お先に。
タイトルから分かるようにこのページでは「金玉・玉袋」などを連呼しております。
そうテーマは主に「タヌキの金玉」です。
ぽんぽこではかなり印象的に描かれていますし、それが謎でもあるので徹底調査をし、まとめてみました。
テレビ放送についてや実際のたぬきは？ などなど深掘りしておりますので是非ともご覧ください！
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平成狸合戦ぽんぽこは金玉のせいで放送されない？現実にたぬきは玉袋で飛ぶの？
「平成狸合戦ぽんぽこ」はテレビ放送されない？理由は金玉？
ジブリ作品と言えば年に数回は必ず金曜ロードショーで放送されますよね～。
トトロや魔女の宅急便なんて一体今まで何度観たことか。
それに比べて「平成狸合戦ぽんぽこ」。
テレビ放送ってされてましたっけ？
観た記憶はあるもののトトロや魔女宅に比べると圧倒的に少なく印象も薄い気が…
これは単純にテレビ放送されてないとか？
いや、観た気がするんだよな～。
もしかして劇中に何度となく登場する「タヌキの金玉ちゃん」が放送に関係している…？
そんな疑問を徹底追及します！
「平成狸合戦ぽんぽこ」もちゃんと金曜ロードショーで放送されている！
テレビ放送をされた回数は過去8回！
2019年4月5日の放送で9回となりいずれも金曜ロードショーで放送されています。
ペースとしては大体2.3年に一度の割合。
ですがトトロや魔女宅より観る機会が少ない気がしません？
恐らくこの空白期間、ぽんぽこがTV放送されなかったこともあり「放送されていない」と感じる人が多かったのではないでしょうか？
放送されなかった期間の理由は金玉問題？
劇中でもかなり目立った演出の多い「金玉さん」。
あれだけデカデカとピックアップされていては放送倫理的にNG出ちゃった時期があったのではと勘繰りたくもなりますよね。
しかしそれは「金玉さん」に限った話でもなく
- 盛りのついたタヌキたちの様子が性的で教育に悪い！
- タヌキの死ぬ描写が良くない！
などなど。
いつの時代にも過敏に反応する方々っているんですよね。
ましてや個人的に選択して観に行く映画館とは違い、ゴールデンのテレビ放送ともなればより目にする人たちも増え批判も増えます。
金曜ロードショーでアクションが放送されれば「急な音や演出にビックリするから先に教えておいて欲しい！」だなんて…
映画の楽しみ方ゼロじゃん。。
そんな視聴者やクレームの問題で空白の放送期間？とも考えたのですが、
安定した視聴率も取れていましたし、放送倫理に反するほどの過激な描写では全くないし。(むしろもっと危うい作品は山ほどある。)
クレーム数より圧倒的に楽しみにしている人が多い作品なので「金玉さん」が理由とは到底考えづらいわけです。
放送されなかった理由はもっと大人の事情？
それがみんな大好きハンバーガーの会社「マクドナルド」
2008年に残業代未払い問題がメディアに大きく取り上げられました。
劇中ではタヌキたちが大好きな人間のご飯として登場するんですよね。
語りではきっちり「交渉にはマクドナルドのハンバーガーが有効に働き…」と社名までバッチリ。
ともなれば大人の事情で自粛しなければなりませんよね。
マックが問題視されてるのに劇中に登場するとなるとこれまたイメージ低下やクレームも入りかねませんし。
現実にたぬきは玉袋で飛ぶの？
アホみたいなテーマであることは重々承知です。笑
しかし単純に劇中の演出に疑問が湧きます。
- なぜ「玉」が伸びるの？
- そして攻撃するほどの威力あるの？
- 劇中で歌われる「たんたんたぬきの金玉は～」って曲も一体何？
- なんでタヌキ＝金玉になっちゃってるの！
私も歌知ってますけど、あれなんでしょうね？
居酒屋とか飲食店の前でたまに見かけるタヌキの置物もそういえば金玉大きめだったし。
「タヌキと金玉」について調べ上げます！
「平成狸合戦ぽんぽこ」はモデルになった伝説がある！
劇中では「開発を中止させたいタヌキvs開発を進める人間」の戦いが描かれています。
モデルの伝説は「タヌキvs人間」ではないものの
「タヌキvsタヌキ」の大合戦が繰り広げられるお話。
その名も「阿波狸合戦」！
まずは四国から来る三長老の古狸たち。
- 太三朗禿狸(たさぶろうはげだぬき)
- 隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)
- 六代目金長(ろくだいめきんちょう)
いずれも実際に四国に伝わる伝説や化け狸なんです。
正しい表記と出身地は以下↓
- 太三郎狸←禿という文字はない。香川県高松市屋島に伝わる化け狸。
- 隠神刑部←これは変わらず。愛媛県松山に伝わる化け狸。
- 金長←ぽんぽこでは六代目。徳島に伝わる阿波狸合戦に登場する主役狸。
ちなみに「阿波狸合戦」のストーリーは前述したようにぽんぽことは違います。
ざっくり言うと内容は
- 人間に助けられたタヌキが人間に憑き恩返しをする。
- その狸の名が金長。
- その後金長はタヌキとしての位を持つため六右衛門というタヌキのもと修行。
- 位を貰える寸前まで行くが六右衛門が手放したくなくて留めようとする。
- それを金長が拒否。
- いずれ金長が敵になると考えた六右衛門が夜襲を加える。
- 金長の友人が死に仇討の為に同志を募って六右衛門と大合戦。
- 金長は勝ったが傷を負っていたため間もなく死亡。
- 位を貰う前に亡くなった金長を哀れんだ人間が京都まで出向き位を授かってきた。
どことなく劇中の六代目金長に似ています。
金玉を使って戦う姿は歌川 国芳(うたがわ くによし)の浮世絵から
歌川 国芳(うたがわ くによし)とは江戸時代末期の浮世絵師です。
実は劇中でこの歌川国芳の作品が登場しているんです。
タヌキたちが人間に化けて図書館で調べものをするシーン。
さっきポンポコにでてきたタヌキの絵の実物をSOGO横浜の歌川国芳展でみれるゾ！しかも、今週日曜までだゾ！https://t.co/U3pySvG7y5 pic.twitter.com/nU2mZAHcEB
— 日本タヌキクラブ (@tanukiclub_jpn) 2015年8月28日
この絵、覚えているでしょうか？
キツネにも見えちゃいますがこれはタヌキ。
そしてタヌキから大きく垂れさがって人間を覆っているのが玉袋ってことですね。
劇中の機動隊との戦闘シーンと同様に飛び、玉袋で人間を襲撃しています。
この他にも歌川国芳作品には玉袋を広げ魚漁をしたり、雨除けのため体を覆ったりなど「タヌキと大きく広がる玉袋」が描かれた作品が複数あります。
ちなみに三長老タヌキと化けれるタヌキが協力して行った百鬼夜行のシーンにも歌川国芳の作品に非常に似た箇所がありました。
こんな大きいガイコツが空を飛んだりしてましたよね。
狸の睾丸八畳敷(たぬきのきんたまはちじょうじき)の意味と由来
そもそも「狸の睾丸八畳時敷」って言葉聞いたことありますかね？
その名の通り、タヌキの陰嚢が非常に大きい。または大きく広がる意味で、よく「大きく広がった物の例え」として利用されたりします。
まぁ若い子やレディが使うことはないでしょう。
そうは言ってもタヌキって言うほど金玉大きかったですっけ？
あまり見る機会が少ないので印象ないですよね。
さっそく検索してみるもどれも可愛らしい顔立ちとフワフワな毛に包まれた体のタヌキ画像ばかりで金玉見えません。
こんな顔と体のやつもいないしこんな立派なやつぶら下げてません。
Wikipediaで調べたところ↑のようなタヌキの風貌になったのは江戸時代だそう。
ということは大玉タヌキイメージは江戸時代から！
江戸時代からのイメージは金細工が関係してる？
なぜ江戸時代から「タヌキ＝金玉がデカい！広がる！」のイメージになったのかは諸説あるようですが、金細工が大きく関係しているのではとも言われています。
金を包む、もしくは下に敷いて叩くととても薄く金を広げることができると同時にタヌキの睾丸も薄くでろんと広がって大きくなる。
そんな様子からタヌキの大きな睾丸イメージがついたのでは説があるようです。
しかしはっきりした真相は不明。
あくまで説の一部とされています。
これは昭和12年の歌謡曲「タバコ屋の娘」の替え歌。
「タバコ屋の娘」はメロディーの一部を賛美歌「まもなくかなたの」から流用しているので「たんたんたぬきの歌」のルーツは賛美歌とも言えますね。
まとめ：平成狸合戦ぽんぽこは放送されているし金玉のせいではなかった！たぬきの玉のルーツは江戸時代にあり！
平成狸合戦ぽんぽこのテレビ放送についての疑問、タヌキの金玉について調査＆まとめました！
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」はテレビ放送されない？理由は金玉？
- 現実にたぬきは玉袋で飛ぶの？
結果的にテレビで放送されていますし、放送されなかった期間は大人の事情。
そしてぽんぽこは伝説の「阿波狸合戦」の名前と狸の戦闘をもとに浮世絵などからヒントを得て作られた作品だったんですね。
タヌキの大きい金玉の謎も解けてスッキリです！
以上「平成狸合戦ぽんぽこは金玉のせいで放送されない？現実にたぬきは玉袋で飛ぶの？」でした！
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