【西洋文学を読む意味とは?】日本近代化の歴史が分かる3冊

日本の近代化、外国文化の受け入れを考えることは、

「なぜか日本で西洋の文物を扱う」

 

という根本的な疑問を考えるうえで、有益だと思う。

 

初めて読んだ思想書は新渡戸稲造の『武士道』だった。

 

非常に興味深い本を3つ。
これらの本は、研究の成果をわたしたちに教えてくれるだけではない。

 

わたしたち自身のあり方・生き方を反省させ、

自分はどう生きるのかを考えさせてくれる。

 
どれも思想の本。
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丸山真男『日本の思想』(ふるい本)

日本の伝統思想(神道)には基軸がなく、
外来思想である仏教・儒教・西洋哲学を無防備に受け入れた。
その結果、思想の雑居状態になった。
 

古賀勝次郎『東西思想の比較』(すこしふるい本)

丸山真男の指摘は正しい。
しかし逆に問えば、
「なぜ日本の思想は、基軸もないのに発展し、近代化に成功したのか?」

 

という疑問に答える。

 

納富信留『プラトン 理想国の現在』(あたらしい本)

プラトンの主著『ポリテイア』は戦前、
『理想国』という表題のもと、
学者のみならず、広く一般人にも知れ渡っていた。
 
プラトンの『理想国』はいかに読まれたか?
また同時に、戦前の国家主義のイデオロギーとどう関わったのか?
 

高等遊民のnoteの紹介

 

noteにて、哲学の勉強法を公開しています。

 

現在は1つのノートと1つのマガジン。

 

1.【高等遊民の哲学入門】哲学初心者が挫折なしに大学2年分の知識を身につける5つの手順

2. 【マガジン】プラトン『国家』の要約(全10冊)

 

1は「哲学に興味があって勉強したい。でも、どこから手を付ければいいのかな……」という方のために書きました。

5つの手順は「絶対挫折しようがない入門書」から始めて、書かれている作業をこなしていくだけ。

3か月ほどで誰でも哲学科2年生レベル(ゼミの購読で困らないレベル)の知識が身につきます。

3か月というのは、非常に長く見積もった目安です。1日1時間ほど時間が取れれば、1ヶ月くらいで十分にすべてのステップを終えることができるでしょう。

ちなみに15000文字ほどですが、ほとんどスマホの音声入力で書きました。

かなり難しい哲学の内容でも、音声入力で話して書けます。

音声入力を使いこなしたい方の参考にもなると思います。

 

2はプラトンの主著『国家』の要約です。
原型は10年前に作成した私の個人的なノートですが、今読んでも十分に役に立ちます。
岩波文庫で900ページ近くの浩瀚な『国家』の議論を、10分の1の分量でしっかり追うことができます

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