犬神(山犬)に育てられた少女「サン」。
本作のヒロインでもあります。
ジブリヒロインにしては設定も登場シーンもかなり異質ですよね~。
顔には刺青まで入っております。
そして気になるのは彼女の生い立ち。
- いつから?
- なぜ山犬に育てられるようになったのか?
- 本当の家族はどこにいるのか?
アシタカとのその後も気になるところです!
今回はもののけ姫の美しいヒロイン「サン」について調査・考察をしていきたいと思います!
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もののけ姫サンとアシタカのその後。両親・家族や山犬モロとの関係は?
サンと山犬モロの関係・生い立ちは?
サン・モロ・モロの子おさらい
はじめにサンと山犬モロとその子供についてさらっとおさらいしておきましょう。
まずは本作のヒロイン「サン」。
- 15歳
- 犬神(山犬)に育てられた人間
- 人間嫌い
顔には刺青。
耳には大きなピアスをつけています。
山犬に育てられましたが、人間の言葉も話せますし二足歩行もできます。
犬神(山犬)「モロの君」
- 二本の尾を持つ白く大きな三百歳の犬神
- 人間に捨てられたサンを育てた
- 人語を理解し、高度な知能と強靭な力を持つ
- 子供が2頭
サンを本当の娘のように可愛がっています。
声優を務めた美輪明宏さんの声がまた凄くいい!!
母の強さと優しさが溢れる声です。
もののけ姫の犬神モロの子供達が後半には闘争心の欠片も無さげでウケるw pic.twitter.com/ndDjQrE7jV
— pus (@t_pus) 2016年8月5日
そして「モロの子」であり二頭の犬神の兄弟。
この兄弟にはとくに名前はついていないようです。
サンと山犬モロの関係。なぜ家族なのか。
サンはモロを劇中で「母さん」と呼びますが
もちろんのこと本当のお母さんではなく育ての親。
それでもモロは愛情深くサンを育てたので本当の親子のような絆で結ばれています。
劇中ではエボシ御前がサンのことを
「山犬に心を奪われた哀れな娘」と表現していますね。
ではなぜサンは山犬に育てられるようになったのか?
サンの生い立ちネタバレ。
これは劇中でモロがアシタカに語っています。
「お前にあの娘の不幸が癒せるのか!
森を犯した人間が我が牙を逃れるために投げてよこした赤子がサンだ。
人間にもなれず山犬にもなりきれぬ、哀れで醜い可愛い我が娘だ。」
サンは人間が生贄として差し出した赤子だったんですね。
しかも森を切り開く人間が神の怒りを鎮めるための生贄。
そもそも生贄とは「神への供物として、生きた動物を供える事」
昔の日本でも世界の各地でも災害などが起きると神の怒りとされて生贄を供えていました。
モロは自然を破壊し、生贄として赤子を捨てた人間の身勝手さを憎んでいます。
と同時に人間であるサンを育て愛しているんです。
その複雑な胸中が見事に表れた上記のセリフ!
とくに「哀れで醜い可愛い我が娘」の所。
全く対照的な言葉が並んでいますよね。
- 欲に染まり自然を破壊する敵である人間。
- その被害者である哀れなサン。
- 憎むべき人間でありながら可愛い娘。
そしてモロはサンをいつの日か人間界に返さなければとも思っています。
サンが乙事主(おっことぬし)とともに戦うとモロに告げた時には
「お前にはあの若者と生きる道もある」と諭します。
サンの人生を心配するなんとも複雑な親心です・・・
サンの本当の両親は?父親・母親。人間の家族は?
さて、生贄として犬神に捧げられたサン。
本当の両親は一体どこにいるんでしょう??
サンの年齢は15歳なのでどこかで生きていてもおかしくないはず。
しかし両親に関しては劇中にヒントは全くありません。
まぁ恐らく「たたら場」に住む誰かなんでしょうけど。
都市伝説では「エボシ御前」がサンの母親であるとも言われているようです。
Amazon「もののけ姫」はこうして生まれた
DVDと書籍化されている「もののけ姫」はこうして生まれた。
には、エボシ御前の裏設定がこう記されています↓
過去に人身売買され、倭寇(わかん)の頭目の妻にされるも、次第に組織を支配するようになった後、頭目を自らの手で殺害し明の兵器と共に日本へ帰ってきた。
劇中でもたたら場の男が
「エボシ様は売られた娘を見ると皆引き取っちまうのさ。」と言っていた通り
エボシはその生い立ちからか、売られた娘達を買い取り、本来は女人禁制のタタラ場で仕事を与えています。
「エボシが過去に人身売買され夫となった男がいた。」
そんな設定から
- もしかしたら殺した夫との子供がサンではないか?
- 望まない子だったから生贄にしたのでは?
- エボシはサンが自分の娘だと知っているのでは?
なんて憶測が立っているよう。。
確かにその裏設定を聞くとあり得そうな話です。
エボシが売られた娘を引き取る行為も
- 自分と同じような悲惨な目に合わぬよう。
- 女たちも仕事をして地位を築けるよう。
との思いが強く出ている行動ですよね。
サンとアシタカのその後と結末は?誰と結婚した?
さぁ、そんな哀れな生い立ちヒロインの「サン」ですが
アシタカには徐々に心を開いていきます。
玉の小刀のネックレスをモロの子づてにもらった時のサンなんて完全に女の子でしたよね~。
ちょっと驚きながら「キレイ。」と呟くサンがめっちゃ可愛い!
※玉の小刀に関しては「アシタカ」の記事で詳しく説明していますのでそちらもどうぞ。
もののけ姫のアシタカは浮気性でクズいチャラ男。でも強いしかっこよすぎる
ラストはアシタカとともにシシ神の首を返し緑と平和が訪れます。
が!気になるのはその後のサンとアシタカです。
せっかく結ばれたと思った2人でしたが
サン「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない。」
アシタカ「それでも良い。サンは森で、私はたたら場で暮らそう。会いに行くよ。ヤックルに乗って。」
この二人の決断に当時中学生だった私は納得が行きませんでしたw
両想いなのになんで一緒に暮らさないのさ!と。
今考えてみればこの作品は恋愛物語でもないですし
人に捨てられて山で育ったサンが村にあっさり来て生活する方があり得ません。
しかしながらアシタカとサンは結婚とかしないのか?
いつまで山に通い続けるのか。
などなど気になることばかり・・・
サンとアシタカは結婚した? カヤとは浮気?
そこで調べてみると宮崎監督がサンとアシタカのその後について答えているとのこと!
宮崎監督が語るサンとアシタカのその後(インタビューにて)↓
- 「(あの後)ふたりはしょっちゅう会っている」
- 「アシタカとサンは、その後も良い関係を続けていく」
- 「アシタカは引き裂かれ、傷だらけになりながらも、サンやタタラ場のために努力し、それを曲げずに生きていく人物である」
なんとサンとはずっとラブラブでいるようです。
2人の関係には壁も沢山ありそうですが、アシタカは乗り越える強さがありますしね!
ところでアシタカは元々エミシの国出身で許嫁もいましたよね?笑
サンとラブラブも良いんですが、地元と許嫁のカヤは放置なんでしょうか?
実はこの問いに関しても宮崎監督インタビューで答えています!
「この時代の王になるべく男なので嫁が一人とは限らない。もしかしたらアシタカはサンを連れてエミシの国に戻った可能性もあるね。」
なるほど。
これが現実かってほどに女子のプリンセス心が打ち砕かれる回答(笑)
しかし宮崎監督はあくまでも「可能性」と言っています。
その後の2人は視聴者にお任せして存分に妄想すべし!ってことかもしれませんね。
まとめ:サンと山犬モロの関係・生い立ちは?アシタカとのその後も考察!
サンと山犬モロの関係と生い立ち。アシタカとのその後を考察しました!
- サンと山犬モロの関係・生い立ちは?
- アシタカとのその後は?
それにしても山犬に育てられたにしては美しすぎます。
たまに見せる笑顔もギャップ萌え的にかわいい。
エミシの国に連れて帰ったらカヤは激怒しそうですけどね。。
以上「もののけ姫サンとアシタカのその後。両親・家族や山犬モロとの関係」でした!
[momonoke]