登場回数は少ないものの、その特徴的な眉毛と目が印象的なアシカの「ジェラルド」。
セリフもなく、他2匹のアシカ「フルークとラダー」とは違う雰囲気を醸し出し、
岩に上ると異常に怒られていますね。
- ジェラルドは何か障害を持っているの?
- フルークとラダーにはいじめられているの?
- 繋がり太眉には意味があるの?
ジェラルドに関しては情報も少ないため考察になりますが、アシカの生態含め徹底調査しました!
結果はこのように↓
- ジェラルドは障害と言うより個性的な存在。
- いじめに見えてしまう描写が不快ではあるけど縄張り意識の強いアシカのオマージュでもある。
- 繋がり眉毛はユニークな性格を表している。
詳しく解説いたします!
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ジェラルドは障害というより個性! ちょっと変わってる?
ジェラルドに関してはディズニー公式サイトのキャラクター紹介にも載っていないんです。
(フルークとラダーは載ってるのに・・・)
なのでWikipediaの引用でご紹介致します!
ジェラルド
太い繋がり眉毛が特徴のアシカのオス
よくフルーク&ラダーが昼寝している岩の上に乗ろうとしては追い払われる。
前作に登場したペリカンのジェラルドと名前が同じだが、全くの無関係。
そう。
ジェラルドの特徴と言えば
- 太くて繋がった眉
- 鳥のベッキーのように瞳孔が開いたような目
- なぜか岩に乗ると追い払われる
ですよね。
その顔つきや行動から「何か障害があるの?」と思われますが、そのような記述は一切ありません。
私が思うに、恐らくファインディングシリーズ以外の作品であればこのような疑問は持たれず
- 「個性の一部」
- 「風変りのアシカ」
ってだけだったんじゃないでしょうか?
ファインディング・ニモ・ドリーは「障害をテーマ」にした作品だと言われています。
実際に登場キャラクターのほとんどが「何らかの障害」を持っていますよね。
ジェラルドはフルークとラダーとは違う描かれ方をされていますし、そう思われるのも当然でしょう。
【考察】ドリーのキャラクターは目が特徴的
焦点が合ってなさそうで、何を考えているのか分からない感じ。
鳥のベッキーの目も同じ感じですよね~。
その他ディズニー作品でもこのような顔立ちで描かれるキャラクターを見かけますが、一貫して
- バカっぽい
- マイペース
- 不思議な行動
このようなイメージです。
なので何かの障害と言うよりは「かなり個性的な特徴を持つキャラクター」という位置づけなんじゃないでしょうか?
本編のジェラルドを見ても
- 障害に悩んでいる様子はない。
- フルークとラダーを恨んでいる様子もない。
- ただ岩に上りたいだけ。
このように見えます。
(本人が障害に悩む描写を加えたり、フルークとラダーが説明したり等。)
キャラクター設定に関しては製作者しか分かりませんが、個人的には
「ジェラルドは障害というよりマイペースな個性的キャラクター」を描いたのだと思います。
【批判】フルークとラダーがジェラルドをイジメてるようで嫌だという声も
とにかく岩に上ろうとするジェラルドに怒りを露わにするフルークとラダー。
これを見て
- なんでジェラルドが岩に上ると怒るの?
- 2匹だけ上ってズルいしジェラルドがかわいそう!
しかもそのシーンをギャグシーンとして描いていることにも違和感を感じますよね。
障害をテーマにした作品だからこそ、
障害を持っているように見えるジェラルドへの偏見やいじめのような扱いは非常にナンセンスです。
しかもそんな扱いをしておきながらフルークとラダーがジェラルドに謝ったり反省するような描写もない。
偏見・差別・いじめを肯定してるんかい!
と思われてしまっても当然かもしれません。
確かに扱うテーマがテーマだけに「いじめのつもりはなく、ただのギャグシーンだ。」と言われても腑に落ちないですよね~。
もしフルークとラダーが偏見を持っていじめていたのなら、ちゃんと最後に解決をしてオチをつけて欲しいものです。
しかしこんな見方もあるんです!
フルークとラダーはオスのアシカコンビ。
右の黒くて大きい方がフルークで、左の茶色い方がラダーです。
ジェラルドもアシカのオスとあります。
みんな同じく「アシカ」となっていますが、大きさ・形ともに違うのはアシカとは「アシカ科」の海生生物ってだけで実はそこから細かい種類に分けられるからです。
ディズニー公式での紹介にフルークとラダーは「カリフォルニアアシカ」と書かれてました
3匹のサイズや形の違いから察するに
- オットセイ
- トド
- オタリア
のいずれかに分れていたかもしれませんね。
総称して「アシカ」です。
【分析】フルークとラダーはジェラルドをいじめてたのではなく、アシカは縄張り意識が強いから?
アシカ科のオスは非常に縄張り意識が強いってご存知ですか?
簡単にですが、アシカの生態についてご説明します!
自然界の縄張り争いは主に「エサの確保」や「配偶者の確保」です。
アシカのオスは毎年「配偶者の確保」を欠けて戦います。
勝てば「縄張りをゲットしてその場所にくるメス全てをゲットできる権利」を持ち、
負ければ「縄張りを持てずに退散」します。
縄張り争いに敗れたオス達で繁殖場所とは離れた場所にオスだけの集落を作ってその年を暮らします。
その敗北したオスだけの集落は「悲しみの丘」とも呼ばれるそうです。
なんか非常に切ないですが、これが自然の掟です。
次の年にはまたチャンスが来るのでそれまで英気を養います。
さて話は戻りますがフルークとラダー、ジェラルドはアシカのオスたちです。
どうやらメスをゲットできていない悲しみのオスたちのようですね。
時期がくればライバルとなることでしょう。
そんな本能からかアシカのオスは縄張り意識が非常に強いです。
水族館でもジェラルドのようなアシカを撮影している動画がありました↓
20秒くらいの動画。
見えづらいかもしれませんが、岩から突き落とされるジェラルド立場のアシカがいますね。
完全にファインディングドリーのジェラルドのシーンと同じです。
このアシカの縄張り意識を取り入れたシーンであったとも見て取れます。
ただ2対1になっているのはやはり「いじめ」っぽく見えてしまいますけどね。
ファインディングドリーは「障害がテーマ」と言われていますが、実は元々の魚の特徴を表現しているところも多いんです。
- ジンベイザメのデスティニーは目が悪いが、ジンベイザメの視力は元々悪い。
- ドリーは記憶障害だが、魚の記憶力は元々低い。
などなど。。
擬人化されていますが、本来の生態や特徴はかなり生かされています。
フルークとラダーがジェラルドにした行為はいじめにも見えてしまいます
ですが、縄張り意識の強いアシカを表現しているとも言えます。
でも誤解を受けないように、もう少しキャラクターや行動に配慮した方が良かったでしょうね。
【考察】ジェラルドの眉毛の意味は? 繋がり眉はユニークな性格の証?
やっぱり気になるのがジェラルドの眉毛!
太く繋がっていて「こち亀」の両津みたいですよね。
この眉毛に意味ってあるのかな~?
と調べていたところ「眉毛で分かる性格診断」なるのもが!!!
疑う気持ちもありつつ「繋がり眉」を見てみると?
ユニークな性格の人によく見られるのが、つながり眉毛。
アイデアマンで、常に面白い発想を持っています。
他人の考えには従わず、自分の意見を貫き通すのが彼らの特徴。
なんか・・・当たってる!w
ジェラルドも
- ユニークな性格で
- 面白い発想を持ってて
- 他人の考えに従わず
- 自分を貫いている
そんな感じに見える!
両津もそうですね~。
製作側がこの意味を持って繋がり眉にしたのかは不明ですが、当たっちゃってるところは凄い!
眉毛にそんな意味があったとは・・・
是非みなさんも試してみて下さい!
ちなみに私は「誠実で意見を率直にいう傾向」と書いてありました。
誠実かは置いておいて割と素直に物申すタイプではありますね(笑)
まとめ:ジェラルドは障害ではなく個性!いじめにも見えるがアシカの本能でもある縄張り争い説
【ファインディングドリー】アシカのジェラルドがいじめられる理由は障害?眉毛の意味は?
- ジェラルドは障害と言うより個性的な存在。
- いじめに見えてしまう描写が不快ではあるけど縄張り意識の強いアシカのオマージュでもある。
- 繋がり眉毛はユニークな性格を表している。
最終的にはフルークとラダーが岩を降りた際にジェラルドが岩を独占できていますし、嬉しそうな顔にホッとした所もありますね。
ファインディングシリーズのテーマが繊細な問題であるために、ちょっとしたシーンでも誤解は受けてしまうものです。
しかしそこまで考えさせてくれるアニメ作品はいずれにしても凄いってことですね。
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