【アナ雪原作は怖い?】雪の女王アンデルセン童話のあらすじと考察。本とディズニー映画との違いとは

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画像:Wikipedia 雪の女王

 

実はアナ雪には原作とも言える童話があったのご存知でしょうか?

 

その名も「雪の女王」

 

アナ雪の監督はこの童話「雪の女王」からインスピレーションを受けた上で、完全オリジナルのストーリーを書き下ろしました。

なので原作とは「どことなく似ているようで違う。」って感じですね~。

そもそもヒロイン2人という斬新さはアナ雪ぐらいでしょう。

 

今回はアナ雪誕生の元になった童話「雪の女王」のご紹介とともに、映画との違い、

そして宮崎駿も影響を受けたと言われる派生作品についてもまとめたいと思います!

【アナ雪原作は怖い?】雪の女王アンデルセン童話のあらすじと考察。本とディズニー映画との違いとは

アナ雪原作は怖い?童話「雪の女王」とは?

童話「雪の女王」はデンマークの代表的童話作家・詩人である「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」の作品です。

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ストーリーは以下↓

カイを見つけたゲルダは涙を流して喜び、その涙はカイの心に突き刺さった鏡の欠片を溶かす。少年カイは元の優しさを取り戻し、二人は手を取り合って故郷に帰った。ある所にカイという少年とゲルダという少女がいた。二人はとても仲良しだった。

しかしある日、悪魔の作った鏡の欠片がカイの眼と心臓に刺さり、彼の性格は一変してしまう。

その後のある雪の日、カイがひとりでソリ遊びをしていたところ、どこからか雪の女王が現れた。そして、魅入るようにして彼をその場から連れ去ってしまった。

春になると、カイを探しに出かけるゲルダの姿があった。太陽や花、動物の声に耳を傾け、少女は旅を続ける。

途中、王子と王女の助けによって馬車を得るものの、それが元で山賊に襲われる。あわや殺されようとするところを山賊の娘に救われたゲルダは、娘が可愛がっていた鳩に、カイは北の方に行ったと教えられる。

山賊の娘が用立ててくれたトナカイの背に乗って、ゲルダはとうとう雪の女王の宮殿にたどり着く。

Wikipedia「雪の女王」引用

 

物語の中心人物は「カイ」という少年と

「ゲルダ」という少女です。

 

2人は普段とっても仲良しなんですが、ある日ほんの小さなことがきっかけで雪の女王が激怒。

そのせいで悪魔の鏡が割れてカイの眼と心臓に刺さってしまいます。

するとあんなに優しく楽しかったカイが急変。

 

心なく嫌な奴になっちゃうんです。

そして後日、雪の女王に連れて行かれちゃうんですよね~。

ここで少女ゲルダは大好きなカイを助けるために立ち上がる!!

 

そんなストーリーです。

 

とにかく雪の女王は不気味な魔女のように恐れられる存在。

命を狙う山賊なんかも出て来ちゃいます。

これがちょっと怖く感じるところですかね~。

 

アナ雪とは設定もストーリーも全然違うようですが、どことなく共通点も見えてきます。

 

童話「雪の女王」と映画「アナ雪」の違いと共通点

 

前述でも挙げましたがまずは登場人物です。

童話「雪の女王」での登場人物は主に

 

  • 少年カイ
  • 少女ゲルダ
  • 雪の女王

こちらのお三方。

 

主人公は一応「カイ」と「ゲルダ」になるんでしょうけど、ほとんどがゲルダの活躍。

ヒロインながらヒーローポジション

 

しかしながらディズニープリンセスのように「お花」や「太陽」「動物」と会話ができるというメルヘン子ちゃんでもあります。

 

ストーリーの全体的な構図で言うと

 

  • 悪役:雪の女王
  • 被害者:カイ
  • ヒーロー:ゲルダ

になりますよね。

 

対して「アナ雪」では

  • 悪役:ハンス王子
  • 被害者:アナ&エルサ?
  • ヒーロー:アナ

正直、被害者に関しては微妙なラインですよね。

けっこう自業自得な場面もありますし。笑

 

童話の雪の女王よりも登場人物も多く複雑化しています。

そして何より一番違うのは「雪の女王」の存在でしょう。

 

童話では「雪の女王」はそもそも「雪の女王」として存在する世界。

氷の城に住んでいて、見た目は美しいが心まで凍った不気味な魔女のような存在。

 

対して「アナ雪」ではヒロインの一人であるエルサが魔法の力を持つ「雪の女王」となっています。

でも童話の女王とは全く違って魔法の力に悩み隠したがっていました。

 

もちろん、心まで凍った不気味な存在ではなくコンプレックスに悩むイマドキ女子のような普通の子。

 

童話とは全く違いますね。

 

では共通点は?となりますが、私としては

 

  • 女の子ゲルダ(アナ)がヒーロー。
  • カイと雪の女王を混ぜたのが「エルサ」。
  • 胸にガラスが刺さったカイは氷が刺さった「アナ」。
  • カイを助けに向かうゲルダが出会った人々はアナ雪だとクリストフ、スヴェン、オラフ。
  • カイとゲルダの友情はエルサとアナの姉妹愛。

 

こんな感じで置き換えられると思います。

だから全く別のようで似てるんですよね。

そしてアナ雪ではより物事を複雑にするためにバカ王子のハンスなどを追加してます。

 

過去のディズニープリンセス作品との圧倒的な違いはやはり

「被害者になってしまった悲しきヒロインを助けるのはヒーローである王子」ではなく

「ヒロイン2人が協力して困難に立ち向かう」ところでしょう。

 

もちろんクリストフみたいな男性に手助けしてもらいますが、基本的には男性より女性がメイン。

エルサに至ってはプリンセスでありながらプリンスと出会いもしてませんからね。

 

※エルサに関しては別記事がありますので是非ご覧になって下さいね♪↓

アナ雪エルサはなぜ魔法の能力が使えるのか、理由は両親からの遺伝なのか強さやコントロールできるのか?引きこもりな性格でかわいそうだけどこじらせ女な部分もある?

宮崎駿も影響を受けた「雪の女王」派生作品とは?

 

あのジブリの巨匠「宮崎駿」が影響を受けるなんて、ジブリ好きとしてはチェックしなきゃです。

その作品というのがコチラ↓

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こちらはアニメ映画なんですが、作成したのは「ソ連」。今で言うロシア。

1957年の作品なんです。

 

ストーリーは原作とほぼ同じなんですが、何が良いってそのアニメーションとセンス!

ソ連時代ってこんなに正確なアニメーション作ってたんだ~って思うぐらい綺麗に作られています。

キャラクターの動きとか昔のディズニーっぽいんですけど、表情や演出はオーバーでなくリアル。

 

とくに宮崎駿はゲルダの少女像が衝撃だったようですね。

 

当時のアニメでの少女像はやはり「運命に流されるヒロイン」が一般的だったのに対して

「積極的に行動するヒロインのゲルダ」。

 

これが宮崎駿が求めるヒロインだったんですね。

 

ちなみにそんなゲルダに加えカイや山賊の娘の性格演技、女王の造形センスなど、

ディズニーとは異なる独自の流れとして世界のアニメーション史で高く評価されている作品なんだとか。

 

しかも演出が凝ってて、ヒロインのゲルダの声優と雪の女王の声優をあえて同じにしてるんです。

これも何気に深いメッセージになってるのがいい!

とにかく一度ご覧になっていただきたい作品です!

まとめ:【アナ雪原作は怖い?】雪の女王アンデルセン童話のあらすじと考察。本とディズニー映画との違いとは

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画像:映画「雪の女王」新役版公式サイト

 

アナ雪の原作である童話「雪の女王」のご紹介とその違い。派生作品もまとめました!

  1. アナ雪原作は怖い?童話「雪の女王」とは?
  2. 童話「雪の女王」と映画「アナ雪」の違いと共通点
  3. 宮崎駿も影響を受けた「雪の女王」派生作品とは?

 

是非、ソ連のアニメ映画「雪の女王」を観て頂きたいです。

どことなくジブリの雰囲気も楽しめますよ~♪

以上「【アナ雪原作は怖い?】雪の女王アンデルセン童話のあらすじと考察。本とディズニー映画との違いとは」でした!

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1 個のコメント

  • アンデルセン童話の引用が、ラストシーンから始まっていますが、コピペミスでしょうか。
    それとも意図したネタバレでしょうか。

    カイを見つけたゲルダは涙を流して喜び、その涙はカイの心に突き刺さった鏡の欠片を溶かす。
    少年カイは元の優しさを取り戻し、二人は手を取り合って故郷に帰った。
    ある所にカイという少年とゲルダという少女がいた。二人はとても仲良しだった。

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