高等遊民です
ブックオフって正月とかゴールデンウィークにセールやります
むかしは
文庫新書200円! 単行本半額!
とかだったのに今は
全品20%OFF
しょぼくなったなあ~~~
とはいえ、安い
2019年に買った本を紹介しま~す
以下の動画の文字起こしです!
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哲学youtuberが2019年ブックオフのセールで買いまくった本を紹介
こんにちは、高等遊民です。今回はブックオフで正月の20%OFFのセールに行ってきましたので、買ってきたものを紹介します。ラインナップはこんな感じです。長くなりそうだな1冊1冊やっていると長くなりそうなので簡単に紹介していきます。それでは行きましょう
まず第一冊目です世界の歴史中公文庫版です
十六冊セットを買いました
世界の歴史 全16巻セット (中公文庫)
文庫版の世界の歴史昔の中公文庫です今は緑色の文庫版や単行本が全三十巻が出ています
昔の中公文庫や、河出文庫から世界の歴史シリーズは文庫化されています。その古い版の方ですもちろん新しい版の方がいいんですけれども、古い版にもそれなりにいいところはあります。
昔の有名な学者が五百ページくらいにわたって書いてくれてるのがいいところです
例えば第二巻ギリシアとローマは村川堅太郎先生が書いていますローマ史やギリシャ史で有名な先生です
あとはフランス革命とナポレオンの間は桑原武夫先生が書いていますフランスの超一流の研究者がナポレオンとフランス革命について書いていますこう言う超昔の一流の学者が五百ページぐらい一冊分書いてくれているので面白いです
十六冊分このシリーズあるんですけども第一巻から第十六巻まで全部読もうなんていう計画は挫折するからやめた方がいいです
自分はダメだというダメ体験しか残らないので、自分の好きな所おもしろそうなところ、興味のある所から選んでいくのがいいと思います。
例えば塩野七生のローマ人の物語も、あれは挫折しますよ一巻から読むと
自分の好きなところとか、面白そうなところだけ読めばいいです。僕はローマ人の物語のローマ時代を語る前のギリシャ時代って挫折しましたので、それが良い教訓になりました、漫画だけですね、第1巻から最後まで読んで楽しく読み通せるのは、なので好きなところから読んでいきましょう
哲学の歴史第9巻中央公論新社
私は勝手に赤本と呼んでおります
哲学の歴史〈第9巻〉反哲学と世紀末
これは全12巻プラス別巻のシリーズで非常に良いシリーズなどで買っておいて損はないです
本屋さんで、全巻揃えてもいいくらいの本です、何がいいかっていうと分厚くて丁寧なのはもちろんですけど参考文献の一覧が巻末についていてこれがすごく丁寧なんです、類を見ないほど丁寧です、ニーチェとかキルケゴールが入っていてニーチェのドイツ語の原典で研究者がこれを元にして読んでいるよって言うテキストまで案内して
他にも日本語も海外のも研究書が定番や最新の研究書を書いてくれてますたまに1行レビューなども付いていてすごく丁寧です
なので、この本をスタートにして哲学の本、他にも研究書を読んで行けばまず困ることはありません、どの本読んでいいかわからないっていうことで困らない素晴らしい文献案内が付いているので、この本は是非持っていてください
ただ一点だけ欠点致命的な欠点があって言わせてもらうと目次がしょぼいんですよ
名前しか書いてないですせめて名前と見出しぐらいは書いておいて欲しいですね
これがないだけでどういう内容を扱っていたか全然わからないんですなので二回三回と呼びたい時にすごく不便なんです
中央公論新社さんこれをもし改版して新しく出す時は目次を増やしてください、作品や参考資料まであるようなので、目次も増やしてくださいお願いしますよ
続いて哲学者群像101です
多分101人について哲学者の思想を簡単に紹介しています
木田元が編集だそうです。人と思想ていう清水書院の本がありますけど、それは1人1冊扱われています。
こちらは見開き二ページで1人あつかわれて簡単に人と思想みたいな内容が書いてあります。哲学者の作品を読むのは結構難しいんです
けど、哲学者のエピソードや人生から入ると面白いですし、問題意識を知るのにもとても重要な要素になりますので、エピソードと言うのは勉強しておいて損はないです
物語のように面白おかしく哲学を学ぶには哲学者の人生から入るのはすごくおすすめです
デカルト―「われ思う」のは誰か (シリーズ・哲学のエッセンス)
デカルト斎藤慶典先生のデカルトの本ですNHK出版でこのシリーズはオススメです
プラトンが納富信留先生というギリシャの先生が書いているんですけども僕は事あるごとにこの本を勧めています
ついでに言うとこのプラトンの本ですこれもおすすめなので読んでください
プラトン 哲学者とは何か
買った理由は二百円だからだったんですけどこの哲学のエッセンスシリーズも読書案内が充実しています
本自体も百ページちょっとで読書案内が丁寧です五ページぐらいの本なんですけども
読書案内を文章にして書いてくれていて初心者はこれを読んだらいいよとか
それらを読んだら次はこういう本格的な研究書を読むといいよとか丁寧に書いてくれてなかなか良い本なんです
あと面白いのは例えばこの斎藤慶典先生の専門は現象学とかフッサールなんですけれども、デカルト書いているんです
このシリーズのニーチェは神崎繁先生というギリシャ哲学の研究者が書いているんですけれども、だからちょっと自分の専門と外れている哲学者をあえて書いているというシリーズなんですもちろん自分の専門書いてる本もあるんですけど、なので新しい全く違う切り口でデカルト像を書かれていることもあるので結構面白いシリーズだと思います。
Kindle Unlimitedでもこのシリーズ何冊かあるので登録している人はぜひ何冊か手に取って読んでみてください
自分を知るための哲学入門 竹田青嗣
これはTwitterで竹田青嗣先生を尊敬している素晴らしい哲学者だと言っている方がいまして、ネオ高等遊民さんも是非読んでみてくださいということだったので買ってみました、
僕は現象学や竹田青嗣先生や現代思想はあまり知らないのでそんなに素晴らしいんだったら読んでみようと思って買ってみました。
同じようなのがわかりたいあなたのための現代思想入門という本
これも竹田青嗣先生の名前が書いてあったので買ってみました。
現代思想については、マシュマロの匿名質問箱でも、メルロポンティーの現象学をやりましょうとかレヴィストロースについてやりましょうとか、そういう温かいご意見ご感想をもらっているので、高等遊民と一緒に現代の哲学を勉強していくといいですね
2019年は現代思想にもちょっと詳しくなれたらいいなと思っています
質的研究のための理論入門―ポスト実証主義の諸系譜
似たような関心で質的研究のための理論入門という本で、本格的な、ナカニシヤ出版の本です、
どういう本か読んでないから分からないんですけど、目次見る限りでは研究理論のレビューみたいな感じです、
記号論と構造主義とか指摘唯物論とかフェミニズムとか書いてあるんですけど、研究理論を紹介してそれに対する研究に対する方法とメリットデメリットとか書いてあるのかなという想像です
なので学術研究の方法論に対するお勉強ができると思います。難しい本なので読める自信はないのですが、お堅い本を読んでみようと思って買ってみました
21世紀こども百科 もののはじまり館
打って変わって図鑑ビジュアル本ですねなんでこんなに買ったかっていうとビジュアル本は活字よりかイメージしやすいんです
僕みたいな大学院出てる人間よりでもたく活字だけよりも絵がいっぱいあった方が読んでて楽しいし頭に入ります
図鑑は子供向けに易しく書いてありますし興味を持てる事柄がいっぱい書いてあるので知識を得るのにちょうどいいかなと思ってます
例えば物の始まり図鑑があります
地図が始まったのはいつなのかっていうのが絵でたくさん書いてあります
地図は数千年前からあった一番古い地球儀はこれだとか書いてあります読んでるだけでへーって思える
動物園の始まりはいつだったとか面白いですよね、王様のコレクションだったとか、
図鑑用に作られたイラストもあるんですけど、他にもちゃんと写真とかがあったりして面白いです
歴史的なものは図鑑で見た方が絶対面白いと思います、
ちがいのわかる絵事典
歴史ではないですけど、アヒルのガチョウの見分け方は昆布で見分けるとか
どうでもいいんですけどどうでもいいからこそ楽しいんですよね
こんなの読まないですよね 最初の2行と絵しか読まない訳ですけど楽しそうだから買っちゃいました
脳と仮想 茂木健一郎先生
僕読んだことないんですけど脳科学は知っておいた方がいい分野だと思ってます
なぜかというと哲学は2500年前からある人類の知的遺産ですけど今現代の21世紀にかけての最大の人類の研究成果とか新しい分野は脳科学がその一つだと思ってます
なので脳について知ることは哲学をやる上で非常に意味があると思う
ゴリゴリの研究論文は私は読めないのでせめてエッセイ的に書かれたもので勉強しないといけないなと
茂木健一郎とか中野信子とかその辺の本は少しでも読んでいかないといけないなと思います
こないだ本棚でそう紹介した橘玲さんとかもそういうのに近いと思います。
要するに現代の科学の知見を踏まえた上で哲学を考えてみる視点が大事です
研究者になりたいんだったらこんな本読まなくていいんですけど、僕の場合は哲学を趣味として学んでいるので色んな知識を踏まえた上でいろいろ妄想をたくましくするのが楽しいわけです
人類の起源
これは創元社の知の再発見双書というビジュアル本です
このシリーズ好きでビジュアルがたくさん書いてある
古本屋とかネットオークションでセットで売ってないかなと思ってるんですけど全然見つからないです
新品で全部買ってやろうかと思ったんですけど1600円くらいなので100冊くらいあったら16万円とか20万円くらいになるから勇気が出ないんですけどもしYouTubeでウルトラ収入が入ったら買っちゃおうかなと思ってます
知の再発見双書全部買ってみたとか言ってうわってなってるサムネイルをちょっとやってみたいですね
人類の起源になんで興味があるかと言うとさっきの茂木さんと似たような関心です
科学って心理学とか経験学的な事実ですよね経験的な事実を積み重ねた上で哲学を考えるのが重要だと思います
哲学はギリシャ哲学が始まって以来理性が人間の本質とか第一のものだって考えられています
それは現代思想によって徐々に崩れてきているんですけれどもそれを崩したい一角が科学の知見だと思うんですよね
人類の起源において、明らかに理性理性が発達していたとはとても言い難い、その辺の知識を踏まえていくと理性だけでは哲学は不十分だけ不十分なのかなという現代思想の潮流がなんとなく掴めてきます、という裏話をしちゃいました
そろそろ終盤です、まんが草子ブックガイド
読書猿さんが勧めていた漫画です、これは素晴らしすぎて感想は書けないと言ってたんですけど、以前も読んだんですけど
どういう本かというと主人公は草子という引きこもりの女子高生です、古本屋さんで、本と出会って感想文を書くと言うストーリーです、
感想文を書く中で古本屋に集まる店主とか店員さんとか先生とかと交流して本を通じて段々と自分の心を人と触れ合って心開いていくストーリーです、
珠玉はすごく細かい絵で本の中をの世界を感想文ですから描写していく
線が細かいんですよね微妙にこの本の線も直線ではなくてフリーハンドで書いてます
その辺が絵全体の柔らかさになっていると思います。
第1話ロビンソンクルーソーの話なんですけれども、その感想文が素晴らしい、
主人公とロビンソンクルーその世界を溶け込ませて感想文を書いてあるんですね、
だからロビンソンクルーソーの世界観も分かるし、さらに細かい字でたくさん感想が書かれていて面白いんですよ、
紹介された本が心から読んでみたくなる、まさにブックガイドにふさわしい本です、
文学が好きな人は是非この草子ブックガイドを読んで下さい、モーニングです、不定期連載でまだ連載しててほしいんですけど、本屋さんで見かけたら是非手に取って買ってみてください
脳の右側で描け
絵の描き方の本です
これも読書猿さんがTwitterでおすすめしてた
なんで勧めたのか忘れていたんですけどブックオフで見かけたから買ったんです
どんな本かも僕はよくわかってないですけど読書猿さんが勧めたからとりあえず買う
自分の尊敬する人や学者先生が進おすすめの本は基本的には手に入れられるなら手に入れましょう
なぜかというと自分が尊敬する人は自分の関心に近いから尊敬する人です
自分の関心近いことを自分よりも高いレベルで考えているから尊敬するわけで
その尊敬する人が勧めてる本は自分にもヒットする確率が高いです
軽蔑する人のオススメする本よりか尊敬する人のオススメの本を読んだ方が人生楽しいし打率も高いです
後は僕はブログとかYouTubeをやってるんで絵とかイラストがかけたらいいとずっと思ってるんですね
そういうの、どうせ練習しないんですけど、書けるといいなと思って買ってみました
2019年中にパラパラ読んで絵を描く練習をしてみたいと思います
いよいよ最後の本です
風の谷のナウシカジブリの教科書文春ジブリ文庫
ジブリ作品ほぼ全て出ているので好きな作品は買った方がいいです定価でも七百円しない安い本です
買った理由は二百円だったからなんですけどなぜ買ったかというと僕はナウシカにそこまで詳しいとかファンではないんですけど唯一の理由がナウシカっていう名前の意味や由来にあるんです
ナウシカはギリシャ神話に出てくる人物ですホメロスのオデュッセイアという叙事詩に出てくる王女様の名前がナウシカなんです
このナウシカは明らかにオデッセイアから取っていますしオデッセイアから取ったとジブリの教科書に書いてあるその本に引用までしてありますオジュッセイや岩波文庫へ出ています
オデュッセイアのナウシカは風の谷のナウシカに劣らずいい女なのです
強くて優しいなよなよしたところがない強く清らかな健康な女性なんです
オデッセイアはどういう話かというとトロイア戦争というのがあってトロイアの木馬が出てくるやつです
それにギリシャ軍が勝ったんですけどオデュッセイアはその中の一人の選手がオデュッセウスと言う名前なんですけど
帰り道自分の故郷に帰るまでになかなか帰れなくて漂流してしまうんです
漂流していく中にあったのがナウシカなんです
ほとんどオデッセイアは裸のまま海岸に放り出されてその時にたまたまナウシカという王女が侍女と一緒に水浴びだか洗濯に来ていたんです
お互いがほとんど服は着ていないままであったんですけど、周りの女性はキャーと言ったんですけど、ナウシカ毅然として誰だお前はといったです
オデュッセウスもいい男なので、ナウシカ好きになってしまいますオデュッセウスの方もまんざらではないんですナウシカのお父さん、王様も、オデュッセウスよとナウシカの旦那になって、この国にとどまってくれないかと言います
ただ、オデュッセウスは奥さんが、ペネロピという奥さんがいます。
すみません、私はペネロピが待っていると言って断ってまた旅に出ます。
高等遊民だったらナウシカはいい女なので、ペネロピすまんとなる確率が98%くらいあります。オデュッセウスはいい男なのでそこは断って旅に出るんです。
だから要するにカリオストロの城なんですよやっていることは
カリオストロの城のエンディングはオデュッセウスとナウシカの別れと全く同じ構造です。そういうことなんです。
強くて美しくて清潔なオデュッセイアのナウシカ姫にプラスで可愛い少女の要素をつけたのが宮崎ナウシカです、
僕はもちろんオデッセイアにナウシカっていう王女がいることを知った方があとなんですけど、その繋がりを知ってますます宮崎はやを尊敬した訳です、オデッセイいアのナウシカ姫に萌え要素をつけた素晴らしい少女に落とし込んだのは尊敬ですよね
2019年新年に買ってみた本の紹介でした、全部で1万円くらいは買ったんですかね、思ったよりかは安く済みました
今回も長い動画でしたが、最後までご視聴頂きましてありがとうございました