細田守の作品に入道雲のシーンが必ず出る理由はなぜ?時かけから未来のミライまで考察!




細田守の作品に必ず入道雲が出てくるのはなぜだろう?

 

「細田守作品の入道雲を見ると夏の到来を猛烈に感じる。」

「細田守の作品の入道雲も見ると夏が来たんだなって思う」

「細田守監督作品って夏の入道雲がかっこよく描かれてて「夏」って感じがいいんだよねー」

(Twitterより)

 

夏の到来を感じさせる、細田守が描く入道雲。

美しく、圧倒的な存在感を放つその姿には思わず見入ってしまいます。

 

※高等遊民は過去にこんなツイートをしてます

 

細田守の作品に必ず入道雲が描かれているのはなぜでしょうか?

青空にモクモクと広がるダイナミックな入道雲には何か意味があるのでしょうか?

 

細田守の作品の象徴ともいえる入道雲について、画像を交えて検証してみましょう!

 

高等遊民
『時をかける少女』から『未来のミライ』まで全5作品の考察です

 

細田守作品の入道雲一覧

 

時をかける少女での入道雲は

主人公真琴と千昭、功介が3人で野球をするシーンの背景に、真琴が泣きながら学校の階段を駆け上がれば青空には入道雲が姿を現します。

千昭と真琴の別れのシーンで、夕暮れに向かって消えていく千昭の前方にも入道雲が描かれています。

タイムリープの残り回数が少なくなったことで自分にとって何が大事なのかということに気づき、千昭との別れを通して成長していく真琴の様子を入道雲が見守っているかのようです。

 

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サマーウォーズでの入道雲は

縁側から見える大きな入道雲を見ているだけで、セミの鳴き声が聞こえてきそうです。

主人公健二が得意の数学を武器に、陣内一族と一致団結して世界を救うべく戦うシーンでは、健二が力を振り絞り、パソコンのキーを叩こうと手を振り上げたその背後にも入道雲がどんと構えています。

必死に戦う健二の思いを象徴しているかのようですね。

 

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おおかみこどもの雨と雪での入道雲は

姉の雪は人間として、弟の雨はおおかみとして、それぞれ違う道を歩むことを決めた姉弟と、二人の子供を守るべく強く生きる母。

木々の間から覗く入道雲が、大きな決断を前に揺れる三人の心を支えているかのようです。

 

作品中では例えばこちら。

小学1年生の雪が友達と遊んでいるところ

トカゲをつかまえて、女の子のお友だちはみんな逃げちゃいます

 

 

バケモノの子での入道雲は

熊徹の広い背中と入道雲がぴったりと合っています。

「バケモノの子」の入道雲は、主人公九太の成長だけでなく、九太の父になるべく奮闘する熊徹の成長も見守っているかのように存在しています。

 

 

未来のミライでの入道雲は?

未来のミライでもきっと入道雲が登場するはずです!

一体どんなシーンで登場するのでしょうか?

楽しみですね!

 

小説版でも、「雲」という言葉はたくさん出てきます

謎の青年が登場する舞台の季節は、夏です。

そこではこんな一節が

「地平線の先まで白い雲がいくつも浮かんでいるのが見えた。根岸湾からの海風がそよいで、髪の間を心地よく通り抜けた。そのせいで、強張った気持ちが徐々にほぐれていくのがわかった」

 

さらにクライマックスのシーンでも、くんちゃんとミライちゃんは雲を見ます

「ツバメが大きく前に躍り出ると、上空をいくつもの雲がゆるやかに流れている景色が広がった。翼を傾けるツバメの後を追って下降していく。雲の下には、どこか地方の田園風景が、夕方の光に照らされていた」

 

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まとめ 入道雲というシンボルの意味

細田守が描く入道雲にはこんな意味がありました!

 

入道雲がもくもくと成長していく様子

  • 映画の主人公がささやかな一歩を踏み出し成長していく様子を象徴

 

さらに細田守が夏休みに映画を公開する理由があった!

  • 夏休みに子供が冒険して、一皮むけて成長するということを映画で体現している
  • 夏休みに映画を観ることは、作品が面白かったということだけではなく、子供たちの思い出になる

 

入道雲は人が徐々に成長していく様を表現していたんですね!

細田守が夏休みに映画を公開する理由にも納得です。

確かに私の幼少期の夏休みの思い出にも必ず映画の存在が有りました。

映画は夏の思い出を彩る大事な要素と言えます。

 

「夏場に人間は成長すると思う」

 

それが、細田守が入道雲を必ず登場させる理由だったのです

 

ぜひ細田守作品を観るときは、入道雲を探してみてください。

そしてクジラも探してみてね↓

細田守作品でクジラが出てくるシーンの全まとめ!意味と場面の解説付き

細田守作品でクジラが出てくるシーンの全まとめ!意味と場面の解説付き

 

細田守監督最新作「未来のミライ」公開日は2018年7月20日金曜日です。

 

それに合わせて、Huluが期間限定の動画配信をします。

 

7月13日(金)より名作『サマーウォーズ』と『おおかみこどもの雨と雪』を9月30日(日)までの期間限定で配信します!

 

過去作品をもう一度ご覧になりたい方は、Huluに登録するとよいですよ。

 

その際、14日間は無料なので、公開月の7月あたりに登録して、ぜひ、細田作品を楽しんでください。

 

わたしは以前、そうしました。で、「時かけ」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」を観て、ほかにもいくつか見て、大変満足な夏を過ごしました。

 

ぜひ夏休みのお楽しみにどうぞ↓↓

 

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noteにて、哲学の勉強法を公開しています。

 

現在は1つのノートと1つのマガジン。

 

1.【高等遊民の哲学入門】哲学初心者が挫折なしに大学2年分の知識を身につける5つの手順

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5つの手順は、「絶対挫折しようがない入門書」から始めて、書かれている作業をこなしていくだけ。

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3か月というのは、非常に長く見積もった目安です。1日1時間ほど時間が取れれば、1ヶ月くらいで十分にすべてのステップを終えることができるでしょう。

ちなみに15000文字ほどですが、ほとんどスマホの音声入力で書きました。

哲学という、かなり難しい内容でも、音声入力で話して書くことは可能です。

音声入力を使いこなしたい方の参考にもなると思います。

 

2は、プラトンの主著『国家』の要約です。原型は10年前に作成した私の個人的なノートですが、今読んでも十分に役に立ちます。岩波文庫で900ページ近くの浩瀚な『国家』の議論を、10分の1の分量でしっかり追うことができます

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