【ハウルの動く城のネタバレ】原作小説との違いは?登場人物の設定を徹底比較

ハウルの動く城って原作小説とどれくらい違うの?

 

宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」

その原作となったのがダイアナ・ウィン・ジョーンズ作の「魔法使いハウルと火の悪魔」です。

 

さて、この原作小説との差。どれほどあるのかと言うと「結構ある」んです。

もちろん大まかなくくりであったり設定はほぼ一緒です。

 

だけど私の印象としては「超似てる作品!だけど違うよね?」って思ったほど。

 

これは宮崎駿監督の描きたい世界観をかなり重視しているため。

そして、無駄な説明を省き視聴者の見解にあえて委ねているからだそう。

 

今回はそんな原作と違う箇所を5つピックアップしてご紹介したいと思います!

  1. ソフィーは魔法が使える!
  2. サリマンは男性でハウルと同期!
  3. 荒れ地の魔女はずっと敵で黒幕まで存在する!
  4. 戦争シーンはない!
  5. 悪魔を倒したあとの結末。。

 

原作を知ることで映画をより楽しめること間違いなしです!!

 

ネタバレ含むので注意してください!

 

【ハウルの動く城のネタバレ】原作小説との5つの違い

 

【原作との違い1】ソフィーは魔法が使える!

【ハウルの動く城】ソフィーの年齢が若返る理由は?呪いはいつ解けた?

【ハウルの動く城】ソフィーの年齢が若返る理由は?呪いはいつ解けた?

これ映画ではハッキリと描かれていませんが、実はソフィー魔法が使えるんです。

 

一体どんな魔法か?

それは映画にもヒントが隠されています。

映画終盤、カルシファーをハウルの心臓に戻そうとするソフィー。

 

ソフィー「心臓をハウルに返すとあなたは死んじゃうの?」

カルシファー「ソフィーなら平気だよ。たぶん。」

ソフィー「どうか。カルシファーが千年も生き、ハウルが心を取り戻しますように。」

そして心臓を戻すとハウルの胸元が光り、流れ星の姿に戻ったカルシファーが出てきます。

カルシファーは死なずに自由になれたんですよね。

これ、ソフィーの魔法がなければ実現しなかった出来事なんです。

そのソフィーの魔法というのが「命を吹き込む魔法」。

 

原作ではカカシに命を吹き込んだのもソフィーとなっています。

ちなみにソフィーの元の髪色も映画と原作では違っていて、原作ではあかがね色の髪だそうです。

↑これが、あかがね色。レンガのような色見ですね。

 

【原作との違い2】サリマンは男性でハウルと同期!

これも驚きですよね。

映画版ではハウルの師匠であり、ロマンスグレーの髪・品の良さそうないで立ちである「マダム・サリマン」先生。

↑映画版サリマン先生。

 

原作ではハウルと同期の男性魔法使い。

しかも序盤から「荒れ地の魔女を倒しに行って行方不明状態」になってます。

完全別キャラと言っていいでしょう。

 

【原作との違い3】荒れ地の魔女はずっと敵で黒幕まで存在する!

ダメ男ハウルの正体は何者で化け物に変身する理由は?部屋で出た緑のネバネバ液体は何?

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映画では王宮でサリマンに力を奪われ老婆と化した荒れ地の魔女。

ソフィーに引っ付き介護状態になりながら動く城でともに生活します。

 

おばあちゃんになってからは脅威も感じられず、ちょっとワガママ自己中なおばあちゃんってぐらいですよね。

 

ラストシーンでは動く城の庭らしき場所で平和に本を読んでます。

しかし!

原作ではずっと敵!悪者です。

とはいえ、黒幕は別に存在するんですけどね。

 

荒れ地の魔女はその黒幕である悪魔(アンゴリアン先生)にずっと操られている設定です。

もちろんこの黒幕は映画版には出てきませんので原作のみの登場となってます。

 

【原作との違い4】戦争シーンはない!追加した意味と理由は?

ハウルとソフィーのその後は?原作続編ではキスして結婚と出産する?

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戦争のシーンは完全に宮崎監督の意向です。

なぜあえて原作にない戦争シーンを入れたかと言うと「戦火の恋」を描きたかっただからだそう。

 

ちなみに原作でも戦争は始まりそうな気配はありますが、始まりはしません。

では、戦地に繋がっていた黒の扉は原作ではどこに繋がっていたのか?

これは原作のみに描かれているもう一つの世界「ウェールズ」です。

 

このウェールズはハウルの家族が住んでおり「現実の世界」となっています。

そしてソフィーが住む世界、こちらは「インガリー国」という架空(おとぎ話)の世界なんです。

なので、おとぎ話に登場する七リーグ靴や姿隠しのマントなどが登場します。

まるでハリー・ポッターの魔法学校の世界のようですね。

 

【原作との違い5】ストーリーは違うけど結末はほぼ同じ

【ハウルの動く城の結末ネタバレ】かかしの名前と正体は?原作との違いを考察!

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原作での敵は「荒れ地の魔女」もとい黒幕である「アンゴリアン先生」です。

ハウルはこの黒幕を魔法で倒し、今までかけられていた悪い魔法がすべて解けます。

 

皆が歓喜に溢れる中、ハウルはソフィーに「一緒に暮らしてほしい」と告白します。

 

この後は映画とほぼ同じように、カルシファーもちゃんと戻りハッピーエンド!

 

ちなみに巷では「ハウルとソフィーが死んでしまう」などの噂も出回っているそうですが、そんなことはありません。

 

原作小説にはその後の姉妹本(2.3)もあり、主人公は変わるもののハウルとソフィも登場します!

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まとめ:ハウルの動く城の原作小説との違い5つ!

ハウルの動く城の原作小説との違いは?結末も比較!

  1. ソフィーは魔法が使える!
  2. サリマンは男性でハウルと同期!
  3. 荒れ地の魔女はずっと敵で黒幕まで存在する!
  4. 戦争シーンはない! 戦火の恋を描きたかった
  5. ストーリーは違うけど結末はほぼ同じ

 

原作には登場人物ももっと出てきます。

映画ではいまいち分かりづらかった点なども原作を読めば解決するかも?

マルクルなんかも映画と原作で違いますが、別記事にて詳しく書いてありますので是非ご覧くださいね!

ハウルの動く城マルクルは何者で正体は?年齢や部屋をネタバレ考察

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