プラトンのメノン解説の創作対話篇。徳は教育によって学び得るか?
プラトンの対話篇『メノン』の内容の一部を、分かりやすく解説しました オリジナルの対話編です こちらの記事は寄稿によるもので、筆者は高橋昌久さんです。 哲学者。著者に「マテーシス」「古典bot〜140字で読む…
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プラトンの作品(対話篇)の特徴や内容解説です
プラトンの対話篇『メノン』の内容の一部を、分かりやすく解説しました オリジナルの対話編です こちらの記事は寄稿によるもので、筆者は高橋昌久さんです。 哲学者。著者に「マテーシス」「古典bot〜140字で読む…
プラトンを語るのは、おこがましいことです。 しかし「プラトンについてぼくが知る、わずかなことどものうちのすべて」を語りたいと思います。 「~なことども」「~のうちの」というのは、ギリシャ語翻訳でよく使われる…
エウテュプロンはアテナイの神官で、ソクラテスと「敬虔/不敬虔とは何か」というテーマで対話します。 エウテュプロンは若いですが、優れた神官です。彼の前口上を聞いておきましょう。 &…
プラトンの作品は、対話篇という形式で書かれている。 おおざっぱにいうと、芝居の脚本のように書かれている。 このことから、プラトンの作品は哲学書にしては読みやすいと思われている。 実際、読みやすい。なぜ読みや…
プラトンの対話篇『饗宴』は、愛(エロース)をテーマにした哲学史上の古典であると同時に、文学作品としても傑出した古典と言われています。 『饗宴』は物語調で語られる プラトン『饗宴』の舞台は、悲劇…
『ソクラテスの弁明』はプラトンの最も有名な作品のひとつです。プラトンの作品の多くは執筆時期が判明しておりませんが、『ソクラテスの弁明』は最初期に書かれたものだというのが一般的な見解です。 裁判にかけられたソ…
はじめに いわゆる「魂三部分説」を何回かに分けて考察しています。 「魂三部分説」という言葉は、プラトンについての解説書を読んだ方なら誰でも目にした言葉かと思います。 その解説を読んで、どう思うでしょう。正直「ふーん ( …
以前、いわゆる「魂三部分説」の文脈について考察しました。 魂なんて非物質的なものがなんで3つに分かれるんだよ、という疑問に対して、要するに個人の内部での正義の働きについて論じるための取っ掛かりとして、国家を比喩・類比とし…
プラトン『国家』第四巻にいわゆる「魂三部分説」が出てきます。 この言説が登場する文脈を理解したいと思います。 そもそもこのいわゆる「魂三部分説」は、プラトンの解説書では必ずと言っていいほど出てきます。 ”プラトンによる正…
前口上 プラトン『国家』の副題は「正義について」です。実際に「正義とは何か」が語られるのは中盤と終盤に2回ほどあるのですが、 プラトンの解説書の類を読んでも、ほとんどすべての解説書が第4巻の「…
なぜあなたは、「勝ち組になるのが得だ」と分かっているのに、それを目指さないのですか? 「この世は弱肉強食の奪い合い」 そう分かっているなら、なぜ「強者」になろうとしないのですか? 私たちが抱えている、こんな矛盾。 プラト…
不正を冒したいだけ冒す。 それが誰にもばれず、むしろ「清く正しい人」と、いたるところで評判を得る。 これが最高の人生ではないのか? それでも「正義」なんていう下らない約束事を守る意味があるのか? プラトン『国家』は、こう…