これは失業後、直ちに再就職する気のない人が、一定の収入を確保するための記事です。
とんでもなく不穏なタイトルですが、
要は雇用保険をもらうという話です。
少なくても約5000円程度は1日当たりもらえますので、30日で15万円。
ただし貯金もないのに焦ってやめないでください。
たいてい若年層は受給日数が90日間なので、
総受給額はまあ45万円程度。
たいてい若年層は自己都合退職なので、
3か月は支払制限でもらえません。
辞める前に3か月は無収入になりますので、
生活費は準備しておきましょう。
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高等遊民(クズニート)じゃなくてもありがたすぎる制度
雇用保険というのはありがたいものです。
実際、月に1回か2回ハローワークにいって、
職業相談なりセミナーを受講すれば15万円もらえる。
ありがたい話です。
再就職するまでずっともらえたらいいのに。
誰もが一度は考えるでしょう。
「だがそれでは誰も働かなくなる!」
そんな奇妙なことを、国家は考えているらしいのです。
考えてみてください。
仕事がなくて1日中家にいる生活が毎日続くのです。
「やることがない」
この試練に、いったいどれだけの人間が耐えられるとお思いなのか?
結局、働かずにはいられない人も多い。
働くのが好きな人は、案外多いと思います。
ちなみにこの手の話をさせたらパスカルの右に出る者はいません。
『パンセ』を読みましょう。
人間というものは、倦怠の理由が何もない時でさえ、
自分の気質の本来の状態によって倦怠に陥ってしまうほど、
不幸な者である。
岩波文庫で新訳も出ております。
定番は↑の中公文庫版。
世界の名著・中公クラシックスと同じ訳です。
1日5000円の給付金を最大で2年間もらう方法
さて、パスカルはいいとして、失業保険は残念ながらずっとはもらえません。
しかし給付を延長させる方法はあります。
それが最大2年。
今回は自己都合退職+90日間の受給者でも、
2年間もらうことができる方法を紹介することで、
ブログのタイトルへの回答と致します。
さて、その方法を、ひとことで言うと、
職業訓練に通うことです。
「なんだよ、だりいじゃねえか。」
と思う方もいらっしゃいましょうが、
これはすぐに再就職する気のない人が、
一定の収入を確保するための記事
そう思ってご容赦ください。
ハローワークで雇用保険受給の初回認定を無事に済ませたら、
その足で職業訓練相談コーナーに行きましょう。
(ちなみに、これで求職実績+1です。)
そこで窓口に行き、担当の方にこう伝えましょう。
「新しい仕事をしたいけど、経験がないので、職業訓練も考えている」
なんとなく希望の職種も伝えましょう。
自分が多少興味の持てるものならなんでもいいです。
たとえば「Webとかパソコン関係の仕事をしてみたい」
と言ったとしましょう。
そしたらいろいろその業界の動向、
どんな職業になるか、働き方としてはどうか、
などをとても丁寧に説明してくれます。
担当はこんなふうに言います。
それはIT関連の業種ということになる。
会社としては大企業のシステム部や下請け、OAソフト開発の会社、ベンチャー企業とかが主なところ。
大企業なら定時で帰れるだろうけど、ベンチャーとか下請けとかだと、納期があったりするから、残業が多く、いわゆるブラックなところも多い等々。。。
30歳以上で未経験の人間はあまり雇われない。だからそういうことやりたいなら、職業訓練は行くのは一つの手だと等々。。。
わりと親切にいろいろ教えてくれます。
(聞けば聞くほどやる気がなくなってきます。)
さて職業訓練の話題になったら、こちらのターンです。
向こうから言ってくれる場合も大いにありますが、
「職業訓練に興味はあるが、そのあいだ収入ないのは厳しい」
などと言いましょう。
そうすると、給付延長のことを話してくれます。
もしも話してくれないなら、不親切な担当だなと心で文句を言って、
自分から申し出ましょう。
「給付延長できるなどという話を聞いたのですが・・・」などと。
とはいえ、みんながみんな給付延長ができるわけではありません。
雇用保険受給資格が継続しているうちに、
公共職業訓練を開始すると、延長給付が認められます。
なので入学月とタイミングが合わなければ
(例えば4月入学だが、3月で給付終了とか)
入学しても延長給付がもらえません。
雇用保険終了のギリギリになって行くとそういうケースになりやすいです。
だから、(受給期間が90日の人は)初回認定日に行きましょう。
まとめ
要するに、職業訓練――月に20日ほど訓練校へ(9時~17時)通えば、
毎月15万円以上支給されるのです。(人によって変動)
訓練期間は6か月や1年コースが多いので、
1年間学校へ通いつつ、支給金がもらえます。
ちなみに交通費も支給されます。(定期券。地味に大きい)
授業料は残念ながら有料です。年額でおよそ12万円。
毎月1万円は差っ引かれると考えてください。
「月20日で9時5時なら、働くのと変わらないじゃん。」
と思う方もいらっしゃるでしょうが、
働くのが全然OKな人は、もうぜひ働いてください。絶対そっちの方がいいでしょう。
しかし、もしも学生時代にこう言われたとしたらどうでしょう。
9時5時でフルに授業出れば15万円あげるよ。学費タダだよ。
それが嫌なら来なくていいよ。
そのかわりお金なんかあげないから、どっかで就職すればいいよ。
わたしなどは絶対に学校に通うことを選びます。
自分が延長給付の資格者かどうか、
入学月にうまくタイミングが合うかどうかなどは、
登録先のハローワークで相談に行くのが一番です。
ぜひご活用を。