アリストテレス魂論の栄養摂取能力の議論は面白すぎるのでは

アリストテレス

栄養についての勉強するとアリストテレスも面白く読めるかもしれません。

例えばアリストテレスは『魂について』という作品と言うか講義を書いています。
そこで魂(生命)の第一の働きは栄養摂取能力であると定義しています。

植物・動物・人間という風に生命体を分ける
第一のこの栄養摂取能力は全ての生命体にとって共通の働きであるとしています。

めっちゃ頭いいなアリストテレス

デアニマにおける魂の定義とは?

ここで言う魂とは生命体を働かせる機能のことを指しています

アリストテレスは あらゆる物を「働いてるオンの状態」と「オフの状態」で説明しようとしています

例えば光というのは透明なものが働いている状態のことを言います
そして闇とは透明なものが働いていない状態のことを言います

なので生命体がまさに生命として働いている状態(生きてる)それを左右する 鍵となるものを仮に魂と呼んでいます。

魂の徳(アレテー)とは何か?

ちなみに日本語で徳という言葉は、 ギリシャ時代にもありました
元々は儒学か何かの言葉だったと思いますがギリシア哲学が入ってきてから同じ言葉をギリシャ語のアレテーにも翻訳しました。

アレテーというのは そのものがよく働くことです
何か人格的に優れているということではなく「機能として優れている」のがアレテーです

例えばハサミのアレテーはよく切れること
馬のアレテーよく走ることです

なので、魂のアレテーとは「栄養摂取能力が高いこと」です。

栄養の必要量は個体差がある

つまり、特に食事制限をしていなくても十分に健康体を保って病気にならずに長生きできるという方は魂の機能が優れているのです。
これを仮に「栄養強者」と名付けます。

反対に栄養強者と 同じ食事では 何かしらの病気になってしまったり体調不良になってしまう方もいます。これは仮に「栄養弱者」と名付けられるでしょう。

これらは魂における個体差です。

じゃあ栄養弱者はどうすればいいかと言うと 食事制限であったりサプリメントによる栄養補給 をすれば良いということになります

栄養摂取能力は生命体の最も根源的な働きですからここを疎かに すべきではないでしょう

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まとめ:栄養摂取こそが生命の基盤!

栄養摂取能力は植物・動物・人間共通の魂の働きです
動物には動物独自の、人間に人間独自の魂の働きがあります。

それが

  • 趣味に生きることであったり
  • 歴史参加であったり
  • 学問を修めたりすることであるわけです

そのような人間としての活動を最大限実践するためには?

それが、各人にとって必要な量の栄養を補給すること。

これが人間の条件であると言えます。

要するに何が言いたいかというと、

「人は、栄養を必要なだけ摂るべきである。それが人間らしさの条件」
「栄養の必要量は、各人で異なる。身体が不調なら、それは栄養が足りないかもしれない(自覚がないだけで)」

  • ビタミンCが10㎎(りんご1個)で良い人もいれば、
  • 5g摂らないと調子が悪くて仕方ない(=5g摂るようにしたら今までの不調が嘘みたいに良くなった)

という人もいます。

「栄養を摂取することの大事さ」

アリストテレスからは、これを学び取れると思います。

アリストテレスのおすすめ翻訳はこちらから。

アリストテレス著作と入門書まとめ~政治学から形而上学まで

2017.01.15


アリストテレス

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