がれなくても、蔵前から多大な供託金を蓄積させられる。
また供託金が多いほど、役満祝儀も上がります。

一方デメリットは、「二度ヅモ」ができなくなる。
「死を覚悟している」森田であれば、二度ヅモ権利を優先させてもいいような気がしますが。

なぜ森田を親にしたのかも、よく分かりません。
おとなしく、原作と同じように蔵前を親にしておけばよかったのでは?

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蔵前の待ち=森田と銀次のカン

まんが 5筒と8筒
ドラマ 3筒と6筒

原作とドラマで蔵前の待ち、和了牌が変わっています。

この変更は、原作に出てくる不都合が修正されています。

原作の8筒だと、のちに矛盾が生じるからです。これは後述します。

 

王牌を開ける

まんが・ドラマともに同じ。

銀二が「中」を2枚持っているだろう、と蔵前が推測するところもほぼ同じ。

 

蔵前が下りる

まんが 「ギブアップ」と、待ちがないことを公表。手牌をわざと公開する。
ドラマ 単純に降りる。

まんが版では、降りる前に、20億4800万に場代をさらに上げます(蔵前が親なので場代アップの権利はある)。
そして、「なぜ銀二が降りないのか?」という理由を頭の中でめぐらせます。

銀二が降りないのは、最後に森田に和了牌である「中」をさしこもうとするから。
さしこむつもりがないなら、1ツモ20億もの場代についてくるはずがない。
(森田・銀二の軍資金は500億。)

このように考えてから、蔵前は降りを宣言。

ドラマでは、場代アップの権利が蔵前にないので、場代は10億のまま。(森田が親)

 

手牌を上半分見せる銀二

まんが・ドラマともにほぼ同じ。

ここで、先述した蔵前の和了牌の変更が意味を持ちます。
原作では、8筒をカンした銀二。

8筒の色は、青(緑?)です。
それに対して、6筒・7筒の色は、赤。

だから原作だと、この銀二のトリックは破たんしています。色が違うからです。
「蔵前はここで銀二のペテンに気が付くはずだ」
という意見もあります。

ただし、蔵前がこの土壇場で色の違いに気づくほど冷静であったというのも不思議な話です。
原作のトリックだと絶対成立しない、というわけではありません。

とはいえ、余計な批判を回避するために、ここはドラマ版のように変更するのが賢明でしょう。

 

蔵前のラスヅモ

まんが 「頼む……神様……!」
ドラマ 独白(心の声)もなし

表情と立ち振る舞いだけで演技する柄本明に注目するほかありません。

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森田のロン牌(1筒)を切る石田

まんが 蔵前に相談してから切る
ドラマ 自分の判断で切る

これ自体では大した違いではありません。
そこで蔵前の促しを無視してツモろうとします。
それを蔵前は制止。「バカ! よせ!」と叫びます。

ここで、森田役の池松壮亮の全身が震えているのが分かります。
これはスゴイ。

人間緊張すると、身体が震えるものです。
間隔を置いてぶるぶると震えたり、間断なく小刻みに震えたり。

この辺り、原作よりも森田の緊張感が圧倒的に伝わる。見事です。

 

森田のラスヅモに対する蔵前

まんが 「ひっ!」と雀卓上で顔を覆う
ドラマ 雄たけびを上げて立ち上がり、袋井に抱き着く

ドラマ版のほうが、蔵前が派手に動きます。
森田が「中」をツモれず、2ソウを切った後、
黙ってその牌を拾い、手の中で転がした後
「引けなかったね……」とささやく。

ドラマ版の蔵前は、性格設定がだいぶ原作と異なりますが、
まったく違和感がありません。柄本明おそるべし。

 

銀二による蔵前への提案

まんが・ドラマともに大きな変更なし。

原作では「蔵前にひかせろ」と叫ぶ森田を、安田「早まるな」と制止します。

蔵前は銀二の提案を受け入れますが、ドラマ版では森田がキレます。

「待てよ! 勝負しろよ蔵前!」などと。

それに対し銀二は「森田」と一言かけ、にらみつけます。

そして森田は引き下がります。

相変わらずドラマ版では異常に血の気が多い森田です。

 

決着後(クライマックス)

まんが 銀二を畏怖する森田
ドラマ 銀二と離反する森田

「オレは1人の力で勝ちたかった」とほざくドラマ版の森田。
どうしたんだ。

「誰も命救ってくれなんて頼んでない」とヤケクソをいう森田。
どうしたんだ。

「銀さんの跡取りはお前だ」と森田に声をかける船田。
どうしたんだ。

「オレは銀さんと身を焼くような勝負がしたいんですよ」と叫ぶ森田。
どうしたんだ。

「だからやめます」
えっ!!

礼をして、巽の店を出ていく森田。

これは、原作を知っている人でも予想外の結末。

原作の森田は、蔵前戦での顛末について、不満げな様子はありません。

まして離反などせず、まだまだ続きます。

 

エピローグ(3年後)

まんがになし。ドラマオリジナル。

3年後にカジノで再会し、「今ならあなたに勝てる気がする」と森田が言って終わり。

いったい何の勝負をするのかよく分かりませんが。

 

まとめ ドラマ版での森田の性格が最後の最後で生きる

ドラマ銀と金は、蔵前麻雀を持って終了です。
原作はコミック11巻ありますが、ドラマで扱った内容は、
おおむね6巻(7巻の冒頭)までの内容に当たります。

各エピソードの感想やコメントをしていく中で、
「ドラマ版の森田は気性が荒い」
というような指摘を何度となくしていました。

原作コミックの森田は、もっと冷静で、相手を大声を出すような真似はしません。
(画商との対決でも、西条との対決でも)

なぜこんな性格設定をしたのだろうか?
と疑問に思っていました。

ドラマは映像なので、派手なシーンがあったほうが、視聴者を退屈させません。
「気性が荒く、定期的に大声を張り上げた方が、視聴者もテレビ画面を見てくれるから」

深夜放送で眠いですし、いきなり大声がテレビから流れたら、携帯見てても顔をあげますよね。
こんな理由だろうなと考えていました。

ところが、それが最後の最後のシーンになって、それだけじゃないと分かりました。

森田の離反を描きたかったのか、と。

森田が銀二のライバルとなっていく姿を描きたかったのか、と。

これであれば、確かに気性が荒っぽいほうが、都合がよい。

最後の最後でようやく納得がいきました。

 

第13話について

テレビ放送は12話で終了ですが、

アマゾンプライムビデオだと、特別篇第13話が視聴可能です。

といっても、第12話(最終回)の続きではなく、

時間的には、第3話と第4話と思われる、1話完結のエピソードです。

『銀と金』の原作で、1,2を争う緊迫した物語「有賀編」です。

興味ある方は以下からどうぞ。

銀と金 amazon プライムビデオ

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ドラマ「銀と金」各エピソード感想はこちら

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