あなたは「読書すると、すぐ目が疲れてしまう」と悩んでいませんか?
- 長時間読めない
- 肩こりが激しくて目が疲れる
- 老眼で小さい文字を見るのにとても疲れる
読書にとって目は命です。
なのに、本好きほど細かい字を読まなければいけない機会も増えます。
特に語学の学習をしている方。
辞書はただでさえ文字が小さいですよね。
老眼や目の疲れは大敵です。
例えば古典ギリシャ語にはアクセントの気息を表す記号があります。
母音の上に「小さいゴミみたいなコンマ」があります。
それが「左向きか、右向きか?」
これで、「h」の音を入れるかどうか、変わります。
(あいうえお と読むのか、はひふへほ と読むのか)
ひとたび老眼になってしまえば、
もう絶対に肉眼では判読することができない。
それほど細かい文字です。
若い方は、老眼はまだ大丈夫。
ですが、疲れ目、ドライアイ、ブルーライトには気を付けないと。
若い頃から、目の保護やケアには本当に注意しておかなければなりません。
目を酷使すると老眼になりやすいばかりか、眼病にも普通につながります。
この記事では「目に優しい3つの読書法」をご紹介します。
40代以降の方はもちろん、若い方も
あなたのまわりの読書好きな
- お父さん
- お母さん
- おじいさん
- おばあさん
にも教えてあげて下さいね。
方法その1 拡大コピー・モニター出力機材を利用
まずはとても原始的な方法から。
拡大コピーは、最も簡単な方法です。
特に文庫本などを肉眼で読むのがキツイという方。
何か特定の部分だけ読みたいのであれば、拡大コピーが、一番おすすめです。
ちなみに拡大コピーをしてくれる印刷業者などもあります。
ただし欠点があります。
「1冊まるごとコピーをもくろむと、めちゃくちゃ費用がかさむ」
自分でするには、コピー代の数千円&膨大な肉体労働。
業者に頼めば、自分の労力がかかりませんが、数万円します。
(文庫本1冊で数万円はかかります。7万円くらい笑)
はい、1冊まるごとの拡大コピーは、無理です。非現実的です。
その点、スキャナーなどを使ってモニターに出力するのはお勧めです。
モニターは
- テレビ
- hdmiケーブル
- スキャナー
これで、いつでも読むことができます。
以前nhkで「加藤周一の草稿ノート」を特集している番組がありました。
その時に出てきた80歳を超えたおじいさんの学者(名前失念)。
拡大モニターを使って、加藤周一の肉筆のフランス語を単語1語ずつ追いながら読んでいました。
本当に、1語1語読んでいるんですよ。
そして、しっかり内容を理解し、ノートの意味を読み込んでいました。
私はその「あくなき学的探究心」のお姿に、非常に感動いたしました。
若い方は、わざわざモニターを買う必要はありません。
しかし、老眼で長時間の読書がつかれるという方。
ぜひモニター出力で読書をされることをお勧めします。
たとえば、こちら。
方法その2 寝ながら読める書見台を利用
目の疲れは、読書の姿勢からも影響してきます。
読書は本来、
- 「自分の頭脳」と「著者の頭脳」との戦いですよね。
しかし、なぜか実際に闘っているのは
- 「自分の頭脳」と「自分の身体」になっていませんか?
本来の読書という行為とは無関係な、この戦いを少しでも有利に進めましょう。
さて、読書の姿勢が悪いと
- 肩こり
- 首のこり
- 背中の痛み
- 腰の痛み
が発生し、それが視神経に来ます。
読書の姿勢を考えることについてはこちらの記事でも紹介しました
特に年齢を重ねると腰が痛くなってくる。
イスに長時間座っているのもきつい。
これは若い方でも同じですね。
長時間の座学は、腰を痛める原因になります。
それを防ぐためにも楽な姿勢で読書をする方法を考えましょう。
私がおすすめなのは「寝ながらでも読めるような書見台を買うこと」です。
ベッドに備え付けるようなグッズ。
まさに「寝たまま。腕を動かすことなく本が読める」というおもしろいアイテム。
寝返りを打てば寝たままでも疲れません。
寝ながら読むことに飽きたら、その都度起き上がって座って読んだりすれば良い。
たとえば、これはめちゃ使えます。
寝ながら読書(amazon)
大事なのは「腕や肩に負担をかけないこと」です。
特に「本を持った状態での読書」は、肩や腕に結構な負荷をかけます。
肩や腕を酷使すれば、当然「肩こり・目の疲れ」の原因になります。
なので「腕を使わないで読書できるような環境を整える」
これが「目をいたわる読書姿勢のポイント」です。
方法その3 オーディオバイブル(音訳本)を利用
音声という形式での読書をおすすめいたします。
これは昔はカセットテープで存在しました。
- 講演の記録
- 日本の名作文学の朗読
などが販売されていました。
「新潮オーディオブックス」などというシリーズだったかな。
今でも一部の図書館では、音声資料として蔵書しています。
もちろん、借りることができます。
- 小林秀雄の講演とか
- 森繁久弥による夏目漱石や森鴎外の朗読とか
- 昭和の詩人たちの自作の朗読詩とか
あるんですよ。とっても面白くないですか?
CDでも、少しだけあります。
「いや、カセットテープなんてもう聴けないし」
ご安心ください。わざわざCDラジカセを買い直す必要はありませんよ。
(↑のカセットテープやCDが手に入るなら、買い直す価値は十分あります。)
現代ではamazonが「オーディオバイブル」という形で音訳版の書籍を出版しています。
Audibleというサービスです。
このオーディオバイブルは、英語圏では非常にポピュラーな形式として流行っています。
例えばクリント・イーストウッド監督の『ヒアアフター』という作品があります。
主人公役のマット・デイモンは、イギリスの国民的小説家である「チャールズ・ディケンズのオーディオバイブル」
これを毎夜、寝しなに聞いていました。
この形式での読書は目を全く使わずに本を読むことができます。
オーディオバイブルは読書の空間を室内から解放してくれる機能を持っています。
読書といえば、
「部屋の中で座って読むか・寝て読むか」
という選択肢しかありませんでしたね。
しかしオーディオバイブル。これなら
- 散歩をしながら読む
- ジョギングをしながら読む
- 果ては泳ぎながら読む
ということさえ、できます。
まさに「目をいたわる読書法としては究極の方法」であると言えます。
日本でも、たとえば受験の参考書。
これは音声形式の教科書はあります。
あと、ふつうに語学なんかCDありますよね。
それが、一般書籍でも音声で聴けるようになった、というイメージです。
受験生の方は、ぜひ音声データの活用をお勧めします。
(自分で吹き込んでもいいくらいです)
また働き盛りの方。
ビジネス書も、音声でたくさん出版されています。
さらに高齢者の方。
オーディオバイブルで好きな本が読めます。
利用しない手は、ありません。
まとめ
「読書をするとすぐに目が疲れてしまう」と悩むあなたに
「目をいたわる3つの読書法」についてご紹介しました
- その1 拡大コピーやモニター出力を利用する
- その2 楽な姿勢で読める書見台を利用する
- その3 眼を全く使わないオーディオバイブルを利用する
どれか1つを試してみても良いです。
すべてを実践することもできます。
この記事が、あなたの快適な読書ライフに一役買えれば幸いです♪