わたくしは糖質制限という食事法をしています。
糖質制限を始めた理由は、ほとんどの人が健康上の理由だと思います
ダイエット・糖尿病・メタボ・メンタルヘルス・花粉症・頭痛などなど。
わたしには、特に健康上の不都合がありません。
両親とも、持病もなく、家系的にもがんの心配もありません。
せいぜい肥満の恐れがあるくらいです。
BMIも18.5くらいで、むしろ痩せすぎ。
とにかく、「なんで始めたのか、自分でも分からない」という感じでした。
たまたまTarzanというスポーツ雑誌で糖の特集をやっていまして、それが「糖質」という言葉を知った、本当に最初ですね。
30歳目前にして、生まれてはじめて「糖質」という言葉を知ったのです。
そこから「糖質制限」という言葉を見つけました。
- 「糖質は多くても130gでOK」
- 「日本人は平均260gほど糖質摂取している」
興味本位で調べていくうちに、どんどん知識が付きました。
この「知識がつく」というのが、結構ポイントだと思います。
ダイエットや健康本の悪いところは
「なぜ痩せるのか、なぜ健康になるのか」結局その根本の理論がよくわからないという点です。
「これは健康によい」
〇〇ダイエットってやつですね。
こういうのって
「あ、〇〇って身体に良いんだ」と思うだけ。
ちょっとスーパーで買って。1週間くらい試して、もう1か月したらなんで身体に良かったのかも忘れてしまいます。
その点糖質制限は「学べば学ぶほど深く広い世界へつながっていく」という感覚でした。
食事や栄養、人間の身体については、実践すればするほど、自分で試せば試すほど、知識が広がります。
本を読む
自分で試す
本を読む
このインプットとアウトプットのループが完全にうまくいきます。
最初は
「糖質制限の教科書」
「糖質オフで痩せる!」
みたいな本を読み漁っていましたが、
いまや
「カラー図解よくわかる栄養学」
「栄養学の巨人たち」
なんていう本を開いたりしてます。
中でも魅力的だったのはオーソモレキュラー(栄養療法)です。
とにかく、大量の栄養によって病気を治すという思想。
海外では
エイブラム・ホッファー博士(先祖)
アンドリュー・ソウル博士(現役)
という方がはじめたそうですね。
ステージ4のがん患者。
10年後の生存率は0%。
これに大量のビタミン投与をしてみた。
そしたら結果。
10年後の生存率が35%にまで上昇していた。
これ、マジですごくないですか。
これはしかも、糖質摂取量やたんぱく質摂取量は一切考慮されていません。
このビタミン療法にプラスして、糖質制限+高たんぱく質をやったらどうなるか。
10年後生存率50%くらいいっちゃうかもしれません。
日本では、
三石巌先生(先祖)が主導的な役割を果たしていたようです。
現在オーソモレキュラー(栄養療法)で活躍されているのは
溝口徹
姫野友美
両先生が指導的な役割を果たしているようです。
古代ギリシャの哲学では「魂によって肉体を統御する」という思想がありました。
意志のチカラですね。
哲学を学んでいて、とってもこの思想が気に入っていた高等遊民ですが、
現在はこの「栄養によって肉体を統御する」という思想を気に入っています。
哲学的な人間機械論ともまた違った、ものすごく唯物論的で、非常におもしろい思想です。
冒頭の疑問。
「なぜ若くて健康なのに、糖質制限なんてやってるの?」
それは「あまりにも楽しい学習」だったから、と言えます。
読書案内
まずは三石巌さんの著作がおもしろいです。
これはハンパじゃないです。
90歳過ぎた徹底した合理主義者のジイさんで、身もフタもないやさぐれた文体にクラクラします。
正直教えたくないくらいの本。
続いて姫野友美・溝口徹両先生。
美しくなりたければ食べなさい―――魅力的な女性になる「秘密の方程式」 三笠書房
脳から「うつ」が消える食事 (青春新書インテリジェンス) Kindle版
いま健康でも、20代から始めたら、ラッキーですよ。
50歳から病気になって始めるよりも、30年も前から栄養で身体を満たしておきましょう。