【時をかける少女】タイムリープの方法と回数は?仕組みや条件が矛盾する理由は?

【時をかける少女】と言えばタイムリープを題材にした映画です。

 

そもそもタイムリープとは「時間を移動すること」の意味。

それってタイムトラベルと同じ?と思ってしまいますが、どうやら別物のようで↓

「タイムトラベル」は過去の世界に自分が向かうので、自分が二人になる。

 

それに対して

「タイムリープ」だと過去の自分自身に戻るので、時間の違う自分が二人存在する事がない。

ものだそうです。

 

まぁ、そうは言っても学術用語ではないためとくに「タイムリープ」「タイムトラベル」に厳密な定義はないようですが・・・

まだまだそんな装置も開発されていませんし未知の世界ですよね~。

 

でも誰しも1度は憧れるんじゃないでしょうか?

薮下依子
私は元々SF的なお話が好きなのでこの手の話は大好物ですけどね。

 

「ドラえもん」や「バックトゥーザフューチャー」みたいに過去や未来に飛ぶなんて最高に夢のある話じゃぁないですか!

まさにその現代版がアニメ映画の「時をかける少女」!

劇中でのタイムリープの方法やら仕組みなどなど気になりますよね~!

 

よくよく考えてみると「あれっ?」って矛盾が出て来てしまうのも空想の世界ならではです。

そう。今回はこの「タイムリープ」にスポットを当て調査&考察を致します!

 

  1. タイムリープ方法と仕組みは?
  2. 条件と回数は?
  3. 矛盾する点とその理由・・・

 

テーマがテーマだけに複雑になってしまいがちなので、なるべく単純簡潔に考察しました。

タイムリープの回数に関しては劇中で最高26回という結果だったんですが、

 

恐らくもっと使用している可能性があるので「30回」使えるものだと仮定しました。

 

以下、詳しく解説致します!

 

『時をかける少女』タイムリープの方法と仕組み

まず、私はこの手の話が好きと言っておきながら専門的知識は全くありません。

タイムリープは現段階では夢のような話ですし正直疑問と矛盾だらけだと思っています。

 

なので、あえてここでは難しく考えずにシンプルに考察致しますね。

アニメ版「時をかける少女」のタイムリープと言えば

真琴が飛ぶ(ジャンプする)イメージですよね。

そうまさに↑このイメージです。

 

劇中でも「タイムリープするぞ!」となると何度も走って高い場所からジャンプする真琴を見かけます。

 

そもそもなぜ高い場所からのジャンプがタイムリープできる鍵だと思ったのか?

無意識に1番初めにタイムリープした時は電車にはねられる直前。

 

真琴は自転車ごと踏切に突進して宙を舞います。

「私、今日死ぬんだ・・・こんなことなら・・・」なんて死を覚悟したその時、ふと気づけば坂道の途中に戻っていました。

 

なので恐らく「似たシチュエーションを作ればタイムリープできるはず!」

と思ったのかもしれませんね。

 

てことは、

「タイムリープの方法」とは

→クルミ型タイムリープ装置を割ったあとに戻りたい時間を念じ走ってジャンプ!

 

ってことになるんでしょうか?

千昭も走ってジャンプしてたってこと?

 

おじさん、おばさんには辛すぎるよその方法。

あと着地でゴロゴロと転がって壁に激突するのも怖いよ。

とんでもない場所に着地したらそれこそ死ぬよ。

 

真琴が使う一番最後のタイムリープ(千昭のお陰で戻った1回)も坂道を走ってジャンプしていましたし、真琴はずっとこの方法でタイムリープしていたのかもしれません。

 

しかし、劇中では走ってジャンプしなくても時間が戻っているシーンが数か所ありますね。

 

  • 千昭から告白されたとき。
  • 高瀬君が消火器を投げてきて間に入った千昭をかばうとき。
  • 千昭にタイムリープを疑われたとき。

 

など、シリアスな場面では走ってジャンプの描写は見られませんでした。

 

これは単純にストーリーをスムーズに見せるためでしょう。

クルミ型タイムリープ装置の説明書を読んだわけではないので分かりませんが、恐らくもっと楽に、確実にタイムリープ出来る方法とかありそうですけどね。

 

紙に戻りたい日時や場所を記入して強く念じる。とか

せいぜい3歩歩いてその場でジャンプ。とか。

 

じゃないと商品として老若男女使いづらいですもんね。

次に仕組みですが、ドラえもんのように

「戻ったら過去の自分がいた」

「未来から来た自分と会話」

のように同じ場所に自分が2人とはなりません。

 

つまり、現在の記憶を残したまま逆再生をする感じですかね。

これに関しては真琴の目線になった方が分かりやすいかもしれません。

 

「昨日の晩に戻りたいな~。」って思ったら記憶はそのままで昨日の自分に戻るんです。

まさに理想的タイムリープって感じしません?

 

それぞれが自分のビデオテープ(←古い?)を持っていて、今の記憶はそのままに自由に巻き戻せる仕組み。

 

これが基本となっています。

がしかし矛盾も出てきますのでそれはのちほど説明させて頂きますね。

 

『時をかける少女』タイムリープの条件と回数

さて次にタイムリープの「条件と回数」についてですが

真琴はタイムリープの力を手に入れたと認識した初めのうち、この「条件や回数」について何も知りませんでしたよね。

なのでとにかく自分の都合で乱用しまくりでした。

回数に限りがあると気づいたのは入浴中に見つけた腕の数字がタイムリープを使った後に変わった時です。

 

数字を発見した時は「90」だと思い込んでた数字が1度タイムリープして「50」になったのを疑問に抱き

「90」ではなく「06」

「50」ではなく「05」

であると気づき、残り5回しかタイムリープできないと悟ります。

 

ここで分かったことは

「タイムリープの回数には限りがある。」ということだけ。

しかし本編では「一体タイムリープの回数上限っていくつ?」の答えは出ていません。

 

これは数えるしかない!

と、何度も見返し正の字で数えたんですが曖昧な所も多くて断定できない箇所も・・・

魔女おばさん(和子)との会話では

 

  • 朝も二度寝、三度寝できるし
  • お小遣い日に戻れるし
  • 忘れ物しても大丈夫だし
  • 90分の食べ放題でも時間無制限になるし

 

などの言動はあるものの、実際にそれを行ってる描写はない。

カラオケでは3回タイムリープする様子が確認できますが、

帰宅後の真琴は「10時間ぐらいカラオケしてた」と言っていますのでもっとタイムリープをした可能性が大いにあります。

 

あとは、3人で野球している時も捕球で2回、バッティングで3回の計5回と思われますがハッキリとはしていません。

私が数えた限りでは「22回以上?」の曖昧な結果でしたが

もっと細かい考察をしている方では「26回以上」との回答もあります。

 

タイムリープの回数

劇中で描かれる真琴のタイムリープ回数は26回。しかし、チャージされた回数が26よりも多い場合、回数を増やせる可能性があるのは、※A〜※D関連の四カ所以外はありえないかと思います。

※A.真琴、早めの登校
※B.カラオケでの回数
※C.野球での回数
※D.魔女おばさんとの台詞より

参考:アニメと映画の構成原理主義的考察より

 

まぁ、タイムリープ装置を商品化してあまりに半端な回数では販売しないはずですし、恐らく「25回」か「30回」が上限であると思われますが

私としては真琴の言動や信憑性のある考察を踏まえた上で「上限は30回」であったと決定したいと思います!

しかし劇中で確認できるのは最高で「26回」です。

ほんの数日でその回数を使い切るとは、真琴の乱用具合が凄いですよね。

 

その他、タイムリープの条件と言えば

千昭が言った「未来から来たことを話してはならない。」も一つでしょう。

なのでクルミ型タイムリープ装置の劇中で分かる「条件と回数」は

 

  • 上限回数は最高で「30回」
  • タイムリープのこと、未来から来たことなどは話してはならない。

 

本来ならめちゃめちゃ細かな条件ありそうですけどね~。

  1. タイムリープ装置は〇歳以上~〇歳未満しか使用できない。とか
  2. 資格が必要。とか
  3. 何度も連続で使用してはならない。とか
  4. 時代を変える行為はしてはいけない。とか

 

そう考えると真琴は相当ルール無視してそうですが、バカだからこそ被害を最小限に出来たのかもしれませんね(笑)

 

タイムリープの矛盾点とその理由

タイムトラベルやタイムリープの映画・アニメにはどうしても矛盾点や疑問がつきものですよね~。

さて、本作ではどんな矛盾や疑問があったでしょうか?

 

まず、タイムリープ「方法と仕組み」では

「記憶はそのままに過去に戻ることができる仕組み」と説明しましたが、それでは矛盾が生じる箇所があるんです。

 

真琴が最初にタイムリープを使い切ったのは千昭との電話です。

「お前さぁ、タイムリープしてね?」

 

この質問に動揺した真琴は最後の1回であったタイムリープを使います。

その直後、ブレーキの壊れた自転車に乗った功介と果穂が踏切に突進していきます。

既にタイムリープを使い切ってしまっている真琴は泣き叫びながら「止まれ止まれ!」と念じます。

 

しかし気づくと功介たちが来る前の踏切に戻っており、時間も止まっていました。

これは千昭がタイムリープを使ったからですよね。

千昭が言うには

「俺がタイムリープ使わなかったら功介たちは事故で死んでたし、真琴は責任を感じて泣き叫ぶしで大変だった。」とのこと。

 

しかし、真琴にはその記憶はありません。

これはタイムリープをした千昭のみの記憶が残っているからです。

ではなぜ「真琴は自分のタイムリープがゼロになったという記憶が残っていたのでしょう?」

 

通常であれば、千昭が

「功介たちが坂を下る前」

「真琴が最後の1回であったタイムリープを使う前」

にタイムリープしたのなら

真琴には最後の1回を使った記憶すらないはずです。

 

しかし千昭の秘密を聞いて別れた後も真琴はタイムリープは使い切ったと思っています。

うーん。確かにそれまでのタイムリープの状況を見ると矛盾を感じてしまいますよね~。

これに関しては様々な憶測を立てることができます。

 

例えば

 

  • 千昭は時間を止めたりできるし、真琴の記憶操作もできたのではないか説。

通常ラスト1回のタイムリープした記憶(0になった記憶)が残っているのであれば、時間が戻る前のすべての記憶が戻っていたはずです。

ということは、千昭の言っていたように「功介と果穂が事故に遭って亡くなった記憶」も残るはずです。

しかし、千昭が記憶を操作し功介と果穂が事故に遭う直前の記憶までに操作したことで矛盾が出た。

 

  • そもそも真琴のタイムリープと夢を混同した話なんじゃないか説。

真琴の夢は映画の中の現実と区別がつかない所があります。

(物語冒頭の目覚ましが落ちてくるシーンなど。)

このことから、数字が0になった前後の出来事は、真琴の(千昭が時間を戻さなければ起こるはずだった出来事の)予知夢だったのではないだろうか。

この憶測はあくまで無理やり矛盾を解決するならば~の話になります。

 

作品の矛盾点に関しては原作者の筒井康隆氏も

「突っ込もうと思えばいくらでも突っ込める。」と語っていますし、SF作品にはつきものなのでしょう。

 

真琴が土手からタイムリープして実家にプリンを食べに帰った時も「なんであの一瞬で帰って来たの?」なんて疑問もありますし

千昭と真琴でタイムリープし続ければ無限にタイムリープできちゃうじゃん!

などなど挙げだしたらキリがないんですよね~。

 

過去にもタイムリープやタイムトラベルを題材にした作品は数々存在しますがどれも全て追及すると矛盾点は出て来てしまうもの。

この矛盾点を解決できるその日には、タイムリープが現実のものになるかもしれませんね!

 

まとめ:タイムリープは劇中で26回以上している!仕組みや条件はストーリー上矛盾してしまうことも。

【時をかける少女 アニメ映画版】タイムリープの方法と回数は?仕組みや条件が矛盾する理由は?

劇中でのタイムリープの方法・回数・仕組みなどを考察結果は以下となりました!

 

  1. タイムリープの方法は走って高い所からのジャンプ!記憶はそのままに過去に戻る。
  2. 劇中でのタイムリープは最高で26回!
  3. 真琴の記憶の矛盾点などはあるが、全てストーリーのスムーズさを優先させている。

 

できることなら時間を戻してやり直したい!

そんな夢を形にした映画が「時をかける少女」でしょう。

 

いつの日かタイムマシンが作られる日は来るんですかね~。

もしできても恐ろしいほど規約が厳しそうです。

 

 

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