探偵物語ドラマ斎藤工は原作の辻山と違いすぎる?ネタバレとあらすじ

ドラマ探偵物語の斎藤工は、原作の辻山秀一と違いすぎる?

赤川次郎原作「探偵物語」。主人公辻山は、疲れた中年探偵です。

この辻山は原作とは全然違うと言われています。

  • 辻山に比べたら斎藤工はスマートすぎる
  • 年齢設定が決済印象も違う10歳以上違う
  • いやいや斎藤工さんはかっこよすぎるでしょ
  • 辻山もっと疲れた中年探偵だから

そんな声もあがっています。

 

一番決定的なのは、原作者赤川次郎もそう言っていることです。

赤川次郎さん、斎藤工さん、二階堂ふみさんの3人で対談のニュースがありました。

そこで「斎藤工さんと辻山だと全然イメージが違うね。」という話をしていました。

執筆にあたっては、事件は事件としてミステリー仕立てにしつつ、基本的には“若い女の子に振り回される、ちょっと情けない疲れた中年男”というパターンで恋愛物語にしよう、と考えました。

「松田優作さんもそうでしたけど、疲れた中年という役どころも斎藤工さんが演じると、えらくカッコいいんですよね!」

http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2108984.html

この記事では、原作の辻山の性格や見た目などの特徴をご紹介します。

斎藤工扮するドラマ版の辻山探偵とどう違うのか、考察してみたいと思います。

 

年齢は43歳

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人によってはまだまだ、これからが男盛りという年齢であるが、人によっては、そろそろ方々にガタが来るという、微妙な年齢である。

辻山がどちらのグループに属するかはいうまでもない。ヒゲがざらつくあご、辻山は手でこすった。

くたびれているのは当人だけではなく、身を包んでいる背広とコート、それにかつては茶色買った靴も同様に減価償却を終えてなお酷使されている。

 

原作は43歳ですが、ドラマでは36歳。

ドラマではここまで疲れた感じはないです。

直美は原作で、寝ている辻山に、こう語り掛けます。

「救い難いバカ……石頭。中年太りまるアル中。ハゲ。健忘症。老眼。神経痛。自律神経失調症……」

ひどい言いようですが、これすごくいいシーンなんです(笑)

ちなみに原作の角川文庫では、270頁の部分です。

 

仕事はドジばかり

辻山のいいところは怒鳴られたからといって「社長の馬鹿野郎が」などと悪態をついたりしないことだ。実際、いつクビになっても仕方ない状況なのである。

  • やっと浮気の現場を押さえたらカメラにフィルムが入っていなかったとか
  • 盗難癖のある主婦を尾行していて逆にスリと間違えられて捕まったり
  • 車での追跡にレンタカーを借りたら、接触事故を起こして修理代を払わされたり

このところ、失敗続きでろくなことがないのだ。

 

これは原作もドラマも一緒です。ドジな探偵さん。

 

辻山は一人暮らし

もう5年も昔のことになってしまったが、妻が見たこともない若い男と、ラブホテルのベットの中にいる。そこへ飛び込んでいった辻山。

「因果な商売だよまったく」とつぶやく。他人の浮気を追い回しているうちに、自分の女房に浮気されていれば世話は無い。

 

他人の浮気調査の現場を押さえたら、浮気相手は妻でした。

本当に、貧乏だし、生きてても何にもいいことがないみたいな冴えない中年です。

 

直美との初めての出会いで100メートル走って貧血で倒れる

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直美を尾行し、こっそりボディーガードするという仕事を、辻山はいやいや引き受けます。うまくできなかったらクビになります。(あっさりバレますがw)

大学の構内で遠くから見ていると、直美は辻山の存在に気づいてしまいます。

「大学の構内から正門まで全力疾走でいっしょに走るのに付き合ってくれませんか?」と直美が突然声をかけるんです。直美は気持ちよく走りますが、辻山は日頃の運動不足がたたって途中で貧血を起こして芝生の上で倒れてしまいます。

そして保健室へ連れて行ったときに、身分証を見つけて、長谷沼さんが依頼した探偵だと分かるんです。

 

直美の同級生たちとのハイキングに付き合い滑落

ボディーガードとしてどこにでも辻山がついてくるのが直美は気に入りません。困らせてやろうと思って、運動不足の辻山をハイキングに連れ出します。大学の同級生4人でハイキングに行きますが、荷物は全部辻山に持たせてしまいます。

頂上にあがる直前、辻山は足を滑らせて斜面に滑落してしまいます。直美たちはそれに全く気がつかず、頂上に行ってから辻山が滑ったことに気が付きます。

血の気が引く直美。しかし辻山は無事で、直美は胸をなでおろします。

 

この描写はドラマには出てこないでしょうね~。

直美が辻山に、段々と心を開いていく。

その過程が、探偵物語の見どころでもあります。

 

責任感が強く律儀で損ばかりしている

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物語の途中、辻山の前の奥さんである幸子が助けを求めに辻山のところへやってきます。

幸子は暴力団に追われていて、つかまったら命はありません。ほかの男たちは、幸子と関わり合いになりたくなくて、みんな追い返してしまいます。なのに辻山だけは何とかしなくちゃと、必死に幸子は助けようと頑張るのです。

以下は、直美と幸子の会話です。

「あなたのこと、助けずにいられないんだわ。律儀な人なんですもので」

「そう。救いようのないがちがちね。二言目には、これが仕事だ、俺には責任がある。義理を立てるほどの給料なんかもらってなかったくせにで」

辻山は責任感だけは人一倍強い男。

いつも貧乏くじを引く羽目になって、一生損ばかりしているような性格です。

 

離婚した幸子を助けるために苦労する

辻山は、元の妻、勝手に自分のだからから逃げていった本田のために歩き回っている。一文にもならず、およそ得るところのない仕事である。それも好きでやっているわけではないのに、止めることができないのだ。それもやはり気持ちの問題だろう。

これは直美が辻山を見つめて思うことです。だんだんと、直美は辻山に心惹かれていくのです。

 

口癖は「畜生!」

辻山の口癖が「畜生!」。

280ページほどの原作の中で、10回以上口にしています。

  1. 体中が筋肉痛で「畜生!」
  2. 日曜日も直美をボディーガードしなきゃいけなくて「畜生!」。
  3. 直美の意地悪でハイキング。荷物をたくさん持たされて「畜生!」。
  4. 直美とかけっこをして負けて「畜生!」
  5. 古い電気カミソリの調子が悪くて「畜生!」
  6. ヤクザの手から逃れるためにタンスの中に入って脱出した時に体が痛くて「畜生!」

ちなみに映画版では畜生なんて一言も言ってません。

ドラマ版でも言わないでしょうね~。

 

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直美の恋心に気が付かない

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直美は物語の要所要所で、辻山への好意を示します。

でも、辻山はドジで律儀なので、全く直美のアピールに気が付きません。

 

たとえば直美と辻山は、調査の過程で、殺人現場のあったラブホテルの部屋に2人で入ります。

そこでソファーに座って考え込んでいる辻山に、直美は心惹かれます。

辻山は疲れて見えた。しかし、何かを背負っている男の姿だ。投げ捨てようと思えば、そうもできるのに、捨てる気にはなれない男なのだ。突然、直美は胸が締め付けられるように痛んで目をつぶった。頬が熱くなった。風邪でもひいたように。

横になって見る辻山は、それまでの辻山とは、どこか違っていた。もちろん同じ辻山であって、どこかが違っているのだ。顔を伏せ、じっと考え込んでいる。

もう別れて、本当ならばどうでもいい女性のために、苦しんでいる。辻山は元の妻、勝手に自分のところから逃げていった女のために歩き回っている。かっこよくないけども、しかし、決して笑う気にはなれないものだ。

辻山だって、あの薄汚れて、くたびれて、ヨレヨレになったコートみたいな男だって直美や笑うことができなかった。あれだって一生懸命にやってるんだもの。

「辻山さん」と、直美は言った。「キスしてみない?」

じっと目をつぶっていた直美は、長い沈黙に目を開けて、頭を巡らせた。

「ねえ辻山さん」

直美は起き上がった。ベッドから降りて近くに来たら、辻山は静かに寝息を立てていた。

 

さらに……?

幸子を救えなかった直美と辻山。直美は疲れ果てて眠りこける辻山のそばに、そっと寄り添って一夜をともにします。

直美はそっとドアを開け、中に入った。ドアを閉めると、辻山の側へ行って、座る。しばらく直美は、口を半開きにして、うなりともなんともつかぬ声を出している辻山を見下ろしていたが、そっと身をかがめると、唇を辻山の頬に触れた。ヒゲが少しザラついていた。

「前後不覚でも大丈夫かな」とつぶやくと、直美はひょいと立ち上がった。ドアの所へ行って明かりを消すと、少しドアを開ける。玄関の明かりが漏れてきていくらか居間の中を照らしていた。直美は辻山の脇へきてたつと、しばらく辻山を見下ろしていた。そして、パジャマを脱いで行った。

なんともいえない、甘酸っぱいというか、ニヤニヤさせちゃうというか、想像力を刺激するいい塩梅の描写ですね!

原作読みたくなってきたでしょう?(笑)

そして気が付いていたとしても、「年下の子。依頼で関わってる子。危険な目に遭わせたらいけない子」という理性を働かせます。

不器用な男です!

 

ドラマ版ではどうなるか、楽しみですね!

 

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