豚のくせにめちゃめちゃかっこいいポルコ。
今までにこんなイケメン豚ってポルコ以外にいたでしょうか。
まぁ決して王子様のようなカッコよさではないんですが、
何というか渋カッコよくて男臭くて・・・
同じジブリのイケメンであるハウルやアシタカやハクとは全く違う魅力が詰まったキャラです!
劇中でも女性にモテモテなんですよね~。
今回はイケメン豚に隠れた魅力を深掘りしたいと思っています!
- ポルコ・ロッソのプロフィール
- ポルコ・ロッソがモテる理由!魅力まとめ!
- 素顔もイケメン?ポルコの呪いを考察!
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「紅の豚」ポルコ・ロッソは性格イケメンでかっこいい?人間の姿や呪いを解説
ポルコ・ロッソのプロフィール
ポルコ・ロッソ / マルコ・パゴット
さんざんポルコと呼んでいますが本名は「マルコ」の方なんですよね。
「ポルコ・ロッソ」とはイタリア語で「紅い豚」という意味。通称です。
- 1892年 – 1893年生まれの36歳
- 17歳のころから飛行機を乗り回す
- イタリア空軍の大尉でエース・パイロットとして活躍していた
- 退役した現在は空中海賊を相手にする賞金稼ぎ
- 全体を艶やかに赤塗りした飛行艇サボイアS.21試作戦闘飛行艇に乗っている
空中海賊相手の賞金稼ぎながら「戦争ではないから殺しをしない」がポリシー。
劇中でも乗員は決して狙わず機体やエンジンを狙っています。
(まるで真剣では戦わない緋村剣心のような・・・)
ホテル・アドリアーノを経営するマダム・ジーナとは幼馴染の仲。
若かりし日のポルコとジーナの姿も回想シーンで出てきましたね♪
普段は岩に囲まれた無人島でワインを飲みながらラジオで音楽を聴き煙草(ジタン)をくゆらせています。
この隠れ家的な無人島がまたとっても素敵なところ!!
ギリシャのザキントス島がモデルだそうですね。
確かにこの白い砂浜と青い海、高い岩場に囲まれた雰囲気がソックリです。
ここでワインと煙草をたしなみながらラジオを聞いて暮らすなんてロマンに溢れた生活してます!
そして劇中でのワインと煙草の登場率がほんとに高い!
幼い頃は全く気付きませんでしたが、大人になって見ると「煙草のポイ捨て」から「ワインの飲みっぷり」まで凄いもんです。
店の中でも人の家でも構わず煙草やマッチをポイポイ投げ捨てていますからね(笑)
マナーとしてはかなり悪いですがこの時代の粋さというか自由さみたいなものが伝わってきます。
格好もやたらオシャレなんですよね~。
ポルコの街に出るときの恰好は
- 白い背広
- 赤いネクタイ
- カーキ色のトレンチコート
- ボルサリーノのソフト帽
- 黒眼鏡
まさにイタリアのチョイ悪オヤジ風ファッション!
アニメってファッションださくなりがちなんですけど、紅の豚は設定から町並み。
格好に至るまでがオシャレでいい!
そんなセンスの良さも作品の魅力の一つです。
ポルコ・ロッソがモテる理由!魅力まとめ!
ポルコの魅力・・・まとめられるか不安なくらい多いんですよね~・・・
好みと言われてしまえばそれまでなんですが・・・
ポルコの魅力に関してはもしかしたら女性より男性が憧れるカッコよさな気もするんですよね。
- 男のロマンと哀愁てきな。
- プライドといらぬ意地とか。
- 男らしさと弱さを持ってる所とか。
ちなみにジーナの声を務めた加藤登紀子さんはポルコの魅力について
ジーナさんの声を演じた加藤登紀子さんによると、ポルコさんの魅力は“任侠の世界で見せた高倉健さんと一脈通じるところがありながら、豚というブザマさで、豪快にカッコよさを表現してしまったところ”なんだそうですぅー #kinro #紅の豚 #秋のジブリ pic.twitter.com/laN5nBiXbr
— ミアちゃん@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年11月11日
まさに!
高倉健さん!分かります!
不器用な男らしさありますよね~。
なんか放っておけないイイ男!
勝手ですが、こんな男性が多かった時代であれば自然にジーナのような「いつまでも待ってるイイ女」も多かったことでしょう。
さて、頑張ってポルコの魅力をまとめます!
【ポルコ性格イケメン説1】戦争で友を失った悲しみを背負う哀愁
もはやポルコのカッコよさもカッコ悪さもこれが原点と言える気がします。
戦争で仲間を失い、一人生き残ってしまったポルコ。
「いい奴はみんな死んじまう」と生き残った自分は悪い奴のようなセリフを吐きます。
国家にも、自分にも幻滅している様子でした。
誰もポルコを責めていないのに勝手に責任を背負っているんですよね~。
これが国家に属さず賞金稼ぎに転向した理由でもあります。
劇中ではそれほど多くを語らないポルコ。
そこに男らしさと背負った哀愁を感じます。
【ポルコ性格イケメン説2】ジーナを大事に想う気持ち
ポルコの幼馴染でいてこれまでに三度、飛行艇乗りと結婚し、全員と死別している未亡人ジーナ。
ジーナはポルコに想いをよせていますし、ポルコもジーナを気にかけています。
ジーナのセリフ
「ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの。恋だったらいつでもできるけど。」
恋ならいつでもできる。の言葉にポルコへの複雑な想いを感じますね。
ポルコも終盤にカーチスと殴り合ってる最中に
「ジーナジーナと気安く呼ぶな!」
と言っていて2人の絆は簡単で安いものではないことを表しています。
ポルコは戦死した親友を気遣う気持ちから、ジーナに恋をしてはいけないと自ら距離を置いているんですよね。
そのことをジーナも気づいています。
好きな女性がいて、両想いになれるのにも関わらず戦士した友人に気を使うこの行為。
豚であり賞金稼ぎの自分はやめた方が良いだろうというジーナへの配慮も感じます。
まさに男前ですが、自分勝手な男とも捉えられてしまうのが切ない・・・
【ポルコ性格イケメン説3】フィオへの気遣い
不器用ながらフィオに優しく気遣いをみせるポルコ。
徹夜で仕事をしたフィオに
「徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にも良くねぇ。」
他にもポルコにかかっている豚の魔法をキスで解けるかも?と提案したフィオに
「ばかやろう!そうゆうのは一番大事な時にとっとけ!」
ぶっきらぼうな言葉にも感じますが、下心のない優しさにグッときます!
【ポルコ性格イケメン説4】ありのままの姿を晒す
ポルコはカーチスと違って「自分を良く見せよう!」「かっこよく見られたい!」という雰囲気がありません。
ありのままの豚の姿で人に媚びも売りません。
豚だからどうせ…なところも垣間見えますが、基本的に素のままで情に溢れた性格が女性にも男性にもウケる秘訣でしょう。
【ポルコ性格イケメン説5】飛行艇の操縦技術の高さ
「アドリア海のエース」と呼ばれていただけあって操縦技術が凄い!
最後のカーチスとの対決の時には「捻り込み」と呼ばれる戦闘マニューバ(機動)で敵機の背後を取る技を披露しました。
アニメながらスピード感溢れるこの対戦は非常にかっこいい!
この対戦でもカーチスを打ち落とそうとしないところにポリシーと技術の高さを感じました。
他にもポルコの魅力は沢山あるんですが、まとめると
「昔ながらの男らしい男!情けなさやプライドを含めた生き方がなんかカッコイイ!」
決して器用な気遣いや優しさを見せる王子様じゃないんです。
むしろ自分勝手で束縛を嫌う勝手な男なんです!
でもそこに隠れ見える配慮や優しさがいい!!
ポルコの魅力を語るには私の語彙力が追いつきませんが、とにかく大人な魅力を持ったイケメン豚であります。
素顔もイケメン?ポルコの呪いを考察!
登場からブタってこともあってふとした時に見せる人間の顔がやたらカッコよく見えますよねw
横顔がまたいい。
過去の回想シーンでは若かりし頃のポルコも出てきますが、もちろんその頃は普通の人間です。
ジーナは「魔法」と言っていますが、ポルコにかけられた魔法って一体どんなものなんでしょう?
調査&考察致します!
- 豚の姿に身をやつしている理由は作中では明らかにされないが、戦争で友を失った悲しみや国家への幻滅が示唆されている。
- 設定では「自分自身に魔法をかけた」とされているが、魔法のシーンは描かれておらず、登場時点で既に豚人間の姿になっている。
とあります。
ポルコにかけられた呪いに関しては劇中で明らかになっていません。
これは宮崎駿お得意の「答えはとくにない。想像にお任せします。」スタイルでしょうか。
しかし人間の姿に戻るシーンもありますし、何らかの意図が隠されていることは確実です!
設定の「自分自身に魔法」ということも踏まえて考察していきます。
17歳の頃~戦時中の不思議な体験をした時までは人間の姿であったポルコ。
やはり戦争で仲間を失ったことが大きな要因であるように思います。
ジーナの店に飾ってある写真を「気にくわない」と言い、
その頃の写真のポルコの顔部分だけ黒く塗りつぶされていることから
「当時の自分への否定的な気持ち」なども見えますね。
ポルコは元々イタリア空軍の大尉でエース・パイロットとして活躍していました。
まさに空軍で腕の立つ皆の憧れ的な存在です。
しかし戦争で活躍する傍ら仲間を守れず失ってしまいます。
ポルコが敵から逃れながら見た不思議な光景では雲の大草原が広がるもっと上空に細長い雲を見つけますが、
それは雲ではなく戦争で亡くなった無数の飛行機乗りと、ともに散った飛行機でした。
そんな光景を見たポルコは戦争をする国や加担していた自分に幻滅の気持ちがあったのでしょう。
一人生き残ってしまった自分のことも情けなく思っています。
そんな過去の自分との決別の気持ちがブタへと姿を変えたのかもしれません。
そして親友の恋人(嫁)でもあったジーナに恋心を抱かぬように、
亡くなった親友への気遣いと今後のジーナの幸せのためにもブタに姿を変えたのかもしれません。
ポルコは「人間嫌い」と言っていますし、そもそも人間に戻りたいとは全く思っていません。
しかし劇中では2度ほど人間の姿に戻ります。
- フィオが寝ている横で銃弾を触っている時
- カーチスとの決闘後にフィオに別れのキスをされたあと
この二つに共通する点はあるんでしょうか?
これも私の完全考察になりますが、
恐らく普段は豚のままでいたいと思っているポルコ。
自分自身に魔法をかけて豚の姿でいます。
しかし気を抜いて別のことを考えている時はふと人間に戻ってしまうのかもしれません。
例えて言うなら
「座禅を組んで無心に瞑想している時に、ふと考え事をしてしまい集中がとぎれてしまうときのような。」←わかりづらっ。
しかしながらフィオのキスのあとはまた違う意味なんではないかと思うんですよね。
フィオに対し「フィオを見てると人間も捨てたもんじゃないと思う」と言っていたポルコ。
きっと最後は「人間に戻ってもいいかな。」と思った結果なんではないでしょうか?
なので人間に戻る二つのシーン。
私的には意味が違っていて
- まだ人間には戻りたくないが、ふとした瞬間に戻ってしまうポルコ
- 人間に戻るのも悪くない。と、過去の自分含めて許せる気持ちになったポルコ
そんな違いがあるんじゃないかと考察しました!
宮崎駿監督はブタの姿に関する明確な答えや原因についての回答を控えています。
論理的なものではなく感覚的にそれぞれ感じることが重要なのかもしれませせんね!
余談ですがハウルの動く城のソフィーの呪いにも通じるところがあるような気がしました。
ソフィーの呪いについての記事もあるのでそちらも是非♪
【ジブリの呪い考察記事】
【ハウルの動く城】ソフィーの年齢が若返る理由は?呪いはいつ解けた?
乙事主(おっことぬし)の名前の由来と意味やモデルは?なぜ祟り神になるのか?
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まとめ:「紅の豚」ポルコ・ロッソは性格イケメンでかっこいい?人間の姿や呪いを解説
イケメン豚のポルコ・ロッソの魅力と呪いの謎に迫りました!
- ポルコ・ロッソのプロフィール
- ポルコ・ロッソがモテる理由!魅力まとめ
- 素顔もイケメン?ポルコの呪いを考察!
今どき中性的で女の子みたいな男の子がモテる世の中ですが、やっぱりこの男臭いポルコみたいな男性かっこいいですよね!
ジーナやフィオが恋する気持ちがよ~く分かります。
以上「「紅の豚」ポルコ・ロッソは性格イケメンでかっこいい?人間の姿や呪いを解説」でした!
紅の豚ネタバレ、感想、解説
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