銀と金13話感想|原作ファンの期待に答える有賀の恐怖

   

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ドラマ版「銀と金」13話の感想です。(アマゾンプライムビデオ限定配信のエピソード)

ドラマ「銀と金」各エピソードの感想はこちら

 

あらすじはこちら。

[Amazon限定第13話]
森田鉄雄(池松壮亮)は、平井銀二(リリー・フランキー)から仕事を頼まれ、船田正志(村上淳)に連れられて、とあるリフォーム中の住居にきていた。
その住居の2階には、殺人鬼の有賀研二(手塚とおる)が監禁しており、警察に引き渡す翌日まで、逃げないように見張りをするというのが森田に任された仕事だ。
見張りは、部屋の中で有賀を1対1になり監視し、森田含めて5名が1時間ごとに交代して行う。
監視する有賀という男は、ただの殺人鬼でなく、昨年末から関東1都6県の女子供6人を殺した平成の殺人鬼だった。
ドラマ「銀と金」のスピンオフ“連続殺人鬼・有賀編”!! (C)テレビ東京
出典:銀と金 amazon プライムビデオ

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ネタバレ注意:まんが原作とドラマ版との違い

ドラマ「銀と金」第13話。

まんが原作とドラマ版の違いを簡単に比較し、その後、個人的な感想や評価を加えています。

あらすじや内容を含みますので、閲覧に注意してください。

 

舞台

まんが マンションの1室
ドラマ リフォーム中の一軒家

広いほうがいいという判断なのか、
それともマンションでは撮影できるロケーションがなかったのか。

それほど目立った違いはないかと思います。

それよりも大きな違いは、銀二が登場しないこと。

銀二の代りに、船田が森田を案内していること。

原作では、銀二が森田を案内しますが、ドラマでは船田が代役を務めています。

 

見張り役の数

まんが 森田含め、6人。
ドラマ 森田含め、5人。

ドラマのほうが1人少ないです。

また、原作ではそれぞれの見張りに個性(キャラクター)が与えられていません。

ドラマでは、ある程度与えられています。

1. 万一のためにということで、プロの殺し屋の女性。(高橋メアリージュン)
2. リーダー格の男(深水元基)
3. 分かれた妻子のいる男
4. 帽子の男(特に個性はない。『銀と金』のまんがを読んでるくらい)
5. 森田。

このような構成になっています。

 

有賀(手塚とおる)を見張る部屋

まんが 待機場所(リビング)の隣の部屋。鍵なし。
ドラマ 2Fの一室。南京錠で鍵をかけている。1Fが待機場所。

このあたりどうでしょう。
マンションでは、万一の際に、外にいるほかの見張りがすぐに駆け付けられます。

それに対して、ドラマでは、2Fに鍵。
距離の遠さ。
鍵開けの時間と手間。

ドラマ版なら、最悪1VS1の見張りがやられても、鍵を開けなければ有賀が出ることができません。
まんがなら、有賀は好きなタイミングで部屋を出ることができます。

どちらが良いのかは、専門家の意見が待たれるところです(笑)

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森田が見張る

まんが 銀二が中にいて、銀二と交代する形
ドラマ 妻子持ちの男と交代。

ドラマでは、船田が有賀を見張るというシーンはありません。

 

弾倉が空だと気づく森田

まんが 動揺しながらも、有賀に悟られまいとする森田
ドラマ 「なんで……?」と地べたにはいつくばって弾丸を探す森田

これはドラマの森田まずいでしょう。
しかし、ドラマの演出のほうがおもしろいことは否定できません。

### 見張り中の森田と有賀
まんが 会話することなく、お互い近距離で椅子に座って向き合ったまま。
ドラマ 布団から起き上がり、声をかける有賀。「動くな!」と森田は叫び、そのまま向かい合う。

まんがの有賀は一切口を開きませんから、不気味です。
ドラマでは、はいつくばって弾がないか探す森田に「どうしたの?」と声をかけます。
これもこれで、非常に恐怖感があります。

1時間経過し、交代のとき、帽子男が銃口を向けて固まっている森田に「おいどうした」と声をかけます。

原作まんがでは、お互い近距離で椅子に座っているため、銃口を向けているのが自然でした。微妙に違いますね。

 

銃口に弾が入っていない理由

まんが 広瀬さんのアイデア
ドラマ 銀二のアイデア

まんがでは、広瀬というキャラクターが登場します。
しかし、1回きり登場しただけで、よく分からないキャラクターでしたから、詳細説明は省きます。

「有賀に武器が回っては危険だ」
という理由で、広瀬は弾を抜いた銃で見張るようにアドバイスします。

それに対してまんがの銀二は、それに賛同はしつつも、不十分だと言います。

「1VS1の状況は危険すぎる。多少寝なくても、常に2人以上で有賀を見張るべき」

と主張しています。

一方のドラマ版は、弾なし銃で見張るのを銀二のアイデアにしました。
これは別に広瀬というキャラクターを省くためで構いませんが、
原作まんがにおける、銀二の「1VS1が危険」という認識が抜けていることになります。

原作を知っている人からすれば、ドラマ版の銀二は、
まんがの銀二よりも「危機管理の認識」が低い、という印象を与えます。

 

動き出す有賀

まんが・ドラマともに、帽子の男から手にかける。

 

交代時間になる

まんが 銃をもった北山が有賀の部屋へ移動
ドラマ 銃をもった北山が、森田に娘の写真を見せ、ほっこりしたところで交代に行く

ドラマでは本来は、リーダー格の男の順番。
しかしリーダー格の男が眠いから先に行ってくれと頼むという描写が追加されています。

また、森田が充電のために携帯をテーブルに置いておく描写も追加されます。

北山が部屋に行き、服装を変えた有賀の手にかかります。

原作とドラマで刺す箇所が違いますが、きっと放送倫理などの規定があるのでしょう。
あまりにキツイ描写を避けたのではないかと思います。

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様子の異変に気が付く森田

まんが 変装した有賀は森田たちの横を通ってトイレへ行く
ドラマ 交代者の戻りが遅いことから森田が2Fへ様子をうかがいに行く。

まんがでは、黙ってトイレへ行く有賀が、ドアを何回か開け閉めします。
その音で、普通の行動ではないと悟った森田が、「いまのは有賀だ」と気づきます。
そして、見張り部屋に入り、事態に皆が気が付きます。

ドラマでは、なかなか交代者が戻ってこないと森田が不安になります。
高橋メアリージュンに「なら見てきたら」と言われ、2Fをうかがう森田。
そこで床に血痕・開錠されたドアを発見し、「有賀が逃げ出した」と1Fの2人(リーダー格の男と女殺し屋)に報告。

 

有賀との対決

まんが ほかの見張りは逃げ出そうとし、あっさり有賀の手にかかる
ドラマ リーダー格の男がまず撃たれ、高橋メアリージュンVS有賀

まんが版では、ほかの見張りは、玄関に逃げ出します。
背中を見せて、あっさり全員やられます。
その間に森田は、身を隠します。

ドラマ版では、高橋メアリージュンと有賀との対決が挿入されます。
高橋メアリージュンの武器はナイフですが、微妙な距離で、銃を持った有賀にあっさり撃たれてしまいます。
何もできない森田。有賀にタックルして何とかその場を逃げ出し、2Fへ行きます。

有賀の手から銃を落とせなかったのが、致命的。
銃を落としていないのに、なぜあんな風に距離をおいて構えてしまったのか。

また、撃たれたリーダー格の男も、不意を衝いて反撃しますが、結局やられます。

 

森田VS有賀

まんが 死体にカモフラージュした森田が、有賀の不意を衝くことに成功
ドラマ 死体にカモフラージュした森田だが、有賀に見破られる

まんがではだまされた有賀も、ドラマではだまされませんでした。

これは原作を知っている人も、知らない人も驚きです。

「有賀強すぎ!」

 

休戦を提案する有賀

まんが・ドラマともほぼ同じ。

お互いのナイフを手放す描写。有賀が家を出ていく。森田が顔を洗う。
すべてほぼ原作通りに進行しています。

ただし顔を洗っている間、
まんがにはあった独白が、ドラマでは省略されています。

1. 有賀を逃がしてしまってよかったのか?
2. だからと言ってオレが闘えるわけがない
3. しかしお互い武器を手放した状態なら、組み伏せたかも
4. 有賀の言うとおりに従ってしまった、畜生!

まんがでは、このような森田の心理が、顔を洗っている際に独白されます。

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鏡越しにいる有賀

まんが・ドラマともに同じ。

一番怖いところですね。
まんがでは、肩や腕などに切りつけますが、ドラマでは腹部を刺します。

さっき妻子持ちの男にとっては致命傷だったのですが、森田は割と動けています。

 

火のついた木材を見せつける森田

まんがにはそのような描写はなし。
ドラマでは、有賀は火についてトラウマがあるという設定を追加しています。

「なにこれ……」と一瞬思いましたが、風が吹いて消えてしまいます。

これは良かったですね。
「おいおい嘘だろマジかよ!」とうろたえ叫ぶ森田も最高です。

もしこれで森田が勝っていたら、日本中から非難・抗議が殺到します(笑)

 

絶体絶命の森田

まんが 切りつけられ続ける森田
ドラマ マウントポジションをとられ、必死に有賀の腕を抑える森田

まんがの有賀は、あえて森田に致命傷を与えず、切り刻んでいきます。
ドラマの有賀では、「切りつける」のではなく「刺す」という意識です。

 

森田に助っ人が入る

まんが 銀二が駆けつける
ドラマ 船田が駆けつける

まんがでは、組長がマンションへ電話をかけ、出ないことに危機を覚えた銀二が駆けつけます。
ドラマでは、高橋メアリージュンが最後の力を振り絞って、森田の携帯を使い、船田に連絡を取りました。

船田は有賀を一撃で倒しますが、まんがでは「有賀VS銀二」という闘いに入ります。

原作まんがでいうと『銀と金』第3巻にあたります。

 

決着

まんが 有賀を倒した銀二は、意識が薄れる森田を車に乗せ病院へ行く
ドラマ 腹部を刺されたにもかかわらず、森田はかなり元気に動き回っている

1話完結なので、森田が元気に動いていたほうが良いでしょう。
あるいは、船田が有賀を倒した後、森田は倒れ、ブラックアウト。
目が覚めると病院にいて、
「大変だったな」「強運だ」「よくがんばった」

などと船田から声をかけられて終わり、という感じでもよかったかもしれません。

 

まとめ 原作の恐怖感は十分にされ期待通りの出来

有賀編がamazonビデオ限定で配信されるという情報をキャッチしたとき、

「たしかに地上波でやるには怖すぎるな」と思うと同時に、

「有賀編はめちゃくちゃおもしろいだろうな」という期待がありました。

高橋メアリージュンの闘いの立ち回りに疑問を感じるところもありましたが、

期待に負けず劣らずの出来だったと個人的には感じています。

銀と金 amazon プライムビデオ

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