ドラマあなたには帰る家があるの感想です。
「いや金曜の夫婦そろってみるドラマにしてはとんでもないドラマだった!」
そんな感想や評判が多いですね。
たしかに、夫婦ケンカするところとか。

なんて思いました。私は放送前に
- 「全然原作とコンセプトが違いそうだな」
- 「ちゃんと面白く仕上がっているんだろうか」
と不安の声を表明していました。
その不安は、非常に良い意味で裏切られました。つまり、とっても面白かったです。
原作の大切なところはきちんと、踏襲されていましたね。例えば
「花が綺麗ですね」と庭で玉木宏が木村多江に話したり。
- 「奥さんなんて、八百屋さんに呼ばれてるみたいで嫌だ」
- 「じゃあ茄子田さん、じゃなくて、綾子さん。」
こんなふうにやり取りをするのも、原作通りで素晴らしいです。
感想や評判は?
皆様の意見はいかがでしょうか?
少し見てみると、木村多江が「浮気の常習犯じゃないかな」という予想があります。
- 「家にやってきた、不動産屋の営業を簡単に手玉に取るだなんて、絶対にこいつは毎回いろんな男に手出ししている」
- 「木村多江は、これは絶対に計算どおりだな。」
そんな意見がありました。
雨に濡れた木村多江最強だわ…その状況で「寂しい……」はもうこれ以上ないほど強いわ…ホテル行っちゃうわ… たぶん常習犯だわ…色んな男落としてるわ……
これ、木村多江は常習者とみた
木村多江はもうトラップでしょ。弱いように見えて襲ってくるみたいなトラップだから気を付けて
確かに、木村多江は全てをわかった上で、玉木宏を手玉に取っている、スーパー悪女というイメージもありますね。
では実際に原作ではどうなのでしょうか?
ちょっとネタバレになるんですけれども、ご説明しますね。
茄子田綾子(木村多江)原作とドラマの違いは?
木村多江、(茄子田綾子)は、これまでに一覧も浮気をしたことがありません。
ユースケサンタマリアを裏切るのは、これが初めてのことなのです。
これまではずっと、家族に尽くしてきました。
- 義理のお母さんにはいびられて、
- 夫には、いばられて。
義理のお父さんだけは、綾子さんのことが好きなのです。が、すでに家庭内での力はなく綾子さんのことを守ってあげることができていません。
どうして義理のお母さんが綾子さんのことを嫌っているかというと、それは理由があるんです。
しかしあまりにも革新的なネタバレになるため、ここでお伝えすることはできません。
完全なネタバレになる内容は、別の箇所で書きたいと思います。
原作を知っている私としては、第一話から雨の日に木村多江を車に乗せて、ホテルへ行くという描写があるとは思いませんでした。
物語の中盤あたりの話なので、これをいきなり持ってくるのは後の話どうするんだろうと、ちょっとハラハラドキドキですね。
気になる第2話の予想は?秀明が家事を手伝う?
第二話の予告が少し流れましたね。そこでは玉木宏が
- 「今までの生活と打って変わって、洗濯をしている」
- 「やたらと家事の手伝いをするようになる」
という描写がされています。
「後ろめたいことがあると、男は家事を手伝うようになる」
真弓はそんな話を聞いて夫の浮気を疑い出す、という予告でした。
これは原作とは、結構違っているんですね。
原作では、真弓は自分では全く浮気に気がつきません。薄々気がついてはいるのですが、はっきりと知るのは、物語のずっと後になってからです。
さらに、玉木宏(秀明)は、原作では生活上全く変化を見せません。
「休みの日に、やたらと出かけるようになった」
それくらいで、家事の手伝いをするようになるなど、後ろめたいような行動は一切見せません。
そういう意味では原作の秀明の方が、ドラマの玉木宏よりも浮気を隠し通すスキルは高いといえますね。
原作との違いが予告で浮き彫りになりそうです。
まとめ
あなたには帰る家がある第1話の感想でした。
いずれにせよ、非常に面白いドラマに仕上がっていますね。
中谷美紀がヒステリックな役を演じるというのも、結構新鮮で見ものですね。
私は最初中谷美紀がこのドラマの主演をするということで、綾子の役だろうと実は思っていました。
中谷美紀さんの美貌を拝むために観始めたドラマなのでそこは満足してるんだけど、彼女だと気の抜けた服装をしていても髪もお肌もスタイルも完璧に美しすぎてとてもガサツ主婦には見えないという弊害が…。
そうそう、そんな感じ。原作だと、がさつなんですよね。なので中谷美紀=真弓と知ったときは、

という感じです。
この作品の良さは、「主人公が誰だかはっきりしていないこと」にあります。
- 真弓が主人公ともいえる
- 秀明が主人公ともいえる
- 綾子が主人公ともいえる
- そしてどこにでも顔出してくるのが茄子田
原作ではズルズルの泥沼不倫小説ですが、ドラマは果たしてどうなるのか。
ドラマも楽しめそうですね。
好きな作家さんのトレンド入りが本当に嬉しい。「群青の夜の羽毛布」で感じる悲しみの深さも、「きっと君は泣く」での堪えきれない涙も、プラナリアの強さもまだ知らない人が羨ましい!文庫本化されてるから読んで読んで!どの小説も素敵だから!はあー!脚本家さん最高 #あなたには帰る家がある
— ねこにこ (@neco2080) 2018年4月13日
誰も庭の花を見てくれないと言った木村多江のネイル、中谷美紀がはりきってメンチカツを揚げるのが天ぷら鍋じゃなくてフライパン。細かい演出に惚れ惚れした。20年以上前の小説を現代風にするのもお見事だなー。山本文雄さん、大好き。
#あなたには帰る家がある— ERIKO (@eriko_travel) 2018年4月13日

