細田守作品でクジラが出てくるシーンの全まとめ!意味と場面の解説付き




細田守の作品に必ずくじらが出てくるのはなぜだろう?

こんな疑問が思いました。

細田守の特徴といえば入道雲だということは以前、ちらっと書いたのですが、くじらも必ず出ているということを知りました。

ほー。

なので、実際に確認&検証してみました。

「未来のミライ」でも必ず出てくるはずです!

 

【全作品】細田守でクジラはどこに出てくる?

 

時をかける少女でのクジラは

「時かけ」だと初のタイムリープで登場します。

真琴が学校、理科準備室で床に落ちているタイムリープの実を見つけます。

そこで足を滑らせて転んでしまい、その弾みでタイムリープの実を割ってしまう。

その時に、生命の歴史のような映像がフラッシュバックされますよね。

その最初にクジラらしき存在がいます。

この予告編の0分30秒あたりをご覧ください。

真琴のタイムリープで登場します。

水球のような鯨のモチーフですね。

このシーン大好きです。音楽も大好きです。

ちなみに、このタイムリープのシーンの音楽の曲名はバッハ「ゴルトベルグ変奏曲 第1変奏」です。

 

 

 

 

 

 

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サマーウォーズでのクジラはOZの守り主

「サマーウオーズ」ではOZの守り主としてクジラが登場します。

名前は「ジョンとヨーコ」

この守り神だけは、敵役であるラブマシーンに吸収されずに、ラストシーンでナツキを助けてくれたのです。

サマーウォーズ小説(ノベライズ)版を引用してみます。

空を照らした花火のかけらが、うねりを打ってステージに降り注いだ。驚くナツキの周囲を飛び回り、収束し、光の奔流となって彼女の羽織と袴をばたつかせる。
ナツキの黒髪が伸び、波打った。和太鼓を叩く効果音とともに、彼女が来た羽織に絢爛な刺繍が胸、袖、腰に刻まれていく。横笛の音色が鳴り響き、絢爛な刺繍が施された帯が腰に巻きつく。かき鳴らす琵琶の音に乗って、ナツキの唇に紅、目元に目張りが塗られる。さらに背中には鳳凰の羽が生え、躍動的に羽ばたいて周囲を包む光を分散させる。
「な、なんなの、これ・・・!?」
自らの身に起きた変化に戸惑うナツキ。背後からサクマが叫ぶ。
「ジョンとヨーコは、レアアイテムを授けたんだ……!」
頭上を仰ぐと、花火を打ち上げて泳ぐOZの守り主2頭が、大きなフキダシを出していた。”YOU GOT RARE ITEM!”と言う文字とともに、レアアイテムの入手条件と効果を表示していた。
「入手条件は……1億アカウント以上の委託を受けること!?効果は、幸運値の上昇……ってそんな馬鹿馬鹿しい条件のアイテムがあるなんて知らなかったな……」

おおかみこどもの雨と雪でのクジラは

おおかみこどもの雨と雪でも、クジラが出ているでしょうか?

私、必死に探しました。

ラスト近く、草太と雪が、嵐の日に、学校で2人きりになりますよね。

雪が土砂降りの校庭を見て「海みたい」というのです。

たしかに、学校の校庭が海のように波打ちだっているような描写があります。

そこで絶対にくじら、出ると思ったんです。

なのに出ない!

おかしい!

じゃあどこだ!?

 

探しまくって調べまくった結果は、意外すぎました。

え?

工藤直子作、長新太絵『ともだちは海のにおい』

これがくじらの表紙なんです。

しかもアニメ作品では背表紙だけ。。

どう考えても、これしかないです。

もしこれをご覧のあなたが「このシーンにくじら出てるよ!」と見つけたら、ぜひコメント欄で教えてくださいませ!

 

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バケモノの子でのクジラは一郎彦の闇

バケモノの子では、鯨がメインテーマでしたね。

主人公、九太のライバルである一郎彦が、鯨に変身して渋谷新宿を暴れまわります。

なぜ一郎彦は、クジラを見たこともないのにくじらになったのか?

それは、楓(広瀬すず)が落とした小説メルヴィル『白鯨』を見つけたから。

一郎彦は「クジラ?」とつぶやきます。

小説版ですと説明があるのですが、バケモノは字を読めません。

九太も読めませんでしたよね。

ただし、一郎彦のような身分の高い一部の人は読めると説明されています。

そもそもメルビルの白鯨に興味を持ったのは九太です。図書館でたまたま見つけたのが『白鯨』。

そこで、楓が現れて、「クジラは自分を映す鏡で~」と説明するのです。

 

 

楓「主人公は自分の片足を奪った憎い鯨に復讐しようとしている。でも実は主人公は自分自身と戦っているんじゃないかな。」

九太「自分自身と?」

楓「つまり、クジラは自分を映す鏡で・・・。」

九太「鏡?」

 

 

というやりとりがあります。

そして一郎彦。なぜいのししに変身しなかったのか?

これが伏線になっているんですね。

 

鯨は、一郎彦の闇を映す鏡。なので、猪ではなく鯨に変身したのです。

でも画像を見ればわかるように、クジラの口元から牙が飛び出ています。

 

これが、一郎彦の心の中なのです。

つまり、自分をうつす鏡としてクジラの形をとりながら、心の奥底にあるイノシシ(父・弟)への憧れ。

これがあらわれて、牙の生えたクジラという怪物になったのです。

 

以下は、知恵袋でのご回答。

非常に参考になります。

映画のパンフレットのプロダクションノートの記事を読み解けば大体の答えが出るのですが

九太(蓮)は闇に囚われた一郎彦と戦うとしか最初は作画指示がなかったそうで

作画が出来上がっていくうちに元々脚本としては存在していた九太(蓮)が

興味を持つ『白鯨』をベースにする事にしたのが劇中一郎彦が大きな鯨の幻影になった理由なのだそうです。

確かに鯨であれば存在感と圧倒的な力を見せつけるには持って来いな素材ですし

本来なら渋谷の道路を鯨が堂々と泳ぐ感じで表現されるはずでしたが

それでは『闇の恐怖』が表現されないと言う事で海中を泳ぐ表現(道路の中に潜っている)に変えたそうです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13148323548

 

未来のミライでのクジラは顔についたおっとっと

2018年最新作「未来のミライ」でも、当然クジラが出てくると予想されますね。

出てこない方がおかしいです。

 

2018年7月追記

出てきました。

まさかの「おっとっと」(笑)

 

くんちゃんという小さい男の子が主人公です

このセーラー服の女子中学生は、くんちゃんの妹であるミライちゃん

 

ミライちゃんは、未来からやってくるんですね

くんちゃんのいる世界で、ミライちゃんは、3か月になったばかり赤ちゃん

 

ミライちゃんが未来から現れる直前、くんちゃんは暇で、寝ている赤ちゃんのミライちゃんにいたずらするんです

 

それが、顔じゅうにおっとっとを置くといういたずら。

鼻の下と口の間のところに、くじらの形のおっとっとを置くのです

 

それで、女子中学生のミライちゃんが現れたとき、このくじらのおっとっとを付けて、怒ったような表情で登場するのです

 

くじらというシンボルの意味

「クジラ」を夢辞典なんかで引くと、『勇気』とか『大きな試練』とか『乗り越えなければならないもの』というような意味で出てきます。 実際「クジラ」は地球上で最も大きな生き物ですし、大海原を回遊する姿は、地球そのものを”住処”とするような、とても”大きな存在”です。

その”大きな存在”を象徴するシンボルとして『クジラ』なのだとしたら、”敬意”だったり”憧れ”だったりという、細田監督なりのメッセージがそこにあるのかもしれません。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12148245202

 

まとめ 細田守の新作のクジラも要チェック!

細田守作品のクジラ登場シーンまとめ!

ポイント

  1. 時をかける少女:タイムリープの場面
  2. サマーウォーズ:OZの守り神ジョンとヨーコ
  3. おおかみこどもの雨と雪:雨の本棚にある『ともだちは海のにおい』
  4. バケモノの子:一郎彦の心の闇を映し出した鏡
  5. 未来のミライ:未公開

 

アニメや映画や漫画のシーンで意味のない描写なんか1つもないと言われます。

細田守監督の作品は、特にすごい作りこみですよね。全部に意味があります。

 

クジラと同じく、入道雲も必ず出てきますので、あわせて読んでみてください↓

 

細田守の作品に入道雲のシーンが必ず出る理由はなぜ?

細田守の作品に入道雲のシーンが必ず出る理由はなぜ?時かけから未来のミライまで考察!

 

細田守監督最新作「未来のミライ」公開日は2018年7月20日金曜日です。

 

それに合わせて、Huluが期間限定の動画配信をします。

 

7月13日(金)より名作『サマーウォーズ』と『おおかみこどもの雨と雪』を9月30日(日)までの期間限定で配信します!

 

過去作品をもう一度ご覧になりたい方は、Huluに登録するとよいですよ。

 

その際、14日間は無料なので、公開月の7月あたりに登録して、ぜひ、細田作品を楽しんでください。

 

わたしは以前、そうしました。で、「時かけ」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」を観て、ほかにもいくつか見て、大変満足な夏を過ごしました。

 

ぜひ夏休みのお楽しみにどうぞ↓↓

 

Hulu無料体験登録のやり方を画像付きで解説!トライアルを試す方法は?



高等遊民の有料noteの紹介

 

noteにて、哲学の勉強法を公開しています。

 

現在は1つのノートと1つのマガジン。

 

1.【高等遊民の哲学入門】哲学初心者が挫折なしに大学2年分の知識を身につける5つの手順

2. 【マガジン】プラトン『国家』の要約(全10冊)

 

1については「哲学に興味があって勉強したい。でも、どこから手を付ければいいのかな……」という方のために書きました。

5つの手順は、「絶対挫折しようがない入門書」から始めて、書かれている作業をこなしていくだけ。

3か月ほどで誰でも哲学科2年生レベル(ゼミの購読で困らないレベル)の知識が身につきます。

3か月というのは、非常に長く見積もった目安です。1日1時間ほど時間が取れれば、1ヶ月くらいで十分にすべてのステップを終えることができるでしょう。

ちなみに15000文字ほどですが、ほとんどスマホの音声入力で書きました。

哲学という、かなり難しい内容でも、音声入力で話して書くことは可能です。

音声入力を使いこなしたい方の参考にもなると思います。

 

2は、プラトンの主著『国家』の要約です。原型は10年前に作成した私の個人的なノートですが、今読んでも十分に役に立ちます。岩波文庫で900ページ近くの浩瀚な『国家』の議論を、10分の1の分量でしっかり追うことができます

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