あなたは「文系の学部に転部しようか」と悩んでいませんか?
- なんとなく理系が得意だったから理系の学部に入った。
- でも授業に全然興味持てない
- 本当は日本史が大好きだった
- けれども推薦で入れるのが理系の学部だった
- 基礎科目のドイツ語が楽しくて本格的に勉強したい
大学で、どの学部・どの学科に入るか?
高校生の時にみんな考えました。
でも所詮は高校生の決断。
大学に入った途端、やっぱり違った選択肢だったな
と思うことは、しばしばですよね。
高校生18歳の段階で、「自分の将来を見据える」なんて、できませんよね。
- 「今、専攻している学科が自分には合わないな」
- 「もっとほかのことを勉強してみたいな」
と思っているあなた。
それでも「学部を変える」のは、かなり勇気のいる決断ですよね。
基本的には留年や浪人と同じ。
学部を変えるというのも、仮面浪人に近いことでしょう。
要するに1年や2年、無駄にしてしまうのです。
余計に大学に在籍しなければいけません。
その分学費もかかります。
生涯年収も2年分は下がります(単純に考えれば)。
でも大丈夫。
学部の転向を考えているあなたが「絶対に失敗しない3つのルール」をご紹介します。
この3つの方法を実践すれば
- 今の学部が本当にあなたに合っていないか確かめられる
- 違うと思って移った学部が「やっぱり違った」を回避できる
- 就職で不利なこともなくなる
非常に充実した大学生活を送れるようになりますよ。
下記クリックで好きな項目に移動
ルールその1 今の学科で最低2年学ぶ。成績は絶対に優・Aを取る
のっけから厳しいルールです。
専攻科目を変えようと考えるあなた。
ぜひ、現在の成績をトップクラスにしてください。
他の学科に変わりたいと思ってる。
すると、どうしても
- 今自分がいるところは本来の場所じゃない
- だから頑張らなくていい
と自分を楽な方向へと運びがち。
低きに流れます。
そんなことでは学部を変えたところで、
「やっぱり違ったな」
また自分に言い訳をしてしまいますよ。
- その専攻科目が本当につまらないかどうか?
- 自分に合わないかどうか?
なんて言うことは、きっちりやってみないと分からないものです。
例えば「1年生の春学期」
この段階で
「わたしは物理には向いていない」
なんてことが言えるはずがありません。
(自分の才能や素質や能力を、見くびってはいけません)
なので、まずは2年間、頑張ってみてください。
2年間頑張ればそこで学ぶ科目の基礎は、およそ学び切ることができます。
そして、信頼できる大学の教授に相談することをお勧めします。
ここの「相談」がポイントですよ。
成績優秀な学生が文系の学科へ転校したいと相談してきた。
これは大学の先生からしたら真剣にその相談を聞く気になります。
逆に、
全然成績が悪くて授業もテストも真面目に受けないという学生。
文系の学部に転校したいと相談してきた。
どう感じるでしょうか?
「勝手にすればそんなもん」と思いますよね。
100人中100人がそう思います。
「うん、向いてないと思うなら、そうなんじゃないかな」
これで終わりです。
優秀な成績を収めることの利点は2つです。
- 自分にとっての関心を見極めるため
- 相談にある相談できるようになるため
真剣に勉強して、授業の成績はトップをとりましょう。
ルールその2 3年になってまだ興味がないなら転部してOK
もう2年生になっているあなた。
まだ遅くありません。
今からでも頑張りましょう。
そして真剣に現在の専攻科目を勉強しましょう。
- 一生懸命学んだ結果、それでも興味がない。
- どうしても文系科目を学びたい気持ちが抑えられない
そういう場合にのみ真剣に学部を移ることを考えましょう。
文系の学問は理系とは違います。
必ずしも研究室にいなければ研究できない、ということはありません。
理系は、研究施設や実験設備が必須。
自宅では、まともな研究はできません。
しかし文系の場合は「テキストと参考文献」さえあれば、ある程度必要を満たせます。
これは別に文系をバカにしているわけではありませんよ。
実験すればレポート書ける理系より、ある意味はるかに大変です。
もしあなたの興味が本当に持続しているなら。
2年間・3年間、理系学部で頑張ることは、苦ではないはず。
しかも理系での勉強の経験は、必ず文系の学問で生きてきます。
- 2年生の終わり頃
- 3年になって所属ゼミを決める頃に
信頼できる教授に相談してみると良いでしょう。
ルールその3 直接大学院進学して、修士課程を3年やる
何も学部を変えることだけが選択肢ではありません。
学部は理系の専攻を卒業して大学院から心機一転。
22,3歳から文系科目の研究を始めるという方も大勢います。
ここまで読んでいただいた方の中には、
「私はもう3年生4年生なんだけど……」
いらっしゃるかもしれません。
絶望しかけていたあなたも、大丈夫です。
大学院に進学するという選択肢があります。
大学院は真剣に勉強したい方にとっては素晴らしい場所です。
熱意をもって取り組めば、必ず実りあるものになるでしょう。
- でも文系で大学院に入るなんて……
- 人生の棺桶に片足突っ込む様なものじゃないの?
きっとそういうイメージがありますよね。
しかし大丈夫です。
少なくとも修士課程で就職するのであれば、全く不利益にはなりません。
ちなみに、就職面接の際に企業が見ているのは3つだけ。
- 学歴と
- 顔と
- 話し方です。
この中一番大事なのは顔です(マジ)。
正確に言うと表情ですね。
さて、大学院進学の話です。
いきなり大学院に進学しようとする。
そんなあなたは、その分野での
- 基礎的な知識
- レポート執筆能力
- 文献消化能力
がありません。
なので、ゆっくり3年かけて学ぶことをお勧めします。
- 最初の1年は、学部レベルの知識をつけることに心血を注ぐ
- 次の1年は、修士論文のテーマを念頭に置きつつ、自主勉強やゼミに出席する
- 最後の1年の4月から論文執筆を開始する(指導教官を使い倒す)
こんなイメージで行くと、
- ゆとりのある
- そして実りのある
大学生活が送れます。
1年くらいの留年は、どうってことありません。
- 博士課程に進むなら、全く問題なし
- 就職するにしても、1年2年程度を気にする企業は少ない
いきなり大学院に進むなら、修士課程で3年学ぶことをぜひお勧めします。
まとめ
現在理系の学部で「文系の学部に移りたい」と悩んでるあなたに
「絶対後悔しないための大学生活3つのルール」についてご紹介しました。
- ルールその1 まずは2年間頑張る。その間はトップクラスの成績を修める
- ルールその2 3年生になってもまだ文系科目への情熱が薄れなければ、その時は学部を変えてもok
- ルールその3 大学院でいきなり文系科目に入学するのもあり。修士課程で3年間学ぶ
かなり厳しいルールです。
しかし、このルールを実践すれば絶対に後悔することはありません。
自分に厳しく努力をして後悔する人などいません。
「現在の状況も、未来の選択も、どちらも無駄にしない」
あなたが充実した大学生活を送れることを、心より祈っています。