ビアトリクスポター『ピーターラビット』第1話あらすじ|自然への愛にあふれた傑作絵本

ピーターラビット




ビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』いしいももこ訳、福音館書店(原作1902)

ピーターラビット。本を一度も読んだ事がなくても、なぜか知っている。
そのうえお皿やマグカップを持っている人も多いでしょう。


ピーターラビットのプロフィール

作者のビアトリクス・ポター(1866-1943)はロンドンの裕福で厳格な家庭の生まれ。

スコットランドや湖水地方の別荘で自然の観察をしながら育ったそうです。

ピーターラビットも、
こういった自然や動物への眼差しから生まれたものに違いありません。

1902年から30年まで、23冊の作品が出版されました。

本はすごく小さく、大人の手くらいの大きさです。

これは出版当初からそうだったようで、

「子どもが手に取りやすいように」
というポターの配慮だったそうです。

やさしいよビアトリクス・ポター。

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シリーズ1のあらすじ

おはなしはいくつもありますが、さいしょのおはなしのあらすじはこのようなものです。

いたずら好きのピーターは、
おかあさんに行くなと言われていた農夫マグレガーさん(人間)の畑に、
いちもくさんに出かけていきます。

そこでキャベツやはつかだいこんを食べますが、
マグレガーさんに見つかり、おいかけっこが始まります。

むちゅうで逃げたので、
とちゅうで青い服やくつを落としてしまい、
帰り道も分からなくなってしまいます。

やっと出口を見つけ、家に帰ってふらふらになって寝てしまいます。


シリーズ1の感想

あらすじはこんな感じです。

印象に残るのは、場所や持ち物などが、いつも具体的であることです。

  • キャベツを食べた
  • 青い服の金ボタンがあみにひっかかった、
  • じょうろの中に隠れた

などなど、読んでいて
ピーターの世界をとてもイメージしやすくなっています。

しかしピーターの世界のイメージといえば、なんといってもその絵です。

うさぎの目や毛並みが、とても本当らしく描かれています。

だからといって変にリアルな絵ではなく、
ファンタジックなやわらかい世界をつくりだしています。

(この絵も、1902年の最初の作品と、1910年の作品とでは、ずいぶん感じが違います)

このような美しく、愛のある作品を見ると、その作者もきっと心の優しく美しい方であるに違いないと感じます。

ビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』いしいももこ訳、福音館書店(原作1902)

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