武蔵野夫人(大岡昇平)あらすじ|貞淑な妻の純粋な浮気話
戦後日本文学の傑作名著、大岡昇平『武蔵野夫人』(1950)を紹介します。 「やさしくてひかえめなかわいらしい女の子が、そこまで満足のいかない結婚をしたけれども、結婚してすぐ別の男に恋してしまっ…
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日本や世界の古典文学のあらすじや要約を解説! 読書法や勉強法の悩みも解決!
戦後日本文学の傑作名著、大岡昇平『武蔵野夫人』(1950)を紹介します。 「やさしくてひかえめなかわいらしい女の子が、そこまで満足のいかない結婚をしたけれども、結婚してすぐ別の男に恋してしまっ…
加藤信朗「ヘレニズムの哲学」を参考に、ストア派の学説についてを概観してみます。 ※(服部英次郎、藤沢令夫編『岩波講座哲学16』岩波書店(1968)所収) ストア派の学説は、論理学・自然学・倫理学の3つに大別…
このブログでは、哲学に関する記事を中心に書いていますが、教育にも多少の関心を持っています。 今回のテーマは「教育の限界を見極める」と題しましたが、教育というものをどこまで考えるべきなのかという問題です。 完璧な教え・完璧…
法律を守る。今さらながら、法律を守るとはどういうことなのか、考えてみましょう。 法律を守ることは当たり前ですよね。 少なくとも、私たちのほとんどはそう思っています。 しかし、その当たり前のことさえ守れない人も、当然ながら…
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 あらすじや内容をコンパクトにまとめて要約解説します。 分厚い本ですが、決して堅苦しくて難しい本ではありません。 むしろ「ユーモアとセンスにあふれた楽しい…
アリストファネスとは、古典期アテナイで活躍した喜劇作家です。辛らつな風刺劇を演じて人気がありました。 『雲』というのは、「ソフィストのソクラテス」が出てくる喜劇です。今回はそのごく簡単な紹介をしたいと思いま…
「わかっちゃいるけどやめられない」でおなじみの、アクラシア問題について解説します。 アクラシア問題は、主にアリストテレス『ニコマコス倫理学』で取り上げられた問題です。 『ニコマコス倫理学』の全体をあっさり解…
エピクロスの快楽主義について、何度か考えてきました。その内容は、幸福のために、快楽を第一に考えるというものでした。 今回は、そもそもどうして快楽を第一に置いたのか、という点について見ていきたいと思います。 …
エピクロスの欲望の分類について詳しく見て行きたいと思います。またそれに対するキケロの批判も確認していきます。 3種類の欲望 1.自然かつ必須な欲望 2.自然だが必須ではない欲望 3.自然でも必須でもない欲望…
ルクレティウス『事物の本性について』 エピクロスに端を発する「快楽主義」の検討をする上では、とても面白い本です。 亡くなった友人の思い出は快い感情をもたらす、という主張を見ました。 こちらを読んで戻ってきて…
前回に続いて、エピクロスの快楽主義について見ていきたいと思います。 エピクロスによる欲望の分類 エピクロスは欲望を3つに分類した上で、「自然な欲望」を悪ではないとしました。[1] 1.自然かつ必須な欲望 …
ヘレニズム時代の哲学は、「人生をいかに生きるか」という問題が中心になっていたと言われています。 まさに実践哲学です。哲学や文学を頼りに人生を渡りきっていこうとする私にはぴったりのものかもしれません。 ヘレニズム時代の哲学…