【修正版】大学生必見!哲学を学ぶべき3つの理由&おすすめ哲学書




哲学に興味のあるあなた。

なんとなく敷居が高そうで、なかなかはじめの一歩を踏み出せずにいませんか?

  • 大学の授業で、哲学入門があった
  • 哲学は難しそうだから自分には無理
  • 哲学的ゾンビで、哲学に興味を持った
  • 超訳ニーチェで、哲学に興味を持った

すばらしいと思います。

この記事では、そんなあなたに

  • 哲学ってそもそも何? どう学ぶ?
  • 哲学を学ぶべき3つの理由
  • おすすめ哲学書

この3つをご紹介します。

哲学とは何か? どう学ぶべきか?

哲学とは何か。

書いていて、恥ずかしくなるような質問です。
たいてい、こういうレポートはうまくいきません(笑)

  • 「文学とは何か?」
  • 「教育とは何か?」
  • 「映画とは何か?」

こういうものを定義しようとすると、たいてい自分中心の話になってしまいますね。

「哲学とは何か?」なんていうのも、まあ無理な質問です。

でも、「哲学をどう役に立てるか?」という話なら、少しはできそうです。

たとえば「世界観の点検」というツールに、哲学を使うことができます。

  • 「常識を疑う」
  • 「当たり前のようにある物事を、疑う」

具体的にどういうことかというと、いまあなたが手にしているスマホ。

  • 「このスマホは、本当は錯覚かもしれない」
  • 「なぜこのスマホが、目に見えて、手で触れるのか?」
  • 「スマホが存在するという根拠は?」

一見、ばかばかしい問いです。
でも「スマホがある」という根拠は何でしょう?
それは「感覚」です。

  • 目に見える
  • 手で触れる
  • 重さや熱を感じる
  • 音楽が聴ける

じゃあ、感覚って、どれだけ信用できるの?

  • 視力検査では、見間違いがあるよね。
  • お風呂の中だと、自分の手が小さく見えるよね。
  • 夢の中でスマホを持っていたら、そのスマホって物理的にはないよね。

こんな感じで、「あたりまえに前提していたものごとの確実性」が崩れていきます。

こうした哲学を「青春の哲学」とも言います。
「中二病の哲学」とも言います(笑)

「全部をひっくり返して、1から確実なものを見つけてやる。」

こんなロマンチックな心意気が感じられるからです。

「世界観の点検としての哲学」のたとえ話をしてみました。

どうでしょう?
ちょっと楽しく感じますか?

こういった哲学観は、藤子不二雄のある作品を読むと、ものすごくよく分かります。
まさに哲学入門にうってつけの、藤子・F・不二雄のSF短編です。

(関連記事)藤子F不二雄『気楽にやろうよ』に学ぶ世界観の点検としての哲学入門

哲学を学ぶべき3つの理由

お次は「哲学を学ぶとこんないいことがある」という話です。

「ハーバード大学哲学科が教える、哲学を学ぶ理由」
というものがあります。原文はこちら。

John Campbellという哲学者が「哲学を学んで得られる3つのメリット」を教えてくれています。

メリット1 哲学をすることで、考える力が得られる!

So the main reason to study philosophy is that you find intrinsic value in reflection and contemplation.

要するに、反省と熟考の力が得られる、といっています。

哲学書は難しい。正直言って、ムズイです。
だからこそ、真剣に取り組めば、考える力が得られること間違いなし。

メリット2 哲学のスキルは、ビジネスの現場で役立つ!

the skills you acquire studying philosophy are highly marketable

哲学を勉強することであなたが得られるスキルは、市場価値が高い、と言っています。

「哲学科なんかいったら、就職できなくて、貧困の道が決まっているとイメージしがちだろ?
 でも、そうじゃないんだよ」

こんなふうにギャグっぽく説明しています。

メリット3 どんな業界でも使えるスキルが身につく

In short, philosophy gives you skills that you can apply to any line of work.

要するに、哲学を学んで得られるスキルは、どんな職種・業種にも使えるんだ、と言っています。

(a line of work … 業種・職種)

  • 明晰に考え、表現する力
  • 誰も気が付いていない前提を見つける力
  • 複雑な概念や考えを、わかりやすく伝える力
  • 幅広い文脈でものごとを見る力
  • 権威・慣習に挑戦すること

こんなスキルが得られるから、どこ行っても、あなたはやっていける!
と言っています。

以上が「3つのメリット」ですね。

要するに「頭がよくなるよ」って言いたいんですね!
わたしはそれほど頭が良くなりませんでしたが(笑)

おすすめ哲学者や哲学書ってある?

ここからが目玉です。

では一概に哲学を学ぶといっても、具体的にどうすればいいのか?
とりあえず、「昔の哲学者の作品を読みなさい」という話になりますよね。

もちろん、解説付きで読むことをおすすめします。

  • いきなり読んで楽しい哲学書
  • いきなり読むと全く訳が分からない哲学書(地雷)

があります。いきなり挫折しないように、しっかりと道案内をさせて頂きます。

ちなみにHASIGOという学生連合ブログに、【大学生必見】哲学を学ぶべき理由という記事が掲載されていました。
ライターは早稲田大学の学生さんです。

彼のおすすめしている哲学書(6冊)を見ると「ちょっとキツイ」です。
もう少し歯に衣着せずにいうと「絶対に1冊も読んでないでしょ?」という印象です。
ちなみに↑がおすすめしているのは、この6冊。

  1. アリストテレス「論理学」(?)
  2. デカルト「方法序説」
  3. ハイデガー「存在と時間」
  4. フーコー「監獄の誕生」
  5. ロールズ「正義論」
  6. カント「純粋理性批判」

まずアリストテレスに「論理学」という著作はない……。
ほかも、デカルトをのぞいて、難しすぎる作品ばかりです。
まともに取り組めるのは、デカルト「方法序説」くらいです。

なので、6冊のうち、デカルト「方法序説」はOK。ぜひ読んでください。
岩波文庫で500円しません。哲学書の中では、きわめて薄い本です。

ということで、残りの5冊で、「代わりに読むべき5冊の哲学書」をご紹介します。

1 アリストテレスならちくま新書か「哲学のすすめ」

アリストテレスには「論理学」という著作はありません。
論理学的なことを扱った作品は、3つあります。

  • カテゴリー論
  • 分析論(前書と後書)
  • ソフィスト的論駁論

こんなの読まなくてもOKです。読めません(笑)

「倫理学」なら、ニコマコス倫理学が代表的です。
これは、ちょっと難しいですけど、「ある新書本」と一緒に読むと、すごくよく分かりますよ。

↓こちら↓の記事をクリックして詳細を確認!
アリストテレス著作と入門書まとめ~政治学から形而上学まで

アリストテレスが古代ギリシアの一般人向けに書いた作品もあります。

「哲学のすすめ」という作品です。
かなりぶっ飛んでいておもしろいですよ。

「哲学のすすめ」の紹介はこちら!

2 ハイデガー「存在と時間」なんか読むな! まずは新書と講義録から

いきなりハイデガー「存在と時間」を読む。
こんな芸当、木田元というハイデガー学者しかやりません。

ハイデガーに興味があるなら、新書から入りましょう。

古東哲明「ハイデガー 存在神秘の哲学」という新書が、とてもおもしろいです。

ハイデガーって、もともとアリストテレス研究者なんですよ。
ハイデガーのおもしろさやすごさの真髄は、その哲学史講義にあるんです。
その辺りは、さきほどご紹介した木田元さん木田元さんの「ハイデガー拾い読み」に詳しいですね。
この本も、非常におもしろいです。もう哲学のうまみが凝縮されていますよ。

それでおもしろそうであれば、そうですね。
「形而上学入門」というハイデガーの講義をおすすめします。
あるいは「ニーチェ」というこれまたハイデガーの講義。

講義録も十分難しい。でも、新書を読んだら、まずはハイデガーの講義録を読みましょう。
「存在と時間」は、それからでも十分です。

3 フーコー「監獄の誕生」がわかる解説書

「監獄の誕生」は、非常におもしろい本です。
というか、フーコーは、目の付け所が天才的なんです。

「そこに注目するの!? しかもすげえおもしろい!!」
センスが良すぎるんですね。

ただ、ちょっと難解。

おすすめの解説書をサクッと列挙しますと

  1. 重田園江「ミシェル・フーコー: 近代を裏から読む」 (ちくま新書)
  2. 中山元「フーコー入門」(ちくま新書)
  3. ヒューバート・ドレイファス「ミッシェル・フーコー、構造主義と解釈学を超えて」(筑摩書房)
  4. J・G・メルキオール「フーコー・全体像と批判」(河出書房新社)
  5. ジル・ドゥルーズ「フーコー」(河出文庫)
  6. 中山元「フーコー、生権力と統治性」(河出書房新社)

(下にいくほど難しい。)

重田園江さんの新書は、「監獄の誕生」を非常に詳しく説明しています。
「監獄の誕生」をはじめて読むなら、ぜひ手元に置いてください。

哲学書というのは、解説書と一緒に読むものなのです。

4 ロールズ「正義論」読む前にマイケル・サンデル先生を読めばいい

一部では「最も重要な哲学書」なんて扱いを受けているのがロールズ「正義論」
非常に分厚くて、読みにくいので、いきなり読む必要はありません。

それなら、マイケル・サンデル「これからの正義の話をしよう」がおすすめです。
サンデル先生の本は、数年前の哲学ブームの火付け役になりました。

正義というテーマに興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

ただし、欠点もあります。
サンデル先生やロールズの正義論は「正義はよいものだ」という前提があること。

  • 「正義はいいことだ」
  • 「正義はすばらしい」
  • 「じゃあ社会で正義を最も実現できる方法はなんだろう?」

こんな姿勢です。
だが、ちょっと待ってほしい。

  • 「正義なんか損だ」
  • 「不正がバレなければ、正義なんかくそくらえだ」
  • 「正義なんて、しょせんは弱虫どものルールだ」

こうやって、「正義はよいことだ」という考えを疑った哲学者もいます。
それは、プラトンとニーチェ。

ロールズやサンデルの正義論は、もう本当に、分かりやすくプラトンとニーチェを無視しています。

プラトンの正義論については、とんでもなく詳しく語りました。
ロールズやサンデルの100倍おもしろいです(笑)

↓↓今すぐプラトンの正義論について知る!

(関連記事)「バレない不正こそ最善である!」プラトン『国家』の正義論がヤバすぎる

5 カント「純粋理性批判」なんか1ページ目でやめろ!

最後は、カント。
「純粋理性批判」を哲学入門にすすめるなんて、鬼です。

  • ギター入門にいきなりトレモロ奏法。
  • 水泳入門にいきなりバタフライ
  • 料理初心者にいきなり懐石料理

これくらい、無茶です。

なので、もしあなたが、カントに興味があれば、これまた新書から入門しましょう。
この石川文康「カント入門」(ちくま新書)は、哲学入門書でも最高傑作の部類です。

ちくま新書の入門シリーズ。

この2つは、群を抜いて素晴らしいです。
「はじめての哲学書」にぴったりですよ。

その他には少し難しくなりますが、こんな解説書がおすすめです。

あと、本格的に著作を読む際の、心強い味方になるのは、これ。
「カント事典」(弘文堂)
1つ1つの術語や、キーワードを本当に、ていねいに書いています。よく分かります。

丁寧と言えば、光文社古典新訳文庫の翻訳にある解説も、すばらしい。

中山元訳「純粋理性批判」全7巻

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カントの作品を読むなら純粋理性批判よりも先に「永遠平和のために」を読んでみましょう。
これはおもしろいですよ。(これも驚愕の0円!)

「正義や戦争の問題」に触れているので、現代にも十分に当てはめられます。
これも光文社古典新訳文庫の翻訳がおすすめです。

kindleは神ツールですね。

まとめ 哲学書を読みこなそう

「哲学書を自分で読んでみたい」あなたへ、

「哲学を学ぶべき3つの理由」と「おすすめの哲学書」を紹介しました。

まとめると、次の通りです。

哲学を学ぶべき3つの理由

  1. 哲学をすることで、考える力が得られる!
  2. どんな業界でも使えるスキルが身につく!
  3. 哲学のスキルは、ビジネスの現場で役立つ!

おすすめの哲学書は、ちょっと色々挙げすぎましたね。
ポイントは、こちらです。

  • 哲学書はいきなり原典を読まず、解説書をひもとくと読める
  • 「ちくま新書」の哲学入門書は当たりがおおい
  • 光文社古典新訳文庫の翻訳は、解説が充実していて買い

最後に、哲学書は、ノートをとりながら読むことをお勧めします。

いま最強のノートツールは、電子書籍です。

kindleなどで、ハイライト(マーカー線)をバンバン引きましょう。
読み終わったときに、ハイライトを見返せば、要約が完成しています。

「紙の本じゃないと読めない」

私もずっとそう思ってましたけど、正直、食わず嫌いでした。
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