【緊急報告】コミュ力最高レベルのニートがIT業界就活したら一瞬で落ちた話




ニートですが就活をやってみました。

勝負の舞台はIT業界。まさに売り手市場。

  • 消費税10%
  • 平成からの元号の変更
  • 東京オリンピック

エンジニア引く手あまたです。

ということで、ド文系未経験30歳ニートが、就活したけど一瞬で落ちた話をします。
(ちなみに、正式には「ニート」じゃなくて「高等遊民」です。)

会社の方が見つけたら、多分バレる。すみません。

でも文学ブログをやってることは、履歴書に書いたから、怒らないでください。
ネタにさせて頂きますm(_ _)m

今の時代、SEやプログラマーにもコミュニケーション力が求められる

今の時代、エンジニアに求められているのは、コミュ力である。

なんか、もうこれが常識なのです。

プログラマーといえば根暗な男が昼夜を問わずパソコンの前でカタカタコードを打っている。

そんなお花畑の時代は、もう過ぎ去った。

取引先はおろか、同僚・上司とさえまともに話ができない人々がいたらしい。

彼らはあるいは淘汰され、
あるいは職人肌として生存競争を勝ち残っている。

で、今の時代に、職人はいらんと。
「コミュニケーション力」という定義のよく分からない謎のひっさつわざが必要なのだ。

ニートにコミュ力。
いけると思いますか?

ええ。

大いに行けるのです!

ニートは引きこもりで社会不適合者のコミュ障だとおもってるでしょう?

全然違う。

じつはコミュ力は、高等遊民(ニート)にとって、最も相性の良い能力なのです。
むしろ高等遊民(ニート)は、コミュ力がなければやっていけない。

これは私だけでなくて、世の中のすべてのニートが必修で身につけるべき能力なのです。

高等遊民(ニート)のスペック

  • 文学部出身。
  • IT業界未経験。
  • プログラミング言語は少し勉強中(C言語とJava)

で、コミュニケーション能力だけは異常に発達しています。

コミュ力は、ニートにとっては必須のスキルだからね。

これは畏友である先輩ニートから教わった話ですが、

ニートに必要なスキル

  • 近しい人々に好かれること
  • 将来大物になるぞ感
  • 親への感謝を行動や形で表すこと

まあ、この3つがあれば、何とかやっていけます。

ニート名言

「この仕事は身体が資本ですよ。それに、いつまでもできる仕事ではないですからね。」

応募先会社のスペック

  • 独立系の中小企業。
  • 従業員数150人程度
  • 年商約20億円
  • 自社勤務と客先常駐の割合はおおよそ半々
  • 今年度採用人数5人を予定
  • スキルや経験よりも、人柄・将来性
  • 求められる能力に「コミュニケーション力の高い方」

ほほう。やはりコミュ力か。
任せておけ……。

要するに、コミュ力だけで、どこまでいけるか?

という実験でした。

で、結論は冒頭に示した通り、一瞬で落ちたという……。

どうなってるんだよ!?

では語っていこう……。
コミュ力をアピールしたいがあまり、おふざけに走ってしまった、世にもおそろしい物語を……。

たった1日で終わった就職活動物語

会社見学・説明会を聞き、応募の意志があれば、そのまま適性検査を行なうという流れだった。

履歴書作成は駅前大戸屋で清書しろ!

開始は13時半。

だがオレは12時にはすでに駅前に到着していた。
なぜなら昼飯を食べるついでに、履歴書を書くからだ。

「ふ……。のりを忘れたぜ……。コンビニで買うか……。」

なんか急に出が悪くなったボールペンを走らせながら、志望動機を書きなぐる。
大戸屋でチキンかあさん煮定食をグラグラ沸騰させている横で、履歴書を清書する。
もちろん十穀米だ。

あ、履歴書なんか手書きが当たり前ですからね。
「手書き」という行為が既にコミュニケーションなのです。

「コミュニケーション力」を求める企業に、印刷した履歴書を渡す。

もうね、なめてるに等しいわけです。
のっけから、コミュニケーションを拒否してるわけですから。

ということで、当然手書き!

ああ、そうそう。
会社説明会と適性検査が同時だから、
応募書類も郵送じゃなくて、手渡しだったのです。

会社訪問は5分前に着け。コミュ力ゼロなやつは30分前に来る

さて13時半の5分前に到着です。

あんまり早く行っても、先方は困る。

よく空気読まないコミュ力ゼロくんは、
「ぎりぎりでは失礼だから」
とか思って、30分も前に行ったりしませんか?

愚かですよ。

30分も前に行ったら、相手準備してないから。

会社だよ?
一般的に会社というのは、人間を奴隷扱いするところだよ?

そんな組織が、30分も前から、我々をおもてなしするわけないでしょう?

「今日は説明会があるから~」とかって忙しいふりして、サボる。

それから、しょうがないから15分前くらいに、おもむろに準備を始めるんだよ。

それくらい察してあげて、5分前に行くんだ。

ということで5分前に到着。
ここまで完璧ですね。

説明会では一発ふざけておけ

ということで、会社説明会の始まりだ。

ニートを含め、4人。
少ないぜ。

これはアピールし放題だな。

説明会が始まる。

なんか会社理念を説明されたあと、俺たちに質問してきた。

担当「あいさつはきちんとできますか」
コミュ障A「はい!」

担当「運はいいほうだと思いますか?」
コミュ障B「いいほうだと思います!」

ほほう。そしてオレにきた。

担当「何か夢は持っていますか?」
コミュ神ニート「ええ、もうありすぎて困ってますよ!」

担当はウケたかはわからん。
だが、コミュ障たちにはウケていた。

お前らにはウケなくてもいいのに!!!

こうやって、積極的にふざけておくわけです。
自らを犠牲にして、場の雰囲気を柔らかくすることに徹する。

担当者だって、ガチガチにやりたいわけじゃないだろう。
だから、協力してやればいい。

とりあえず「ありがとうございます!」を連発するとウケる

これは鉄板。

たとえばですけど、
まあIT企業だから、色々と資格取得をすすめています。

「資格をとったら、報奨金を支払います」ってやつ。

大学にもありましたよね?
なんかTOEICや簿記とったら1万円くらいくれるやつ。

まあこれも「そういう制度があるからいい企業」とは決してなりません。

ヒドイ企業は「1年後に支給」とか。
その辺は、よく確認しておいたほうが良いですね。

1年も待たせる意味が解らん……。
「払いたくない」という思いしか伝わらないんですけどね。

で、まあ会社説明会でもアピールしてくるわけですよ。

  • 「うちの会社で積極的に資格を勉強して取ってステップアップしてください。」
  • 「頑張った分はちゃんと目に見える形で努力に報いますよ。」

こんな感じ。

で、質問が来た。

担当「今何か、資格試験を勉強中ですか?」
コミュ障「基本情報を……」
担当「ああ、いいですねえ」

コミュ神「応用情報を受験予定です」
担当「おお、すばらしい」

担当「合格されたら、受験料と報奨金を差し上げる制度があります」
コミュ神「ありがとうございます!」

ここだ。

ここで「ありがとうございます!」を入れると、まずウケる。
「え? もう、受け取るつもりなの?」感がある。

相手に、想像させることが大事だ。

「目の前にいる応募者が、きちんと資格をとって、報奨金を受け取っている。」

想像しちゃうよ、相手は、この未来の光景。

良いイメージしかないよね。
ちゃんと頑張って勉強熱心で、ステップアップしているわけですからね。

なぜ「ありがとうございます」というか、意味が分からないって?

いや意味なんかないんですけどね。
あえて意味があるとすれば

要するにここでの「ありがとうございます!」は、

「相手に明るい未来を想像させる役割」を果たしています。

考えてもみましょう。

未経験のヤツって、入社して何の役に立つのか?

なんの役にも立たないでしょう。
3年は、ごみ。ひたすらコストでしかない。

そういう金食い虫たちがせめてできることは
「職場の雰囲気を変えること」なんです。

「新しい風を吹かせる」ともいう。

だから、「この人がウチで働いたら、どうなるだろう」というのを、採用側は想像する。

その想像を、少しこちらからお手伝いしてあげるのです。
しかもこちらの都合のいい方向でね。

「ありがとうございます」には、ネガティブなニュアンスが全くないでしょう。
しかも、実際に報奨金を受け取って「ありがとうございます」と言っている姿が目に浮かぶ。

こういうことで、相手に「この人がうちで働いたら、きっと楽しくなりそうだな」と思わせることができるのです。

わかりましたか?

それで急いで付け加えるけど、これ「一瞬で落ちた話」ですからね。
真に受けないように。

ありがとうございます! を重ねるのは大冒険

説明会は続く。

資格報奨金制度に加えて、年度末の表彰もあるという。

全従業員の2割が表彰され、金一封をもらうという。

担当者「皆様も、ぜひがんばってください」

はい、ここ。

ここでコミュ障は、どうする?

だまってうなずくだけ。
せいぜい、ちょっと微笑むくらい

だめですね~。空気ですね~。

正解はこちら。

担当者「皆様も、ぜひがんばってください」
コミュ神「ありがとうございます!」

奥儀:「ありがとうございます重ね」

これはリスキーだ。
スベったら終わりだが、ニートは挑んだ。

要するに「どこまでふざけていいのか? そのリミットだ。」

これはスラムダンクの魚住とまったく同じ。

4つファウルをもらったセンター魚住は、果敢にアタックする。
審判は笛を吹かなかった。

メガネくん「ファウルだ!」
田岡監督「……!!」

見ている牧
「ここで即退場になるような馬鹿なら陵南の4番はつけていない。
あいつは今線を引いたんだ。
審判は今笛を吹かなかった。ファウルじゃないとな。
つまりあれくらいの当たりなら、これからずっと審判はファウルを取れない
今のをとらなかったんだから。
これで魚住はチャージングの境界線を引いたんだ!」

ということです。

して、結果はどうなったか?

コミュ障にはウケた。

担当者も半笑いになっていた。
担当者「あ、またありがとうございます。ですね」と。

まあ笑うよな。頭おかしいからな。

これくらいやると、場の雰囲気もなじんでくる。
白菜を塩揉みするようなものだ。

質問で「マジメ・本気」をアピールする! 質問は最初に! 鋭敏に!

質問はありますか?

と面接でも説明会でも、必ず聞かれますね。

ここで、「ただのおふざけ野郎じゃない」ってところを見せるんだ。

いちばんこわいのは「冷やかし」だと思われること。
だから、企業が自慢していたことや、これから力を入れたいことを聞く。

たとえば「海外進出してます」みたいなことを言ったら、

  • 「最初の進出のアプローチはどのようなきっかけだったのですか?」とか
  • 「なぜその国だったのですか?」とかな。

そういうまじめな質問を、切り込んでいく。

それも最初に質問しましょう。
なんかTwitterで流れて来ましたたけど、

  1. 「最初に質問する奴はえらい。次の人が続きやすくなるから。」
  2. 「馬鹿な質問をする奴は偉い。質問内容のハードルを下げるから」
  3. 「関係ない質問をする奴は偉い。話が広がるから」

なんかこんなのでした。

ということで、積極的に質問しましょう。
なんでもいい。

ここで黙ってしまっては、コミュニケーション力ない人間になってしまいます。

クレペリン検査で精神検査

そんなこんなで、説明会が終わり、適性検査に入った。

クレペリン検査というやつです。
ひたすら足し算をする。
それで、作業能力や、精神状態がわかるらしい。

これの怖いところは、対策しようがないことだ。
落ちると、ふつうにヤバイ奴になる。

そしてニートは落ちたわけですが。

履歴書添削してくれたら「完璧だ」と言われてるけど落ちてる

適性検査が30分ほどかかった。
その間に、希望者は履歴書を提出して添削をしてくれると言った。

「え? 添削なんてキツイよ」

とさすがのニートも思ったが、なぜかコミュ障たちが希望するので、
仕方なくニートも希望しましたた。

まあ会社の親切でやってくれたのです。
あ、ちゃんと弁明しておきますが、ここの会社は本当に親切でした。
条件も良くて、全くブラック感はないです。

案の定、コミュ障たちは、色々と直されていたようです。

  • 「ソフトウェア開発」という同じ言葉が3回も出てきてますけど、1回でいいです
  • 経歴書の書き方が淡泊すぎますね。今勉強していることと、以前やっていたことをリンクさせてください
  • 履歴書の様式がそもそも問題で、記入欄が少なすぎます。情報が少ないので書類審査上、不利になってしまいます

ダメな奴らだ(笑)

さすがのニートも直されるだろうと思いましたが、結果は違った

担当「高等遊民さんは、今まで転職の御経験があるんですか?」
高等遊民「いえ、ないです。初めてです。」
担当「え! 初めてとは思えないほど、素晴らしいですよ」
高等遊民「ありがとうございます!」
担当「ほぼ完ぺきで、履歴書も経歴書も、直すところはほとんどありません」
高等遊民「ありがとうございます!」

おいおいおいおい、我ながらすげえな。
やっぱりブログで適当な文章書き綴っているだけでも、

  • 文章力とか
  • アピール力とか。

そういうの上達するんだなって思いましたよ。

すべてのタスクが終了し、

「結果は2日以内にメール致します。ありがとうございました。」

といって、帰宅。

  • 履歴書完璧。
  • 適性検査は全力を尽くした
  • 説明会ではきっちりコミュ力をアピールした

これは受かったと思いますよね。
さすがに高等遊民も、当然受かると思いましたよ。

落ちてるwwwwwwwww

じゃあ、不採用通知メールを見ていきましょう。

全文公開! 「お祈りメール」&「ニートによるお祈り返しメール」

ということで、落ちました。

ではまずは企業側のお祈りメールを。

この度は弊社にご応募頂き、ありがとうございます。
先般実施しました適性検査の結果、残念ながら
弊社合格ラインに達していなかったため、
採用見送りとさせて頂くことになりました。

貴意に添えず誠に申し訳ございません。
略式ながら、メールにて通知申し上げます。

今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

はい。ビビりましたねえ、正直。
まさか落ちるとは思っていませんでしたよ。

クレペリン検査で落ちたら、もうどうしようもないよね。
自分なりにベストのパフォーマンスを尽くしているわけだから。

ということで、最後までコミュ力をアピールするため、お祈り返ししました。

このたびは、選考結果の通知並びに私の選考に貴重な時間と経費をお使い頂きまして、感謝申し上げます。
説明会では、独立系の企業の中でも堅調な成長と独自の競争力を切り拓く貴社の経営姿勢に大変感服致しました。

適性検査が不甲斐ない結果に終わってしまい、誠に申し訳ありません。

僭越ながら、当方からも貴社の今後のますますのご隆盛、
とりわけ2020年度における売上目標のご達成を心より祈念致します。

改めまして、このたびは採用選考の機会を賜りまして、誠にありがとうございました。

こんな感じですね。

「オレはお前のところ、ある程度評価していたよ。
だから、お互いに健闘を祈ろうじゃないか」

的なメッセージ。

「お祈り返し」で検索すると、実際には送れないような、ネタ文章ばかりだ。

こういうのを、エアプ野郎という。
ニートは実際に↑を送ってます。

「ホントに使えるお祈り返しメール」ってことです。

まとめ

ということで、ニートがIT企業の採用選考に行ったけど一瞬で落ちた話でした。

まとめる意味もないがまとめると

  • 履歴書完璧だったのになぜか落ちた
  • コミュ力完璧だったのになぜか落ちた
  • クレペリン検査で能力的または精神的な欠陥があると認定された
  • お祈り返しは実際に使えるぞ

こんなところですね。

「コミュニケーション能力だけで勝負できるか?」

という実験は、もう少し続けてみたいと思います。(就職するとは言っていない)