【早起きがツライ】これを読んで目を覚ませ!哲学者たちのエピソード

ポール・ヴァレリー




朝早起きしたい社会人は、これを読んで目を覚ましましょう。

哲学者たちは、つらくても朝早く起きて、一生懸命読書・研究しました。

必ず5時に起きて22時に寝たカント

まずはカント。

哲学者カント
カントは異常に時間に正確な人でした。

ケーニヒスベルクの中央寺院の大時計でも、
カントほど冷静に規則正しく日々の勤めを果たしたとは思われない。

カントが灰色の燕尾服を着て、籐の杖をにぎり、
戸口から菩提樹のささやかな並木道へと歩いていくのを見ると、
隣近所の人たちは、今ちょうど午後3時半だと知った。(ハイネ)

カントが散歩をするのを見て、人々は時計の針を合わせた、と言われます。

そしてカントの睡眠は、こちら。

「カントは必ず朝5時に目覚め、夜22時に眠りについた」

これね。びっくりしますよ。
「必ず」ですよ。

そんな早寝早起き。
朝活生活が、ケーニヒスベルグの田舎から

  1. 『純粋理性批判』
  2. 『実践理性批判』
  3. 『判断力批判』

といった不朽の哲学書を生み出しました。

早寝早起きの力、すごいです。

戦場で寒い朝と戦ったローマ皇帝マルクス・アウレリウス

続いてローマ皇帝マルクスアウレリウス。

彼は、哲学者としての天才的な素質を持っていながら、
生涯の多くを、戦場で過ごしました。

戦場で書きつづったといわれる箴言集が、今日『自省録』として伝わっています。

かなり長いけど引用。

「寒い朝、起きられない自分を励ますローマ皇帝」

明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。

「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」

自分がそのために生まれ、
そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、
まだぶつぶついっているのか。

それとも自分という人間は夜具の中にもぐりこんで身を温めているために創られたのか。

「だってこのほうが心地よいもの。」

では君は心地よい思いをするために生まれたのか、
それとも行動するために生まれたのか。

小さな草木や小鳥や蟻や蜘蛛や蜜蜂までもが、
おのがつとめにいそしみ、それぞれ自己の分を果たして
宇宙の秩序を形作っているのを見ないのか。

しかるに君は人間のつとめをするのがいやなのか。
自然にかなった君の仕事を果たすために馳せ参じないのか。

「しかし休息もしなくてはならない。」

それは私もそう思う。
しかし自然はこのことにも限度をおいた。
同様に食べたり飲んだりすることにも限度をおいた。

ところが君はその限度を越え、過度を過ごすのだ。
しかも行動においてはそうではなく、できるだけのことをしていない。

結局君は自分自身を愛していないのだ。

もしそうでなかったらば君はきっと自己の(内なる)自然とその意思を愛したであろう。

ほかの人は自分の技術を愛して
これに要する労力のために身をすりきらし、入浴も食事も忘れている。

ところが君ときては、

款彫師が彫金を、
舞踊家が舞踊を、
守銭奴が金を、
見栄坊がつまらぬ名声を

(これらを)貴ぶほどにも自己の自然を大切にしないのだ。

上にいった人たちは熱中すると、寝食を忘れて自分の仕事を捗らせようとする。

しかるに君には
社会公共に役立つ活動はこれよりも価値のないものに見え、
これよりも熱心にやるには値しないもののように考えられるのか。

マルクス・アウレリウス『自省録』(神谷美恵子訳)岩波文庫より

長えよ。
しかも最後のほうは訳わかんない。

けど、とにかく「早く起きろ」と自分に言い聞かせるローマ皇帝

マルクスアウレリウス皇帝は、朝早く起き、
この『自省録』を書いていたことが想像されます。

朝活で250冊のノートを遺したポール・ヴァレリー

ほかにもエピソードはあります。

ポール・ヴァレリーという思想家は、毎朝の数時間を思索に利用しました。

ポール・ヴァレリー

ポール・ヴァレリー

その膨大なメモ・ノートが遺稿として残されています。(『カイエ』という作品)

フランスの詩人・思想家であるポール・ヴァレリーは
<ジェノバの危機>と呼ばれる(多分恋愛事件の絡んだ)深刻な精神的衝撃の体験ののち、20年間完全な沈黙を守る。
その間、高等数学や物理学に打ち込んで最先端の科学を身につけた人として有名だ。

ヴァレリーは毎朝夜明け前に起床し、
数時間孤独のうちに詩作・瞑想し、想を練り、知性を自由の世界に遊ばせ、
その時々の思いつきをノートに書きとめる努力を日課として23歳から生涯続けた。

『手帖(カイエ)』と呼ばれて刊行されているこのノートは、254冊3万ページに及ぶ。
このノートは文学や哲学や、もっと広い意味で人間の思考法について、
思いがけない発見やアイデアに満ちている。

彼自身は「朝のみそぎ」の目的は「自分の精神を読むこと」にあったともらしている。

花村太郎『知的トレーニングの技術』より要約

さあ、朝の早起きで、偉大な一歩を踏み出しましょう。

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