探偵物語ドラマの犯人は誰?原作の結末ネタバレと密室トリックを詳細解説




赤川次郎原作「探偵物語」の結末は? 犯人は一体誰?

 

ドラマを観て、原作との違いや、殺人事件の犯人が気になるあなた。

 

  • 犯人誰なんだろう
  • ホテルの密室にどうやって入るの?
  • 幸子は犯人じゃないの?

 

この記事では、原作小説から、トリックや真犯人をご紹介します。

原作はとってもおしゃれで軽快な小説なんですよ。

 

 

赤川次郎原作小説の探偵物語あらすじ

赤川次郎原作『探偵物語』

 

簡単なあらすじは以下のとおりです。

辻山は探偵事務所に勤める43歳。責任感もありまじめだが、やることはドジばかり。クビが危うくなってきた彼が命令された仕事は、あと5日で親のいるアメリカに出発する、元気が過ぎる女子大生直美の監視兼ボディガードとおもり。気づかれないように後をつけるが、あっという間に尾行はばれてしまう。

直美に翻弄される辻山の許に、元妻の幸子がギャングに追われ飛び込んで来た。跡取りを殺した疑いをかけられ、狙われているのだという―。

なんと辻山の元妻・本宮幸子(長谷川京子)に、暴力団組織との関わりも噂される「国崎興産」会長・国崎成道(國村隼)の跡取り息子・八代和也(山本剛史)を殺害した容疑がかかっているというのだ。しかも、幸子は辻山と別れた後、国崎と和也の両方と男女の関係にあったというではないか! 半信半疑の辻山だが、幸子は逃亡中で、真実は闇の中。そんな中、憎き幸子を殺そうと行方を追っている国崎が、辻山に接触してきて…!

一方、辻山から一部始終を聞いた直美は興味津々。自分たちで真犯人を見つけ、国崎からも命を狙われる身となった幸子を助けてあげよう、と言い出す。

物語はたった6日間。中年探偵とフレッシュな女子大生のコンビで贈る、ユーモアミステリ。

幸子を助けるために、真犯人を探す、という物語です。

  • では、真犯人は誰なのか?
  • 密室殺人のトリックは何か?

以上の2点をご紹介します。

 

当然ですが、ネタバレを含みます!

 

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ドラマ探偵小説のあらすじを簡単に分かりやすく

 

まずドラマ版の主な登場人物を簡単に確認します。

 

  • 辻山 秀一:斎藤 工
  • 新井 直美:二階堂 ふみ
  • 長谷沼 君江:夏木 マリ
  • 高峰 清人:吹越 満
  • 岡野 祐司:正名 僕蔵
  • 本宮 幸子:長谷川 京子
  • 国崎 成道:國村 隼
  • 前田三千代:山下 容莉枝

 

 

物語の状況は、幸子が、国崎の息子を殺したと疑われています。

なぜなら国崎の息子は、幸子と一緒にラブホテルに留まっているときに命を落とすからです。

国崎の息子は浴室で何者かに刺されて命を落とします。

ドアには鍵もかかっていましたし、チェーンもかかっていました。

マスターキーを持っていてもチェーンがかかってるので中には入れません。

なので、状況的には犯人は幸子としか考えられないのです。

 

で、国崎と部下は、幸子を追いかけています。

そうして幸子は、元夫である辻山の安アパートへ助けを求めてくるんですね。

仕事はできないくせに妙に責任感だけはある辻山は、幸子を放っておけません。

直美も、辻山に心を開いてきた矢先、自分も手伝うといいます。

直美は自宅に辻山と幸子をかくまうことになります。

 

そこへ国崎の部下である岡野たちがやってきます。

直美の自宅である屋敷の門を打ちこわし、長谷沼さんをさらってしまいます。

「長谷沼君江と引き換えに、幸子をこちらに渡せ。24時間以内だ。」

と脅されます。

 

困った3人。

 

  • 幸子は、自分が行くと諦めます。
  • 直美は、お金(1000万円)で解決しようと言います。
  • 辻山は、自分が何とかすると無茶を言います

 

そうして、翌朝、幸子は1人国崎のもとへ行きました。

 

直美と辻山は、何とかトリックを見つけようと、奔走します。

 

探偵物語ドラマ原作の密室殺人のトリックネタバレ

ラブホテルの浴室で殺された国東の息子。

密室殺人のトリックは、浴室の上の換気口が、人の通れる大きさになっていたというのが真相です。

 

これに気がついたのはナオミです。

直美・辻山・幸子の3人は、屋敷へ戻る直前、隠れ家的な高級レストランで食事をします。

そのときの店員とのやりとりはこちら。

 

「騒がしくて申し訳ありません」とウエイトレスが入った。そういえばどこかでにぎやかな笑い声がしている。

「お隣の部屋なの?」とナオミは聞いた。

「いいえ、ずっと奥の方なんです。でもエアコンのパイプが通ってますでしょう。それを伝わって聞こえてくるんです」

「1本のパイプがずっと通ってるんだな」と辻山が入った。

 

 

そしてその夜、 3人でシティーホテルに泊まります。

お風呂につかるナオミが天井を見上げて、閃くのです。

 

天井に換気用の穴が見える。バスルームにそんなに揺れがたまらないところを見ると、十分に換気がしてあるのだろう。

ナオミはふと思った。あの浴室のドアガラスだった。湯気で曇っていたとしても、中の人影はぼんやりと見える。

それなら犯人も裸だったのかもしれない。それなら、返り血を浴びても、そしてシャワーの湯を多少被ったとしても、濡れた服で外を歩く必要がないわけだ。

入り口のドアから入れず、中に隠れる場所もなかったとしたら、犯人はそれ以外の場所から中へ入ったのだとしか思えない。そんなところがあるだろうか?

換気口。1本のパイプが全部の部屋を結んでいる。

もしあのホテルの換気口が広くて人が出入りできるほどのものだったとしたら?

犯人はそこから忍び込んで、シャワーを浴びていた矢代を刺し殺し、またそこから出て行ったとしたら……。

 

 

そう思った直美は、大学の友人である智子に電話。

なぜなら智子はかなりやんちゃをしていて、その事件のあったホテルを普段使いしているのです。

換気口があったかどうか直美は尋ねますが、智子は一緒にホテルへ行こうと誘います。

 

「ねぇ私もさ、ちょっと退屈してるの。今1人なのよ。あのホテルに行ってみない?実際に調べるのがいちばんだと思うけど」

「ともこと?」

「いいじゃない。最近はレズだってホテル利用してるわよ」

ナオミは、もはやついていけなかった。

 

 

そして事件現場のホテルへつきます。事件のあった408号室のとなり、407号室へチェックイン。

お風呂場を確かめると、果たして換気口がありました。

確かに、人が通れるほどの幅がありました。

しかも、積もっているホコリからみて、換気口の床に明らかに「人間が這った痕跡」を見つけたのでした。

 

これが、密室殺人のトリックでした。

 

正直言って、なんてことないトリックですね(笑)

ミステリー小説のトリックとしては、ひどく出来が悪いと言っても過言ではないです。

こないだドラマ化もした医療ミステリー「がん消滅の罠」のトリックに比べたら、もう子供だましレベルです(笑)

がん消滅の罠ドラマ感想と結末は?寛解のトリックをネタバレ解説!

 

文庫の解説ではこのような評価がされています。

 

トリックそのものはシンプルだが、犯人究明の流れとトリックの解明がスムーズに一体化している点を評価したい。

ナオミと辻山という主人公にふさわしい形で、仰々しさを抜きにして謎解きを楽しめる。

 

 

探偵物語ドラマ原作の犯人は幸子ではなく誰?

トリックは分かった。では、犯人は誰なのか?

 

それは、国崎の部下、岡野でした。

 

幸子が長谷沼さんと引き換えに国崎のもとへ向かい、長谷沼さんは直美の屋敷へ帰ってきます。

直美は、前述のようにトリックも真相もわかったので、真犯人を見つけます。

そのために呼んだのが、国崎の前妻の前田三千代。殺された矢代の実の母親です。

 

国崎たちの前で、辻山と直美が真相を暴きます。

 

「彼女は、矢代が殺された時、隣の部屋に男といたんだ」

「なんだと?」

「男は、彼女が眠っていると思って、その間に、浴室の換気口から、空調パイプを通って隣の浴室へ行った。そしてシャワーを浴びていた社殺し、また同じ手順で戻って来たんだ」

「それじゃあ犯人は幸子じゃないというのか?」

「そういっただろう」

「三千代。本当か」

「あのホテルであの子が殺されたなんて知らなかったのよ」

「しかしその時本当に隣にいたのか」

「そう。聞いてみると確かにそうらしいわ。だってあの子はもう私に会おうともしなかったし、私に送っているお金をやめろってあんたに行ったって……私はもう頭にきて楽しみは男だけだったのよ」

「なんだと?送金をやめる?そんなことあいつは1度も行ったことないぞ」

「一体誰がそんなことをあなたに行ったんだろう」と直美。

私思い出したのよ。あの時、あの部屋では、確かに岡野と一緒にいた

 

 

こうして、犯人が岡野であると分かりました。

岡野は動機をこう語ります。

「あのどうしようもないバカ息子を跡継ぎにして、あの少し足りない女房をのさばらしとくなんて我慢できませんよ。私はこれまで命がけで働いてきた。当然私があんたの後を継ぐべきです。あんたの息子を殺して、女房に罪を着せる。それで一気に解決だと思っていたんだが……」

 

以上が、密室殺人のトリックと、真犯人のネタバレでした。

 

続けて、ラストシーン・終わり方はこちらでご紹介しました。

ドラマ探偵物語原作と映画のラストネタバレ!キスシーンは小説にもある?

 

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まとめ

ドラマ探偵物語の原作小説のネタバレをご紹介しました。

 

  • 密室殺人のトリックは、浴室の換気口からの侵入
  • 国崎の息子の命を奪った真犯人は幸子ではなく、幹部の岡野
  • 岡野の動機は、自分が跡取りになるため

 

 

以上でした。

 

ドラマ版では、またオリジナルなストーリーがありそうです。

映画版でも、原作とはかなり違うストーリーになっていましたからね。

 

この機会に、ぜひ原作や映画版にも目を通してみてください。

とってもおもしろいですよ。

 

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