ウケる技術40個の一覧まとめと内容要約!使い方と練習する方法は?

 

ウケる技術 (新潮文庫) 文庫 – 2007/3/1 水野 敬也 (著), 小林 昌平 (著), 山本 周嗣 (著)

 

を読んだので感想です

 

高等遊民の評価:★★★★☆

【☆マークの目安】
★☆☆☆☆:つまんなくて途中でやめた
★★☆☆☆:古本やkindleセールなら買ってもいいかも
★★★☆☆:感動はないけど参考にはなる
★★★★☆:普通に面白い・おすすめ
★★★★★:感動しまくり! 絶対読むべし

 

ウケる技術40の一覧まとめ

目次に出てくる順番はこちらです

  1. ツッコミ
  2. 建前
  3. カミングアウト
  4. 前置き
  5. 分裂
  6. 自分ツッコミ
  7. 下心
  8. タメ口
  9. 恐縮
  10. 切替
  11. 詭弁
  12. 俯瞰
  13. 勘違い
  14. フェイクツッコミ
  15. きざ
  16. パロディ
  17. 自分フォロー
  18. ディテール化
  19. 深読み
  20. アピール
  21. キャラ変
  22. 同調
  23. 便乗
  24. 裏切り
  25. カウンター
  26. ミスマッチ
  27. 天丼
  28. レッテル展開
  29. 悪い空気
  30. ロールプレイング
  31. 擬人化
  32. つよがり
  33. パス
  34. サプライズ
  35. ビジュアル化
  36. 決まり動作
  37. 決まり文句
  38. 韻を踏む
  39. ボキャブラリー

 

ウケる技術のメール篇8つ一覧

  1. 空気読み
  2. 自分ツッコミ
  3. ニュアンス付け
  4. 言い換え
  5. 繰り返し
  6. 映像化
  7. 押し引き
  8. かっこ

 

ウケる技術の4つのカテゴリー

本書では、ウケる技術をすべて並列させ同じ扱いとしてきましたが、実は大きく四つのカテゴリーに整理することが出来ます。

空気・共感モノは、場の空気を読み、その空気を拾う技術のことです。コミュニケーションはアドリブであるとする本書においては受けるための基本的な考え方を含んだ重要なカテゴリーです
空気が読めると言われる人はこのカテゴリーに強いと言えるでしょう

ャラモノとは、空気・共感モノとは逆に、場の空気を作り出す技術のことです。素の自分の状態からモードチェンジして、あるキャラクターを演じ、演じることで笑いにつながる、場の「ひずみ」を生むモノです。

前後モノは、会話文の前と後で逆の関係を作ることによって、聞き手の期待の逆を行く、いい意味で裏切る技術です。後にくるオチの効果まで逆算できる、「計算高い」ところがある人はこのカテゴリーに強いといえるでしょう

クリエイティブモノは応用レベルの技術です。場の空気を読んだりつくり出したりすることとは別に、純粋にアタマの中で面白いことを考えている人が得意な技術です。このカテゴリーは新しい組み合わせを作る技術と、ベタな共感しやすい連想を展開する技術によって成り立っています

ウケる技術 新潮文庫 308-309ページより

 

巻末の表を引用します

一覧になってて見やすいですね

 

カテゴリー 番号 ウケる技術一覧 定義
空気・共感 1 ツッコミ 相手の面白さに気づいて拾う
空気・共感 2 カミングアウト 自分の恥ずかしい部分を告白する
空気・共感 3 下心 下心を口に出してしまう
空気・共感 4 俯瞰 全体像にツッコミを入れる
空気・共感 5 深読み 相手の行動の裏を読む
空気・共感 6 同調 相手のネガティブな期待に応える
空気・共感 7 カウンター 普通ためらうところを即レスで返す
空気・共感 8 相手をいたわりながら切り返す
空気・共感 9 悪い空気 雰囲気の悪さを共感し合う
キャラ 10 建前 思ってもいないことをオーバーに言う
キャラ 11 タメ口 目上の人に友達感覚で話しかける
キャラ 12 恐縮 極端に下手に出る
キャラ 13 勘違い 物事を都合よく解釈する
キャラ 14 きざ 過剰にかっこよく演技する
キャラ 15 自分フォロー 自分で自分を励ます
キャラ 16 アピール 自分の魅力をアピールする
キャラ 17 便乗 厚かましく相手にねだる
キャラ 18 ロールプレイング 相手を設定に巻き込み演技させる
キャラ 19 つよがり 自信ありげに振る舞う
キャラ 20 ビジュアル化 体を使って滑稽な映像を再現する
キャラ 21 決まり動作 決まり動作を場面に当てはめる
前後 22 前置き 後に続くセリフの心の準備をさせる
前後 23 分裂 普通と逆の言い方で言う
前後 24 自分ツッコミ 行き過ぎた自分にツッコミを入れる
前後 25 切替 会話の矛先をいきなり変える
前後 26 キャラ変 態度を急変させる
前後 27 裏切り 相手に次の行動を読ませておいて逆を言う
前後 28 サプライズ 相手の期待をいい意味で裏切る
クリエイティブ 29 詭弁 屁理屈をつけて説得する
クリエイティブ 30 フェイクツッコミ 怒り口調で相手が傷つかないことを言う
クリエイティブ 31 パロディ 有名な歌やフレーズを会話の流れに当てはめる
クリエイティブ 32 ディテール化 話の細部を具体的にして転がす
クリエイティブ 33 ミスマッチ 話の文脈と違うものを組み合わせる
クリエイティブ 34 天丼 一度受けた言葉を再度登場させる
クリエイティブ 35 レッテル展開 相手の行動を一つのレッテルで解釈する
クリエイティブ 36 擬人化 動物や物の目線でコメントする
クリエイティブ 37 パス 他人にある行動を促し笑いを取らせる
クリエイティブ 38 決まり文句 決まり文句を場面に当てはめる
クリエイティブ 39 韻を踏む 述語を揃えて対比させる
クリエイティブ 40 ボキャブラリー 面白さが増す語彙を会話にまぶす

 

定義だけだと、何がなんだか分からないところもあるかと思います

 

実際に中身を読んでみると、ビフォーアフターなどで対話のサンプルがたくさん示されていて具体的によくわかります。

 

アマゾンレビューなどを見てみると

 

対話が寒いとか、

自分が面白いと思ってる奴の典型的な寒い対話とか

 

なかなか手厳しい意見が出ています。

 

これはある意味ではその通り

これをそのまま真似しようとしたら、ほんとに寒いやつだと思います

 

いかに自分の血肉にまで落とし込むかというところが大切ですね。

私は、相当内容が充実した濃い本だと思ってます

 

ウケる技術の使い方と練習方法

ウケる技術を実践として使ってみようと言うふうに思う方がほとんどだと思います

 

じゃあ実際ナンパできるのかと言うときっとできるのは1000人に1人くらいのものでしょう

 

実際にやってみた人いないかなと思ってちょっと探してみたら。
キャバ嬢をストリートナンパしてみたというとんでもないブログがあったのでご紹介します。

 

どうしても「ウケる技術」の内容を少しでも試してみたかったので声をかけてみた。笑

最初の声かけの内容を一部掲載してみる。

僕「ちょっと聞いても良いですか?」

キャバ嬢 前を向いたまま無視。

僕「何食べたらそんなに肌キレイになるんですか?」

キャバ嬢 爆笑

僕 「いや、肌めっちゃキレイでCGかと思いましたよ。w

ファイナルファンタジーのキャラクターより綺麗です。w

ほんと。」

キャバ嬢「いやいやいやいやw」ひたすらツボに入っている。

僕「めっちゃ笑ってますね〜。w

これ、なんかもうすぐ親友になれそうな感じですよね。w」

相手を惹きつけ続ける為の考察さんより

 

 

いやー、すげえ。

ファイナルファンタジーのCGより肌きれい、ってすごい。

そりゃ笑うよ

高等遊民
赤の他人ですが尊敬してしまいますね……

 

Twitterやブログで文章を書くときにウケる技術を練習してみよう

私がおすすめするのは実際の会話で試すよりもツイッターやブログでやってみることをおすすめします

 

 

高等遊民
私はツイッターやブログで面白い奴だと思われることの方が、リアルで面白い奴だと思われることよりも100倍以上得だと思ってます

 

このウケる技術の一つ一つの技術を見ながら、ツイッターで適当に会話サンプルを作ってみるというのはどうでしょうか?

 

面白かったらそれなりにいいねがつくでしょう

 

しかも40個全部作ったら、「オレ流ウケる技術」が完成します

それだけで、すごいコンテンツになります

 

 

高等遊民流のウケる技術の使い方=自己反省の練習本

高等遊民はこのウケる技術の本をもっと別の用途に使います。

 

それは忘れたい自分の黒歴史の過去と向き合うということ

 

何十年も前の恥ずかしい失敗が突然時々ふっと思い出して、いたたまれなくなったことはありませんか?

 

ウケる技術はビフォーアフターの会話のサンプルがたくさんあります。

ビフォーでは会社や飲み会や異性との会話のやりとりでうまくいかなかった例をたくさん示しています

そしてアフターでうまくいった例を示しています。

 

このビフォーで示されるダイアログを読んでいるときに、「自分の過去の恥ずかしい体験」を思い出すんですよね

 

ウケる技術のすごいところは、このような死にたくなるほど恥ずかしい失敗体験をまざまざと思い出させてくれるところです

 

人間は過去の失敗と向き合って反省することで初めて成長できます

 

過去の恥ずかしい失敗と向き合うことは容易ではありません

 

高等遊民
これ多分誰も言ってないと思うんですけど、高等遊民が思うに、ウケる技術は自己反省のための本です

 

ウケる技術は、だめな自分と向き合うことを、スパルタ式に手伝ってくれる本です

 

この本読んでいると多分5回くらいはこうなります

高等遊民
「うわ~~~~、畜生……あの時のオレ、死ね!」
「ああ、、、お前には……生きてる価値がない……!」
「消えろ、消えろ、オレはマクベスか!!」

 

って気分になります

 

人間はこのように反省を通じて賢くなっていって、よりましな人生や生き方を選択できるようになれるのです

 

自らの心を鍛えたいあなたは、ぜひご一読をおすすめします↓

ウケる技術 (新潮文庫) 文庫 – 2007/3/1 水野 敬也 (著), 小林 昌平 (著), 山本 周嗣 (著)

高等遊民のnoteの紹介

 

noteにて、哲学の勉強法を公開しています。

 

現在は1つのノートと1つのマガジン。

 

1.【高等遊民の哲学入門】哲学初心者が挫折なしに大学2年分の知識を身につける5つの手順

2. 【マガジン】プラトン『国家』の要約(全10冊)

 

1は「哲学に興味があって勉強したい。でも、どこから手を付ければいいのかな……」という方のために書きました。

5つの手順は「絶対挫折しようがない入門書」から始めて、書かれている作業をこなしていくだけ。

3か月ほどで誰でも哲学科2年生レベル(ゼミの購読で困らないレベル)の知識が身につきます。

3か月というのは、非常に長く見積もった目安です。1日1時間ほど時間が取れれば、1ヶ月くらいで十分にすべてのステップを終えることができるでしょう。

ちなみに15000文字ほどですが、ほとんどスマホの音声入力で書きました。

かなり難しい哲学の内容でも、音声入力で話して書けます。

音声入力を使いこなしたい方の参考にもなると思います。

 

2はプラトンの主著『国家』の要約です。
原型は10年前に作成した私の個人的なノートですが、今読んでも十分に役に立ちます。
岩波文庫で900ページ近くの浩瀚な『国家』の議論を、10分の1の分量でしっかり追うことができます

\無料試し読み部分たっぷり/

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